毒親の傷が消えません回答受付中
40代独身女です。毒親持ちです。支配、過干渉、過保護、暴力の下に育ちました。
今は一人暮らししてますが、ある日親から
「大事にしすぎたから婚期を逃しちゃったね」
ボソッと呟かれ、唖然としました。気が変になりそうでした。
ああ本当にクソ親なんだなと思いました。両親共に私が楽しそうにすると面白くないようでした。親戚から「キレイになったね」と褒められると、母親は睨みつけ、父親は親戚の前で悪口を言いふらしました。
もうわたしは一生幸せになってはいけないという感覚が消えません。
わたしはだめだ、わたしはだめだという思いが常にあります。
お坊さんからの回答 2件
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安心感を感じ心の変容へ
かな 様 相談ありがとうございます。
幼少期より毒親のもとで成長すると、
心に余裕が生まれません。いつも愛情不足で、親の眼を気にするようになり、親は信用できない恐怖の対象となり、やがてそれが対人関係に影響します。
他人が常に信用がおけない人になるのです。
心は不安定で、感情はいつも怒りや寂しさにつきまとわれます。
しかし
この感情が湧き上がるのは、あなたのせいではありません。
脳がそのように反応するように習慣づけられたのです。
あなたに責任はないのです。
まず、自分は悪くない、今の傷が消えないという「だめだ」という思いは、私のせいではないと思うことが大切です。
そこらか、信頼おける人(大親友やセラピスト)の力を借りて、思いやりを向けてもらう、優しさを与えてもらう、穏やかに見守ってもらうようなことしてもらって、心に安心・安全感を感じ自分の中に思いやりや優しさを養うことが、あなたの不安定な状態から安定への変容となります。
さらに、幼い頃の自分を慰める癒すというようなセラピーを受けることによって、自己肯定もできるようなり、穏やかな対人関係も築けるようになるでしょう。
また、毒親とか対人関係に不安定となる人とは心の距離をしっかりとることも大切です。やはり安心安全を感じ癒しと繋がることが心にエネルギーが溜まり、仕事など社会活動も納得してできるようなるからです。
つまり、自己否定を減らし、幸せに向かっていけるのだと、強い気持ちが持てるようなるということです。
参考にしてください。
一礼
傷は消えないが忘れている時間は作れる
心の傷とは、記憶や思考パターンのことではないでしょうか。
経験知とも言えます。
記憶が消せない以上、「傷」も消えないでしょう。
アレルギー体質になっちゃうとなかなか治らないのと同じ。
身体にアレルギー物質への防衛機能ができてしまうと、身体は自動的に危険な物質に反応してくれます。それもある意味「傷」と言えます。
毒親というアレルギー物質の危険性を身体が記憶してしまったので、自動的に防衛機能が働いて、怒りや用心(恐怖)の気持ちが起動するのかもしれませんね。
記憶(傷)は消せないので、まずは傷を忘れている時間を増やしていきましょう。
過去や未来や自分や他人に関する妄想雑念を頭の中で繰り返す(ヘビーローテーションする)とストレスになります。
そのような妄想雑念を減らし、怒りや悲しみが起動する回数を減らすこと、妄想雑念の時間を短く切り上げることが大事です。
そのコツをつかむためには、ヴィパッサナー瞑想やマインドフルネスという瞑想が有効かもしれません。
妄想雑念(傷に関する思考や嫌な気分)が心に浮かんでも、別のこと(瞑想の意識対象等)に意識のチャンネルを切り替えることで、妄想雑念をパッと手放せるのです。
欲・怒り・怠け・プライド等の煩悩の激流に心が飲み込まれ溺れかけても、瞑想(安全な島)に意識を登らせることで、心は激流から助かるのです。
ザブーンと妄想雑念の波に心がのまれても、瞑想でパッと島の上に瞬間移動できる。
嫌な気分を数秒でストップするコツをつかみましょう。