第一志望の仕事に落ちてしまいました。回答受付中
私は、教育現場に携わりつつも事務的な仕事や安定した仕事がしたくて、
大学の事務職員を応募し、しっかり準備をしたのですが落とされてしまいました。
29歳で学生でもないために、就活を長引かせるほどお金が無くなっていきます。今は結婚で引っ越しもあったので離職中です。
他の求人も見ているのですが、大学職員への未練が消えません。
そもそも地方なので求人が少ないです。
一旦別の会社に就職するべきでしょうか。
それとも、今年いっぱいは就活ということにしてバイトなどして今年中にある採用の時期に向けてまだ目標を落とさずに就活を続けるべきでしょうか。しかし、一度大学職員に落ちているので、他の大学でも採用してくれるか分かりません。採用者としてもスキル不足など総合的に見て落としたのだと思います。
今年いっぱいは就活としてしまった場合、29歳という微妙な年齢で空白期間ができるので、大学職員として今年いっぱい受からない場合、他の会社への再就職も難しくなりますでしょうか。
さらに、結婚もあるので結婚した29歳女性はいつ産休に入ってもおかしくないということで、会社側も採用を躊躇するのではないかと思います。
別の会社に入れた場合、再度大学職員を受けてもいいかと思いますが、1年後に仮に受かったとしても妊娠のタイミングなどと重なり実際に職場にいられる時間は短くなってしまうと予想すると、難しい気もしています。かといって、子どもは欲しいので、出産の時期をずらすのは年齢的にもリスクが増えてしまいます。
今の私に必要なことは、何を大切にしたいか優先順位を考えることかと思いますが、どうするのが賢明な判断なのでしょうか。アドバイスを頂けたらと思います。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
心が安定すれば、視野が広がる
第一志望の仕事に就けなかったとのこと、さぞお辛いことでしょう。
様々な想いが絡み合い、どうすれば良いのか途方に暮れてしまうお気持ち、お察しいたします。
まず、仏教の視点からお話しさせてください。
私たちの人生は、残念ながら思い通りにならないことばかりです 。
なぜなら、この世のあらゆる物事は、自分一人の力ではどうにもならない無数の「ご縁」が複雑に絡み合って成り立っているからです 。
これを仏教では「縁起」と呼びます。
今回の結果も、あなたの努力やスキルが足りなかったという一点だけが理由なのではなく、採用のタイミングや他の応募者との兼ね合いなど、様々なご縁が重なり、「今回はご縁がなかった」ということなのです 。
頑張ってこられたのですから、ショックを受けるのは当然です。
ですが、まずは「そういうご縁だったのだ」と、少しずつ受け入れてみてはいかがでしょうか。
その上で、今何を優先すべきか、というご質問ですね。
私でしたら、まず「経済的な安定」を第一に考えます。
どんな形であれ、まずは収入を得る道を探してみてください。
安定した収入は、心に余裕をもたらしてくれます 。
心が安定すれば、視野が広がり、落ち着いて次のステップを考えることができます。再び大学職員を目指すにしても、その挑戦を支える揺るぎない土台となるでしょう 。
そしてもう一つ、これは男性である私の勝手な意見として聞き流していただいて構いませんが、出産についてです。
仕事のことばかり考えていると、タイミングを逃してしまうかもしれません。
むしろ、この度の不採用を「時間ができたチャンス」と捉え、お子様を授かる計画を立ててみるのも一つの道ではないでしょうか。
体力のある若いうちに出産・育児を経験することは、長い目で見れば大きなプラスになるはずです。
人生の岐路に立ち、答えを出すのは本当に難しいことです。
しかし、一つの扉が閉まっても、必ず別の扉が開きます。
まずは経済的な基盤を整え、心に余裕を取り戻すこと。
そして、キャリアとは別の幸せの形にも目を向けてみること。
この二つを軸に、あなたにとって最善の道筋をゆっくりと考えてみてはいかがでしょうか。
このお話が、少しでもあなたの心を軽くする一助となれば幸いです。
合掌