依存しない強い心になりたい
夫とはいろいろあって愛情はまったくありません。家庭内別居状態です。
子供は成人し、子育ても終わり、空の巣症候群で空虚な毎日でした。
そんな時、会社の若い男性に優しくされ、好きになってしまいました。
歳も離れていて、恋愛感情で誘ってくれているのではないと頭ではわかってますが、食事や映画に誘われ、女性として扱われて、依存してしまったんだと思います。
彼にはもうすぐ結婚する彼女がいるのも分かっていますが、その話を聞くたびに嫉妬で苦しいのです。いい歳して情けなくなります。
忘れたいのですが、毎日会社で会うのでなかなか難しいです。
周りの人は、みんな恋人がいたり夫婦仲が良かったりで、自分だけが誰からも愛されていない気がして寂しくて虚しい毎日です。
ただただ、その彼と会社でしゃべったり、食事に行ったりだけが楽しみですが、私から誘うことはできないので、ひたすら誘ってくれるのを待って、また苦しくなります。いい歳をしたおばさんなのに彼の言動に一喜一憂してしまう自分が情けなくて嫌になります。
何にも依存しない強い心になりたいです。
以前、仏教では「依存すると苦しいですよ」という教えがあると聞いたことがあります。
では、依存しない心になるには、どのように暮らせばいいのでしょうか
一人でも強く何事にも動じることなく生きていきたいのです。
具体的な考え方を教えてください
漠然とした悩みですが、よろしくお願いいたします。
焦燥感と空虚感
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「愛」を「慈愛」へ
沙羅さんは しっかりと子供も育て上げ、やっとご自分のお時間を取れるようになった時期なのですね。お仕事もお持ちなご様子、家事と育児とお仕事は大変だったことと思います。さらにご主人とも「いろいろ」おありになったとか…いろいろとご苦労があったのでしょうね。
お疲れさまでした。
この機会に少し自分をじっくりと掘り下げてみてはいかがでしょうか?
あなたの感じる愛とはどのようなものなのでしょうか?
恋愛感情は文字が表すように一時的な「感情」だと思うのです。
「感情」だからこそもつれたりこじれたりするのだと思います。
「感情」なので、長い期間は続かないものだと思います。
では、なぜ長い年月 仲の良いご夫婦が存在するのでしょう。
それは、恋愛感情を発端としてお互いの間に「慈愛」を育んだからだと思います。
慈愛とは相手がどうであろうと 慈しみ 幸せ にしてあげたいと願う心です。
たとえ、相手が自分に取って欠点が多いと思われる人であっても、等身大でまるごと受けとめて、さらにその幸せを願う心です。(ただ、相手の幸せのために欠点に気づいてもらうように促す事はあると思います)
そういった心を波瀾万丈な人生の中でお互いに少しずつ育んで行くのが夫婦の幸せであるのだと思います。
相手を批判しているとき、実は自分が全く見えていない事が多いのです。
人間関係はまるで「合わせ鏡」のようです。
自分が人を批判するとき 実はその批判の内容がそのまま自分の中にも有るという事に気づけば、人間関係は大きく改善さていくようです。
慈愛の心を持っていれば「合わせ鏡」に気がつけるのだと思います。
沙羅さんの今後の人生で、「恋愛」を「慈愛」に高めてみてはいかがでしょうか?
たとえ愛している人が別の人と結婚する時でも、泣きながら相手の幸せを心から祈れるように…
沙羅さんが求める答えになっていないかもしれません。その際はお許しください。
ザンチというドレスこそ この世で最もイケてるファッション
こんにちは。アダルトお悩み分野専門の丹下です。
(^<^)それは大変ですね。
今度彼と会う時には会社でもプライベートでもあるドレスをまとってください。
それはZANTIという高級ブランドです。
その前に、まず嫉妬の処方箋。
Qそもそもあなた自身が誰かのものになったことがあるでしょうか。
Qあなたのご主人はあなたのものになりましたでしょうか?
Q彼が結婚するからと言って、その女性の❝もの❞になるのでしょうか。
「人は何も、誰も所有することはできない」ものです。
子供ですら、親の意思とは別に自由気ままに過ごしてます。
あなたが彼を所有しようとしても一生所有することはできませんし、仮に結婚したとしても今のダンナと同じような末路を歩むことになると思います。いくらH(ほっと♡)なカンケイを重ねても人間誰のものにもならんし出来ないものです。人間ないものねだりです。ちなみに昼ドラでは若い女と結婚した相手を刺し殺すという場面もありました。悲惨な末路、6代7代、末代までの語り草です。
そもそも、あなたが彼に気持ちを傾けた原因をよくよく深く掘り下げて考察してみましょう。
ご主人から、冷たく扱われている。女性としてみてもらえていない。会話も無い。嫌悪感さえある。
色々ご不満はあろうと思いますが。
それそ別の見方をすれば、それが円熟した夫婦というもの。
若い男性との華やかな恋の方が燃える、萌える、モエるのも分かりますが、もう一度冷静になってください。これは男性側でいうところの、若い女子をいい年したオヤジが奧様や家庭を顧みず追っかけまわしているという図式です。そこに❝慚恥(ざんち)❞をもつべきです。
ザンチ という ドレスこそは この世の福で最もイケてるファッション。
これはお釈迦様の教えです。
「慚恥(ざんち)の服は諸々の荘厳に於いて最も第一なりとす」(お釈迦様の遺言のお経 遺教経より)
恥じらいを知るということ、おのれの浅はかさ、浅ましさ、自らの言動を恥じる心を持つ事こそがあなたを一番大人の女性として理性的に生きる為の最上の服(身にまとうべきもの)であるということです。
かつては愛していたはずのご主人とのより良い関係をもう一度、再構築していきましょう。
依存について
沙羅様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
ご主人様との関係にお悩みの中で、他の男の方を好きになってしまわれたご様子・・
基本的に浮気・不倫は、悪い行為となってしまうので、厳しく諌められなければならないこととなります。
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/浮気
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/不倫
もちろん、不倫や浮気とはならない間柄の範囲内にて、日々の活力やモチベーションに繋がっているのであれば、それほど目くじら立てて否定してしまうものでもないかとは存じます。
ただ、最近、性的関係が無くても不倫関係が認められて賠償請求が認められたという事例がございましたので、少しお気を付け下さいませ。
『仏教では「依存すると苦しいですよ」という教えがある』・・
それは、依存は依存でも、善い依存があれば、悪い依存もあるという中で、悪い依存は苦しみの元になるため良くないということであるかとは存じます。
基本的に私たちは一人では生きていける存在ではありません。様々な支えや助けがあって、何とか生きていくことができております。
問い「自己嫌悪」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1008428126.html
『・・私たちは一人で生きている、また生きていける存在ではありません。必然的に他との関係、繋がりにより成り立っている存在であります。このことを仏教的には「縁起」的な存在と申します。・・』
『・・私たちは無数の関係性の中で有り難くにも存在できているのであり、様々な関係性をより善くに構築していくことが大切となります。・・』
とにかく、私たちは何かに依存しなければ生きていけない存在であるため、あまり無理に、依存せずに一人で強く生きていかないといけないと思われるのではなくて、うまく依存して、依存されるようにしていくことが重要な鍵になると考えております。ただ、不倫・浮気は宜しくありません・・その彼との関係については、良き理解者となり、アドバイスできる、応援できるぐらいの心の持ちようとなって頂けましたら有り難くに存じております。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
3通りのお答え、本当にその通りだと思います。
何度も何度も読み返しました。
これからも事ある毎に読み返すと思います。
ありがとうございました。