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実父の葬式への出席について

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有り難し有り難し 13

お世話になります。
私は一人っ子で幼少期に母親が目の前で自殺しました。
父の浮気が原因でノイローゼになってしまっての事でした。

それから40年以上、今でも年に数回は父との交流(父からの電話で安否確認程度)はありますが、私の方では知り合い程度の認識で父とは思っていませんし「お父さん」と呼んだこともありません。

そんな父も齢を重ねてあと10年生きるかどうか、ぐらいの年齢になってきました。現在、当時の浮気相手であり母の死後わずか2年で再婚し私の継母となった女の実家がある遠方で暮らしているようです。

一応私が長男なので最近その父が死んだ時のことをよく考えてしまうのですが、このまま継母の実家で亡くなった場合葬儀もそこで執り行う事になるかと思います。継母は幼少の私をそれは凄惨な方法で何年も苛め抜いた存在であり、私は継母の実家には行きたくありませんし継母の顔を見る事もしたくないのです。

つまり父が彼の地で亡くなった場合は実子であり長男である私抜きで葬儀なり好きにしてくれればよいと考えていますし、父がどこの誰の墓に入ろうがどうでもいいとも思っています。要は父の葬儀を執り行うだとか参列はしたくありません。父の仏前で手を合わせる事もないでしょうし、そもそも故人を偲ぶ値打ちもないと思っています。

これは罰当たりな事でしょうか?周りから非難されるような事でしょうか?死ねば地獄に落とされるような事でしょうか?
私の母を自身の下の欲で死に至らしめた人間の屑とも言える父だったとしても、実子である私が葬儀やら墓やら供養やらをしなければならないのでしょうか?

2024年9月8日 18:27

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご自身の選択を尊重します。

ご相談読ませていただきました。幼少期に母親を失い、その衝撃的な出来事があなたの心にどれほど大きな傷を残しているか、想像を絶することと思います。
お父様との関係について、その痛みと葛藤を抱えてきたこと、本当にお辛かったと思います。さらに、その後の継母からの虐待という二重の苦しみを耐え抜いてきたことに対して心が痛みます。
あなたの悩みや苦しみは、まぎれもなく正当なものです。それだけの辛い経験を経てきたあなたが、父親に対して感情を閉ざすことは無理もないことです。そして、その父親が亡くなった時に、その葬儀に関与したくないという思いも理解できます。
仏教の教えにおいても、慈悲の心が大切にされますが、その慈悲はまず自分自身に向けられるべきものです。あなた自身が心の平安を得ること、それが最も大切なことです。
以下の点についてお話ししてみたいと思います。

1. 心の痛みを受け入れる。
あなたの感じている痛みや怒りは、大変なものです。その感情を否定せず、そのまま受け入れてください。あなたが今感じていることは、すべて正当なものです。

2. 自分を責めない。
あなたが父親の葬儀に参加しない選択をすることは、自分を守るための行動です。自分を責めることなく、その決断を尊重してください。大切なのは、あなた自身の心の平穏です。

3.他人の評価を気にしない。
他人がどう思うかよりも、あなたがどう感じるかが重要です。あなたの人生はあなたのものです。他人の評価や意見に惑わされず、自分の心に正直に生きてください。

4.地獄という概念。
仏教における地獄は、自己の行いによって生じる心の状態です。あなたが今感じているこの苦しみから解放されることが最も重要です。そのためには、自分自身を慈しむ心を持つことが大切です。

最後に、あなたがどのような選択をしようとも、その選択を尊重します。あなたの心の平穏を第一に考え、自分自身を大切にしてください。そして、何よりも、ご自身が少しでも楽になる方法を模索していただければと思います。
あなたの苦しみと悲しみが少しでも和らぐことを、心から祈っております。合掌

2024年9月8日 20:00
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質問者からのお礼

宮本様
この度は親身なアドバイスをありがとうございました。何度も何度も読み返しずいぶんと気持ちが楽になりました。
奇しくも昨日父から電話があったので、宮本様のアドバイス通りに”自分の心の平穏”を第一に考え「もう二度と連絡してこないでほしい」ときっぱり伝えました。

おかげ様でなんだかいろいろと吹っ切れました。もちろん忌まわしい記憶が消えてなくなる事はありませんが、大きな心の荷物をひとつ降ろせた事は事実です。

この度は本当にありがとうございました。
文字で書くとチープですが宮本様のアドバイスは生涯大切にしていきたいと思います。

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