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愛犬の寿命が尽きるまでの心のもちよう回答受付中

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11歳半の柴犬がいます。
1年半前に癌と診断され、余命280日〜450日と宣告されました。
治療がうまく行き、宣告された日を過ぎても割と元気に過ごしていました。
GW明けから、食欲が落ち、便が緩くなるなど、症状が出て、元気がなくなって来ました。
検査結果も、急に数値が悪くなっていて、もうなす術がないと言われました。セカンドオピニオンで癌専門医の受診の手配はしていますが、愛犬に負担のかかる検査や治療はしないつもりです。
歳のせいもあるとは思いますが、明らかに元気がないので、辛くて辛くて。愛犬や家族の前ではなるべく普段通りにしているのですが、今も布団に入ったら、涙が抑えられなくなりました。
悪いと1ヶ月で、、、ということもあると言われました。この時間をどのように過ごしたらいいのでしょうか。頑張ってくれた愛犬には感謝しかないけど、でも、早すぎる。
辛い、悲しい、不安ばかりだと、愛犬も不安だと思いますが、こういった状況の時、どんな心構えでいたらいいのでしょうか。

2025年5月14日 0:08

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

家族の温もり・声は、どれほど心強く安心か。寄り添って過ごして

お辛いですよね。目の前で力弱くしんどそうにしている姿を見ながら、どうしてやることもできない無力感にも、悲しくなりますよね。
考えたくないけれど、別れが近づいているのかもしれないと思うと、胸が苦しくなりますよね。

病は避けられず、いつかは命も尽きる日が来るのが、この世です。だからこそ、精一杯に生きるし、忘れないでいたいと愛するのです。

病の中で、家族の温もりはどれほどの安心でしょう。家族の声はどれほど心強いでしょう。
どうぞ、心穏やかに生き抜けるように、最期まで寄り添ってあげてくださいませ。それが、愛犬にも家族にも、忘れられない記憶となり、これからの人生をも支えてくれるでしょう。

2025年5月14日 4:39
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個別相談可能
はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、行政相談員、小学校 中学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター.中学校DV授業 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
午後から夜の時間帯は都合がつけやすいです。特に21:30以降は、たっぷりとした時間が取れます。 ◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。 言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 ◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。 ◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。 ◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート ◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。 (相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので) ◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )

別の生き物として可愛がる

仏教的には、若く元気だった時の愛犬と現在の愛犬は別の生き物(新しい生き物)なのです。
ただ、記憶や名前を継承しているから同一の犬だと思っているだけなのです。
たとえば、自分で走れる犬と、動き回れない植物とは全く性質が違いますが、植物を大切に育てている人もいます。
植物に毎日水をあげたり、芝生であれば雑草を駆除したり、桜の木であれば落ち葉の掃除や毛虫の駆除ををしたりする必要があります。
生まれ、老い、病み、死ぬという変化はどんな生命にもあります。
老いて病んで動けなくなった愛犬にも、手塩にかけた盆栽のように手入れをして可愛がることが可能です。
違うタイプのペット(犬から盆栽)に生まれ変わったのだとしたら、子犬には子犬の世話の仕方、盆栽には盆栽の世話の仕方があります。
我々にできることは、今できることをできる範囲でやるだけなのです。
あとは、南無阿弥陀仏と念仏を称(とな)えて、いつか亡くなったときには阿弥陀仏の救いの光明に照らされて極楽浄土の菩薩様に転生できるように願いましょう。
極楽浄土には動物(畜生)はいないとされているので、前世が犬でも極楽浄土に往生したら光り輝く菩薩様の姿に転生するとされています。
その菩薩様には、前世の犬の記憶も引き継がれ、神通力によってはるか昔からの前世の記憶を思い出せるとされています。
夢物語のような説ですが、
なむあみだぶなむあみだぶ
と念仏することは私達にもできるささやかな祈りです。

2025年5月14日 12:42
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有り難し
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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

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