ペットの開眼供養回答受付中
先日、愛犬を亡くしました。
お骨は手元にあり、手元供養するつもりなのですが、位牌や魂入れはした方がいいでしょうか?
また、手元供養で、人間の位牌が側にあるのですが、ペットの遺骨と同じ場所に置いても大丈夫でしょうか?
私としては、手元供養のステージは分けますが、同じ場所で一緒に供養したいと思っているのですが、父があまり、動物好きではなかったため、気になっています。
教えていただけたら幸いです。
よろしくお願い致します。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
供養を大切に。執着から離れておられる。何の問題もないですよ。
亡くなったのですね…お寂しいことですね。
お父さまのご供養をなさっているのでしたら、そちらの宗旨の住職さんに聞かれるのが一番ですよ。宗旨によっても、供養の仕方が違ってきますからね。
一つ言えることは、亡き人はこの世での執着を手放しておられます。執着は苦しみも生むものですが、仏様が苦しみのない命へと救ってくださるのです。だから、供養が大切なのです。
あなたが、お父さまを供養なさっているのでしたら、執着から離れておられる。つまり、動物についても好き嫌いが無いのです。
ですから、同じ場所で一緒に供養することには、何の問題もありませんし、心配もいりませんよ。
どうぞ、お大切に。
合掌
あなたが後悔せず、納得できる形でご供養されることが大切
大切な家族である愛犬を亡くされたとのこと、心よりお悔やみ申し上げます。
さぞお寂しいことと存じます。
ご供養について真摯に考えていらっしゃるからこそのお悩み、拝読いたしました。
まず、お位牌と魂入れ(開眼供養)についてですが、ワンちゃんへの思いが深く、手を合わせるためのより明確な拠り所が欲しいとお考えであれば、お作りになるのが良いでしょう 。
形があることで、気持ちが寄せやすくなることもございます 。
ただ、お手元にはお骨やお写真もあるかと存じますので、それらを拠り所として手を合わせることも十分にできます 。
必ずなければならない、というものではございませんのでご安心ください。
次に、お父様のお位牌のそばにワンちゃんの遺骨を置くことについてです。
仏教では、人間も動物も、生きとし生けるものは皆等しく仏になる種を持っていると考えます 。
仏様の世界に上下や区別はございませんので、ご一緒にお祀りしても何ら問題はありません 。
それでも、動物好きではなかったお父様のお気持ちを考えて、ご自身が気になってしまうのであれば、心が穏やかになる方法を選びましょう。
ご相談文にあるように供養のステージ(場所)を少し離したり 、お父様のお位牌に「大切な家族なので、一緒にいさせてくださいね」と心の中でご報告されたりするだけでも、お気持ちは変わるかと存じます 。
一番大切なのは、あなたが後悔せず、納得できる形でご供養されることです 。
最後に、少しだけ先の視点としてお伝えしたいのが「手元供養」の今後についてです。
あなたにとって大切な存在であるお父様とワンちゃんも、お子様の世代にとっては、その想いの深さが同じとは限りません 。
将来、ご供養が次の世代の重荷になってしまうのは本末転倒です 。
ご自身の代で供養に区切りをつけ、お墓への納骨や、樹木葬、海洋散骨などで自然に還すという選択肢もあることを、頭の片隅に置いていただければと思います 。
どうか、あなたご自身が心安らかでいられる形を見つけてくださいね。
合掌
動物の荘厳は細かい定めをつくっている宗派は少ないと思いますよ。
写真、位牌、生前遊んでいたもの、ペットフード、家庭によって様々ですね。
わが家の場合は父の遺骨の横にネコちゃんの遺骨置いてあります。
晩年、息子、娘よりの声かけよりもネコの写真に反応してたので、、、
質問者からのお礼
私では理解の及ばない世界のことでしたので、各々のご回答、ありがたく拝読させていただきました。
うちはペットも多いので、また同じ想いを何度も繰り返すことでしょうけれど、みんな平等に、私の納得のいく形で供養してあげたいと思います。
私には跡継ぎもおりませんので、私が亡くなった際には、父の位牌も、ペットの遺骨も全て棺に納めてもらい、みんな一緒に旅立とうと思っています。
皆様、ありがたいお言葉、ありがとうございました。