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友人との関係で悩む部分が

回答数回答 2
有り難し有り難し 7

こんにちは
わたしはマイノリティーで子供の頃からいじめなどがあり
友人が出来た経験がほとんどありません
学生時代、仲の良かった友達が翌日わたしが登校すると完全無視やいじめに加わっていたりして
人を信用出来なくなりました
また、わたしは人間関係で失敗するとすぐに離れたくなる癖があります
そんなわたしにも最近一人友人が出来ました
話していると本当に楽しくて
友人はいらない、と思っていたわたしですが
『あぁ、友達ってこんなにいいものだったんだな』と感じる事が出来ました
また、自分は本当は友人や人間同士のふれあいを求めていたんだなとも感じました

しかし、わたしの現在も思い悩んでいる過去のトラウマがあり
友人がその地雷(NG行為)を踏んでしまったのです

その場では言えずあとでLINEで伝えると
友人は理解してくれました

しかし同時に『この人との関係を続けていっていいのだろうか?』
という疑問も湧いてきてしまいました

友人は知らなかっただけでわざとではありませんし
そのトラウマと関連する部分以外に特に不満はありません

また、いやらしいかもしれませんが
友人といると楽しい以外にメリットもたくさんあります

服をくれたり
自分の友達に紹介すると言ってくれ
一緒にいたら人の輪もさらに広がっていきそうですし
わたしの人生変わるかも、という予感さえしています

ただ、一つ気になると話していてもどうにもぎこちなくなってしまい
心にささくれが残っているような状態になっています

なので昨日は少しぶっきらぼうな感じのLINEを送ってしまったのですが
いつもは当日に返事をくれる友人から連絡がなく不安になりました

結局今朝返事が来てホッとしたのですが
その間に様々な感情が湧いてきました

一番感じたのは寂しい、でした

ずっと孤独で感情をしまい込んできて
一人でいい!と思っていたので寂しいなんて滅多に感じませんでしたが
一度こういうぬくもりを知ってしまうとこんなに寂しいんだと思いました

それと同時に友人に対しての不安やモヤモヤが吹っ飛んで肩の荷が下りた気もしました

なので途中からは開き直っていたのですが現在は友人に返事をしようか迷っています

悩む人間関係なんていらない!とまた孤独に戻るのか、友人と楽しい道を生きるのか人生の分岐点のような気がしています

どうしたらいいでしょうか?

2024年9月8日 9:23

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

地雷撤去

メートヒェン様
ご友人ができて世界が広がったり楽しいことも多いですよね。

一人の人生を選ぶことはいつでもできますので、ここは少し友人との道を考えても良いのではないでしょうか?

「地雷」は私にも過去たくさんありました。
「ここから入ってくるなよ」というサインです。

しかし地雷があるという事自体が自分の生き方を辛くしてきました。
私自身トラウマから目を背けていましたが、あえて向き合い、
トラウマを無くすことはできなくても少しずつ地雷を撤去し、友人が自分により、近づけるような状況を作ることを頑張ってみました。

例えば触れられたくない話があるならば、あえて先に自分からその話をして、
理解してもらいます。
先に話しておくと、相手はそこに触れないよう最初から気を付けてくれます。

その準備ができておらず相手が地雷を踏んだなら
相手もその地雷で怪我をしています。

怪我させてごめん。。。
これは必要なのだと思います。

大切な友人を傷つけないためにも、
徐々に地雷を撤去できるといいですね。
合掌

2024年9月8日 13:54
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有り難し
おきもち

浄土真宗本願寺派 報恩寺衆徒 1975年名古屋市生まれ。 猫好き。動物好き。 幼少期は父からの暴力、両親の離婚等経験。 23歳 結婚 32歳 離婚。娘を一人抱えシングルマザーに。 再婚を約束した男性が自死。 双極性障害を発症し精神科に入院。 病気を抱えつつ、生活のため必死であらゆる仕事をした。 葬儀司会、飲食店店員、バーテンダー、婚活パーティー司会、内職、ホステス等。 そんな中、死にたいと思い続けた30代。 40歳 初めての営業職正社員に。(結婚相談所営業・カウンセラー) 入社月から顧客獲得数社内1位。 41歳 上場企業に転職 売り上げ全国1位2回取得。 45歳 株式会社B-upを創業。心を育てるカウンセリング事業。 46歳 浄土真宗本願寺派僧籍取得 47歳 浄土真宗本願寺派教師資格取得 49歳 うつと双極性障害等の講演を各地で行う

本当の友人ならお互いを受け入れるものです。大切にしましょう。

こんにちは、拝読しました。

友人とはいいものですよね。
そこに利害がなく話をできることというのは、大人になればどんどん少なくなってきてしまいます。

私も友人は少ない方ですし、なくても普段はどうということはないです。
(友人といってもSNSの友だち登録とは違いますよ)

でも、何かの時に損得なく話をできる関係は、やはり生きていく上での潤いになるものです。

そんな数少ない友人ができたことは、あなたにとっては非常に喜ばしいことですね。
大事にされた方がいいとは思います。

ただ、友人といえども全然別の個人ですので、気心が知れてくれば来るほど、いつの間にか心の境界が近づいてきてしまうのも現実です

そのためあなたの辛く嫌な心の傷の部分を触ってしまうことも起きてしまいます。

信じているからこと余計に辛くなることだってあるでしょうね。

ですが、それを意図していないのならば、それは向こうとしてもどうすることもできないことです。

あなたがそこに辛さを感じていることすら知らないのですからね。

このようなあなたの心の蟠りのようなものが、他人を遠ざけてしまうことになってしまいます。

そのことを連絡して理解してくれたなら、それでその話は終わることの方が建設的ですよね。

折角できた友人を、自分の勝手・わがまま(相手は知らないことですから、あえてこのように表現します)で、失っていくことは、非常に残念なことです。

そのトラウマも少し話ができるようになれば、本当の友人なら触ってはこないでしょうし、あなたを大切に思ってくれるでしょう。

あなたの心が素直になっていけば、友人も真っ直ぐに付き合っってくれるでしょうし、あなたももっと気が楽に接していけるのではないでしょう。

とにかく、今回のことに関しては、あなたにも友人にも何ら非はないので、今までのまま友人として心を開いて聴くことが、一番いいのではないでしょうねか。合掌

2024年9月9日 12:10
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有り難し
おきもち

護摩行1200回以上・滝行:1100回以上もすると、お話しできることもできてきた行者です。 元々は在家の出身ですが、17歳で出会った師匠の生き方に感銘を受けて、18歳から師匠のところで内弟子修行。 ただ、この時点で師匠が僧侶であることを知らなかったという間抜けな弟子入りでした。 一体何になるために弟子入りするのか、その時はわからないままだったんです。 多感な時期に、弟子にならずにはおられないほどの生き様を見せていただけたことは、私にとって生涯の幸せだと今は思えます。 その後、内弟子行12年の間に夜中行・護摩行・籠山行・滝行・お百度行などを経験させていただきました。 結婚と同時に小さなお堂を預かって師匠のもとから独立。年間数百回を超えるご相談を聞いております。 人々を幸せに導く行者として、60歳を超えた今も季節を問わず変わらず修行を続けております。 また、別に事業もしておりますため、マーケティングやセールスなどにも詳しくなって、娑婆の厳しさと理不尽さも舐めてきています。 本当に救われる信仰として、実践に則したお話をさせていただきます。

質問者からのお礼

ありがとうございました。

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