自死ではお浄土へ行けないのでしょうか回答受付中
自分の失態により仕事も家族も友人も失い、もう未来に希望が持てなくなりました。
精神疾患も患い、毎日薬で眠り、わずかな食事でただ生きているだけの生活に限界を感じています。
毎日、死ぬことしか考えられなくなりましたが、知人から自死ではお浄土に行けけないから止めるように諭されました。
自死するほどの苦しみを抱えた人が死後も救われないとは、なんと不幸なのでしょうか・・・
どなたか 本当のところを教えて頂けないでしょうか
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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念仏すれば往生できます
辛い毎日を必死に耐えておられるのですね。
経典によると、極楽浄土を造られた阿弥陀仏は、阿弥陀仏の名前を念じて(念仏して)極楽浄土に往生(転生)したいと願う者がいれば、その人の臨終時に迎えに来てくれて、その人は必ず極楽浄土に往生できるとされています。
この場合の念仏とは、阿弥陀仏の名前を口で称(とな)えるだけでOKです。(精神集中を伴う瞑想的な念仏ではない。)
ということで、自死しても自死しなくても念仏すれば往生できますのでご安心ください。
また、命は無常であり、今日就寝したら明日起床できる保証は誰にもありません。
ですから浄土宗では、今、この念仏が最後臨終の念仏になるかもしれないと思って念仏するのです。
誰もが欲・怒り・怠け・プライド等の煩悩によって悩み苦しみ、失敗や罪を重ねております。
こんな私達を、あなたを、阿弥陀仏の救いの光明は見捨てず照らしてくださるのです。
大丈夫、あるがまま、お互いさま。
合掌
十念(念仏10回)
なむあみだぶなむあみだぶ
なむあみだぶなむあみだぶ
なむあみだぶなむあみだぶ
なむあみだぶなむあみだぶ
なむあみだぶつ なむあみだぶぅ。
もしもこの念仏が最後臨終の念仏にならなかったら、明日もまた念仏しましょう。
1回念仏すれば往生のチケットはゲットできていますが、チケットを毎日見てニンマリするように毎日念仏するのです。
追記
闇夜に月が光るのは、夕日が地平に隠れてもなお太陽光が月に反射しているからです。
往生が決定したあなたは、あとは死ぬまで生きるだけですが、煩悩の闇に包まれたの娑婆世界でも、阿弥陀仏の光明によってキラリと光るあなたになれますように祈念いたします。
質問者からのお礼
願誉浄史 様
私のような者に対し、救いのお言葉を頂戴し、心から感謝申し上げます。
即応頂き、ありがとうございました。
「自死であっても念仏すれば往生できる」というお言葉に加え「誰もが煩悩によって失敗や罪を重ねている」というお言葉が、どれだけ今の私を救ってくれたことでしょうか・・・
又、ご指示頂いた通り、今日より命ある限り、毎日十念を続けさせて頂きます。
この度は、本当にありがとうございました。
願誉浄史 様
追記まで頂きありがとうございます。
今はとても難しいと感じていますが、頂いたお言葉のように、阿弥陀仏の光明によって生き続けることが出来たならば、一隅を照らせる人を目指し、わずかでも世の為になる人を目指して生きてゆきたいと感じさせて頂きました。
この度は本当にありがとうございました。