付き合い5年の婚約者と結婚していいか回答受付中
私なら付き合って5年になる婚約者がいます。結婚式の予定はないですが昨年の夏にプロポーズをされて、指輪の購入、両親の挨拶などを済ませてあと入籍だけの状態です。
結婚を迷っている理由は3つあります。
1つは婚約者の性格について、少し気性が荒いときがあり、車の運転が荒かったり、上の階の人がうるさいと凄い勢いで天井を叩いたりします。私も悪いのですが、飲み会が多くて朝まで連絡なしで飲んでいたらすごい剣幕で電話で怒られ、帰ったら部屋がぐちゃぐちゃになっていたり。もちろん私が悪いことをしたことが発端なので一概に責めることはできないですが、正直怖かったです。ただ、今はそれが嫌だったことも伝えてかなり優しくはなりました。いろいろ提案をしてくれて愛されている実感はあります。
2つ目はセックスレスについてです。
かれこれ同棲から1年ほど経ちますが1度しかしていません。同棲する前も頻度がかなり少なく、1週間に1回→1ヶ月に1回→同棲する直前は3ヶ月に1回ほどになっていました。2度ほどさすがに辛いとやんわり伝えましたが、特に改善されず度々泣く夜がありました。レスが辛いのももちろん私の希望を無視されているという事実が辛いです。この間少しそういう感じになりましたが、もうどういう反応をしていいかも分からず(結局最後まではしませんでした。)もう一生まともにできないのかと思うと辛さが増します。その上で風俗のカードやハプニングバーのカードが出てきてそういう欲がないことも把握済みです。
3つ目は、職場に気になる人がいることです。私が同棲して結婚間近なことも分かった上でアプローチをしてくる男性がいます。当時付き合っていた彼女と別れて本気で付き合って欲しいと言われています。とても優しいし、本気で向き合ってくれていることが嬉しいです。正直にいうと体の関係もあります。
この理由からかなり結婚を迷ってはいるものの、楽しかった時の記憶、今も大切にしてくれてはいる、趣味が合う、情もあると思いますが、別れるとなると涙が溢れてきます。
悩み始めて4ヶ月くらい経ってしまって、時間が解決してくれると思っていたのですがそれも難しいのかなと思ってきました。もうどうしていいか分からず、日々を過ごしています。どういう基準で、どう考えて決めていったらいいのでしょうか。
他人と比較をしてしまう。上にいたいと思ってしまう。上にいることを認識して安心を覚える。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
結婚前から心配事があるなら、結婚はよく考えられたほうがいい。
付き合いが長いと、思い出も情もありますよね。ただ、あなたの悩みは深刻だと思いますよ。優しい彼であっても、すぐキレるというのは、DVの心配もあります。恋人や夫婦関係は、対等です。どんな理由があれ、怖いと感じるのは異常ですし、誰とどこに出かけようが、恋人の許可は必要ありませんよ。連絡がなく心配だったのなら、そのように伝えればいいだけのこと。キレるなんて、問題外です。
また、レスの問題も大切なスキンシップですから、辛いと感じるなら夫婦生活はしんどいと思いますよ。
人生には様々な問題も起きます。結婚してからも、夫婦で乗り越えていかなければならないこともあるでしょう。結婚前から心配事があるなら、結婚はよく考えられたほうがいいと思います。後で後悔のないように。
気になる人がいるなら、その人のこともよく見て、決めましょう。二股を進めているわけではありませんが、誰を選ぶかで人生が左右しますものね。今 変わらない部分は、結婚した後も人はなかなか変わらないものです。自分の幸せのための選択ができますように。
決められない、のはどうしてか。
はじめまして。
とても誠実に、真剣に悩んでおられるご様子が伝わってきました。
だからこそ、今は「このまま結婚してよい」と心から言える状態ではないのでは?と拝見しました。
5年間の同棲生活というのは、情も気遣いも育っており、「これまでの延長」で進みやすくなるものです。けれど仏教で言えば、それは「習気(じっけ)=これまでの慣れ」の力でもあります。そこに乗っていくことが「本当に自分のため、相手のためになるのか?」──これを見直す時期かもしれません。
迷いの一番のもとは、あなたが「本当は自分はどうしたいのか」をはっきり掴みきれていないこと。そこでまず、一つおすすめしたい行動があります。
彼に「このまま入籍することに不安がある。今のまま決めるのは違う気がする」と、正直に話してみてください。
これは、とても勇気がいる台詞です。でも、ここが言えなければ、この先の夫婦生活の中でも「言いたいことが言えない」構造が続きます。今、その練習をする大切な時期とも言えるのです。
また、その上で「同棲を一度解消したい」と申し出てみることも、一つの選択肢かも知れません。それはなぜか。
仏教では「縁起」という教えがあります。私たちの心は、環境(縁)に大きく影響されます。いまの暮らしのままで悩んでいる限り、どうしても同じ気持ちがぐるぐる巡ります。だからこそ、一度物理的な環境を変えることで、心の景色が変わることがあるのです。
もちろん、婚約までして、今さら同棲解消を申し出るのは彼にとってショックでしょう。しかし「このままズルズルと形だけ進めて後で苦しむ」のは、あなたにも彼にも、より大きな苦しみになります。
仏さまの願いは「自分にも相手にも、苦を減らすこと」。もしこの関係を大切に思うなら、まずは「今の自分の気持ち」を誠実に言葉にすること。これがいまのあなたにとって、仏道で言う「善き行い」になるのではないでしょうか。
結婚はゴールではなく、長い道のスタートです。スタートの前に「心から整える」ことが何より大事。焦らなくてよいのですよ。