回答 2
有り難し 10自分を大切にするとはどういうことで、何をしたら、どう思えば自分を大切にできるのでしょうか？
大学の仏教関連の授業で「自分を大切にしましょう」と言っていました。
そうすれば周りの人も大切にできるようになる、一人一人がまずは自分を大切にして、愛しましょうと言っていました。
それを聞いてからもう一年くらいたったのですが、自分を大切にできていないと思うのです。
欠点ばかり見つめてしまって、自分に対して「嫌だな、この人」といった具合に愛せていません。
誰よりも自分を大切にできるのは自分だから、無条件に自分を愛しても良いのかもしれないとも考えたことがあります。
ですが、愛することがどういうことなのかもよくわかりません。本当に自分は愛する価値があるのかということも疑ってしまいます。
また、すべての人がかけがえのない存在だという話もありますが、そうとも思えないのです。
人を傷つけたり、物を壊したり、そういった悪事が度を過ぎた人が本当にかけがえのない存在なのか疑問に思います。
度を過ぎた悪事をする人も自分を愛して良いのでしょうか？
もし自分を愛せなくても、仏さまは仏の世界の愛を持ってくれますか？
長くなってしまいましたが、自分を大切にするってどういうことなのか、どうしたらよいのか、欠点のある自分を愛してよいのか、教えていただきたいです。
最後に補足ですが、今回なぜ「自分を大切にすること」について相談したのかというと、今年の春からずっと孤独感があるからです。
この孤独感を解消するにはただ人と関わるだけではなく、自分を大切にしなければ解消できないのではないかと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。ご回答よろしくお願いします。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ご質問ありがとうございます。
自分を大切にするといっても人によっていろいろな考え方があると思います。
私としては適度にちゃんと食べて、少なくとも6時間は寝て、ウォーキングでもジムでもなんでも適度に運動して、何か趣味を楽しむことが大切だと思います。
また、他人とのコミュニケーションで自分の意見をちゃんと人に伝えたり、他人の意見をちゃんと聞いて自分の視野や知識を広げたりすることも大切だと思います。
自分のやりたいことをやるというのも大切ですね。
このように自分の心身の健康を維持して、知識や視野を成長させること、よい人間関係を築くことで自分を大切にできるのだと思います。
また、お釈迦様は言いました。「自分が大切なら周りの人を大切にしなさい。」
周りの人に優しく接することも大切だと思いますよ。もちろん悪い人からは無理に接せずに離れてくださいね。
あとは、過去に自分が犯した過ちを許してあげることですね。その時はその選択しかなかったんだから仕方ないよ。その時はそれが精一杯だったんだよと許してあげてくださいね。
拝読させて頂きました。
あなたが自分のことを大切にするとはどういうことなのかと疑問に思っていることを読ませて頂きました。あなたがそのように思うお気持ちもわかる様に感じます。お気持ち心よりお察しします。
自分のことを大切にするってわかるようでわからない気もしますよね。かえって一番難しいことかもしれませんよね。あなたが疑問に思うのも当然かもしれませんよね。改めて考えてみるととても難しいことなのかもしれませんよね。
とはいえそういう風に自分のことを見つめなおしてみて自分のことを考えてみることって自分を大切にすることの始まりかと思いますよ。
今の自分自身のこと、過去の自分自身のこと、そしてこれからの自分自身のことをじっくりと見つめていきながら自分はどう生きていきたいのかをしっかりと素直に考えてじっくりと検討して自ら判断していくことはとても大事なことだと思います。そして今そしてこれからの大事なひと時ひと時を落ち着いて惑わされることなくしっかりと生きていこうとすることって自分を大切にしていくことかと思います。
あなたはどうでしょうか？どんなふうに考えますか？じっくりとあなたなりにお考えなさって下さいね。
あなたがこれからの未来をあなた自身を大切になさり心から健やかに充実して生きることできます様に、ご縁を大切になさり心から豊かに幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っております。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌
御二方ともご回答ありがとうございます。
Kousyo Kuuyo Azuma さま
疑問に思うのも当然とのことで、なんだか肩の荷が降りたような感覚です。過去、現在、未来の自分と向き合ってみようと思います。
聖章 さま
心身の健康を保つというのはたしかに自分を大切にしていますね。幸せが何なのか自分で考えてみるのも良いのかもしれないと思えました。
過去の過ちについて後悔することは多いのですが、それが精一杯だったという言葉をかけていただけて気が楽になりました。
