息子が死にたいと言います。回答受付中
今は、34才の息子と2人暮らしです。
2年ぐらい半ぐらい前に、不安症になり、病院に通っていましたが、今はよくなったと思っていました。
最近は、イライラした感じで、ここ1週間は、口もきいてくれなくなっていました。
私は何が気に入らないのかわからなくて悩んでいました。
昨日、息子から、幼いときから、ずっとビクビクして生きてきたと。
その傷がずっと治らない。こんな風になるなら、子供の自分を自分で殺したいと。
夫婦仲が悪かったし、一番大切な時期に辛い思いをさせてしまっていたこと、そこまで、苦しんでいたなんて、思いませんでした。
死んでしまいたいと言わせてしまうような親。死ぬのは私の方です。
私が死んで息子が幸せになるなら、喜んで死にます。
でも私が死んだところで、多分何も変わりません
このまま生きていくのは辛すぎます。
息子に対しての後悔。 幸せそうな家庭を見ると情けない気持ちになる。 老いて行くことの怖さ。死に近づいて行く恐怖。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一人ひとりが主人公 過去に縛られる必要なし
ハスノハに相談していただき、有り難うございました これまでの質問も読ませていただきました。ピーチさんにとって、辛いお気持ちが続いていますね。ピーチさんの心身の健康は、安定されていますか?今回は、息子さんの思いがけない告白にびっくりされましたね。でも、同時に、「私が死んで息子が幸せになるなら、喜んで死にます。でも私が死んだところで、多分何も変わりません」とお気づきになっておられますね。 そのピーチさんがまず出来ることは、何だと思いますか?それを見つけるために、このハスノハに相談してくださったのですね。
(この短いご相談ではお二人の様子が充分に分かりませんから、お応えするのが難しいですが)
苦しい胸の内を告白をしてくれた息子さんに、「話してくれて、有り難う」とまずお礼を言うことができます。ひとつ屋根の下に生活している親子ですから、息子さんが抱えている悩みの一端が見えたことは、次のきっかけが見つかった嬉しい出来事でもありますね。お礼を言ったあと、「今振り返ってみたら、夫婦としても親子としても充分ではなかったかもしれないわ。だからきっと、あなたにも長い間辛い思いをさせていたのね。ごめんなさいね」と、可能なら息子さんにそっとふれながら声をかけてあげて下さい。もし、涙がこぼれたら遠慮なくその時間を一緒に過ごして下さい。
数週間後、息子さんの様子に何か変化が生まれるようなら、「焦ることはないのだけれど、あなたは何かしてみたいことがあるの?」「もう、これまでのことに縛られる必要はないの。」「新しい自分に生まれ変わった気持ちで、第2の人生を始めることも出来るのよ。」「私は、いつでもあなたを応援するわ。」「何かやってみたいことや話してみたいことがあったら、いつでも声をかけてね。」と、次の会話や行動のきっかけを作っておくことが出来ます。また、息子さんが他人のほうが相談しやすい方ならば、ピーチさんからこのhasunohaの相談サイト(オンラインを含めて)を紹介することも出来ますね。
お釈迦さまが示された「諸行無常」という言葉は、「変わってしまう」という意味の他に、「変えてゆける」という意味もあります。親子それぞれが「自分の人生の主人公」として新たに歩み出されることを、hasunoha一同応援しています。
親の責任は果たした。身体一つがゲーム機
子供が成人するまで飢え死にさせなかったので、あなたは親としての責任を果たしています。
息子さんの人生に責任を感じすぎないで、あなたは自分の人生を楽しみましょう。
人間として生まれ日本に住んでいるだけで、生物全体の中ではかなり恵まれています。
息子さんは独りになっても生活保護を受けて生きていけます。
年金が不十分でも生活保護はもらえます。
何も恐れることはありません。
開き直って、あなたは美味しいものでも食べてリラックスしましょう。
部屋が汚れたら掃除すればよい。
心が欲・怒り・怠け・プライド等の感情で汚れたら、別のことを考える(別のことに集中する)という雑巾で掃除しましょう。
なむあみだぶなむあみだぶ
と念仏を称(とな)えたり、瞑想したり、好きな歌を口ずさむのでも良い。
心を掃除する自分なりの雑巾は、いつでもどこでも取り出せるものだと、自信を持ちましょう。
人間の身体は、いつでもどこでも遊べるゲーム機でもあります。
息子さんにも、自分自身の身体で念仏したり瞑想したり好きな歌を歌ったりして、心をリフレッシュできることに気付いて欲しいですね。
人生は難しいものではない、この身体一つで幸せになれる、この身体が最高の遊び道具なのです。