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祖父の死回答受付中

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有り難し有り難し 1

昨日まで元気だった祖父が、今日左脳室内出血により危篤状態になりました。
主治医からも「意識はもう戻らない。もってあと3日。」と。

祖父に会い、手を握りながら耳元で今までの感謝を伝えたのですが、看取ることに対する恐怖が止まりません。

こんなにもイレギュラーな事がありながら、日常(バイトや友人関係や彼女との関係)はいつも通り続いていて、また、今日も彼女と映画を見終わったあとに祖母から危篤の連絡が来たため、そのギャップから吐き気が止まりません。

また、もし亡くなる瞬間を見てしまったら、一生引きずってしまいそうで、本当に頭が壊れそうになってしまいます。

シングルマザーで忙しい母の代わりに、保育園の送り迎えや朝食の準備、大学四年生(4月から社会人)になった今でも、お弁当を差し入れしてくれたりする、本当に思い出深い祖父でした。

未練も沢山ありますが、昨年の脳梗塞からある程度は覚悟していたので、やりたいことは概ね出来ました。しかし、まだまだやりたいことも沢山ありましたし、社会人になった姿も見せたかったです。ご飯を食べる約束もしてたのに。

乱文で大変申し訳ないです。

祖父の死から立ち直るにはどのような心がけをすれば良いのか、助言を頂きたいです。

2026年3月22日 21:41
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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心は変化する

心(思考や感情)は無常(瞬間ごとに浮かんでは消えて変化している)です。
なので、仮に祖父が亡くなられたとしてショックを受けても、心はショックを受けた状態で停止するわけではなく、さらにその先の新しい心に変化してくれます。
瞬間ごとに新しい心、新しい自分に生まれ変われるのです。
それは、長期的な変化の話だけではありません。
例えば、人は悲しいお葬式の当日でも親戚と雑談で笑えるのです。
瞬間ごとに新しい心であるとは、どんなに辛い一日の中でも、24時間隙間無く辛いわけではない、心はごく数秒間でもちゃんと休息可能なのです。
例えば、映画の放映中は様々な色に染まるスクリーンも、映画が終わればただの白い布に帰ります。
そのように、心のスクリーン上を喜怒哀楽の映画、過去や未来や自分や他人に関する妄想雑念の映画が通り過ぎますが、心には必ず静かな真っ白い心に戻る休憩が可能なので、どうぞ安心して、悲しいときは悲しんでください。

2026年3月23日 5:59
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

お祖父さまとのお別れは、あなた自身の大切な人生勉強です

れーとさん、こんにちは。ハスノハに大切な相談を寄せていただき、有り難うございます。お祖父様が突然、大変な状況になられたこと、心よりお見舞い申し上げます。

昨日までお元気だった方が、今日には「あと3日」と告げられる。その落差に吐き気がしてしまう、看取りへの恐怖を感じてしまう。
れーとさんの心がそれだけ繊細で、お祖父様を大切に想っている証です。彼女と映画を観ていた「幸せな日常」と、病院での「命の危機」という非日常。このギャップは、相当大きなものがあるでしょう。

仏教の開祖・お釈迦さまは、自身の臨終に立ち会ったお弟子たちに声をかけました。
「いつも、そなたたちに説いてきたね。諸行無常ということ。この世に形あるものは、すべて移り変わっていくんだよ。・・・私に会いたいと思ったなら、私の遺した教えに生きておくれ。私の遺した教えに生きるとき、そなたはいつでも私に会うことが出来るだろう」

れーとさんの「亡くなる瞬間を見てしまったら……」という恐怖は、これまで私が多くのご家族からお聞きしてきた声でもあります。だから、「この恐怖は、私だけでないのだ」と、まず知って下さい。そして、大切な方をなくしたご家族が、その後も精一杯生きておられることを知ってください。大切な方を失ったのに、なぜその後も生きていけるのでしょうか?それは、大切な方の死は、「失うばかりではなかった。これからも、たくさんのものを頂けるのだ」と知るからです。

今後のお通夜・お葬儀などで、皆さんに交じってお祖父さまの思い出話をたくさん語り合って、聞き合ってください。その中に、れーとさんが今後の人生をたくましく生き抜けるヒントがたくさん見つかるはずです。そして、しばらく年月が経ったとき、素晴らしい思い出の数々に加えて、あの時の看取りの恐怖や別れの悲しみも、れーとさんが人間的な成長をするために、おじいさんから頂いた「人生の肥料だった」と、振り返ることが出来る日がきっと訪れます。

その時まで、私たちハスノハ一同は、れーとさんの人生に伴走しています。いつでも相談を寄せてくださいね。

2026年3月23日 8:49
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有り難し
おきもち

個別相談可能
1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。実家の西福寺で中高生を主体とする「るんびに太鼓」に所属、演奏・指導経験を通して、「人は、支えられてこそたくましく生きてゆける」と体感。青少年よみがえりの場「短期るんびに苑」にも関わる。   平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。ご法話や講演などをご希望の方は、遠慮無くお声かけください。  グリーフケアアドバイザー1級 発達障害コミュニ ケーション初級指導者 つどい・さんあい運営委員
ご相談時間はご希望をいくつかお知らせくださいね。 ◆「絵本のお坊さん」として、絵本を通じて人生を見つめ直す活動を行っています。◆死別、離婚、退職、不安など、様々な喪失を抱える方のお話に寄り添い、仏道の教えを分かち合いながら心を癒すお手伝いをしています。◆資格:グリーフケアアドバイザー1級、発達障害コミュニケーション初級指導者。

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