回答 2
有り難し 5先日、母が膵臓癌と診断されました。
まだ治療方針等ははっきりしていませんが母がいなくなることしか想像できません。
高齢で仕方ない、私に出来ることは何もないと理解はしているのですがずっと心の中に鉛がある状態で、ふとしたときに涙が出たり、仕事をする気が起きません。
不安で夜も眠れない日が多いです。
いつかは親とは別れるものと頭では分かっていても受け入れられません。
ましてや今でさえこんな状況なのに本当に母がいなくなってしまったら…。
別れを経験するくらいなら私も居なくなりたいです。
誰しもが経験することかもしれませんが受け入れられる気がしません。どうしたらいいでしょうか。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
今お母さんが一番お辛いだろうと思います。癌と聞くだけで、全ての日常が曇ってしまい、何をするにも不安で怖くて仕方がないかもしれません。
あなたが感じておられるように、死を意識して何も手につかないかもしれません。
そんな時、心の支えは家族でしょう。
いずれ皆、命を終えます。
怖いのは死ぬことよりも、ひとり孤独に耐えながら死を迎えねばならないことかもしれません。
私は日頃、終末期の方に寄り添っています。
家族にも苦しいことを言えず、わかってもらえず、生きていることが迷惑をかけていると感じておられる方は、限られた今を生きることさえ、辛く悲しい。そんな中で、仏様に頼って生きていく信仰が何よりの救い。共に手を合わせながら、生きてこられた人生を語り合いながら、その方のおそばで、少しでも死への不安や恐怖が和らぐように接しています。
お母さんの不安を和らげることができるのは、ご家族あなたの存在ですよ。治療も医師からの説明一つ一つが、不安でたまらないでしょう。どうぞ そばについていてあげてください。死ぬことを前提で悲しむよりも、今ある時間を大切に、お母さんを安心させてあげてくださいね。
どれほど大事な人か、どれほど愛しているか、ちゃんと伝えましょうね。その時間が、家族のこれからを支えてくれるわ。
拝読させて頂きました。
お母様の病いが見つかりあなたはとても不安や心配なさっておられるのですね。詳細なあなたやお母様のことはわからないですけれども、あなたがとても辛い思いをなさっておられることは伝わって参ります。あなたのお気持ち心よりお察しします。
お母様がいなくなってしまうことをあなたは恐れているのですね。そう思うと居ても立っても居られないのですね。あなたがそのお感じなさるのも当然かと思います。お母様と別れなければならないことは受け入れられないですからね。
きっとお母様もあなたと同じ様に或いはそれ以上にお感じなさっておられるのではないでしょうか。
先ずはお母様の病いについてしっかりとお向き合いなさり治療に専念していきましょう。
なかなか先が見出すことできずに辛い思いをするかと思います。お母様も痛みや苦しみがあるかと思います。どうかお母様に寄り添ってあげて支えてあげて下さいね。お母様との時間を大切になさって下さいね。
お母様がこれからしっかりと治療なさっていかれ病いが回復なさっていく様に、あなたや皆さんと一緒にお互いを思いやり助け合いながら健やかに毎日を生きることできます様に切にお祈りさせて頂きます。至心合掌
