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どうしようもない後悔と自己嫌悪

回答数回答 1
有り難し有り難し 13

Aさんと私はネット上で同じ活動をしていました。Aさんは人気者な一方、周辺で複数トラブルがありネット上で頻繁に誹謗中傷を受けていました。トラブルはAさんが原因なこともあったのですが、私はAさんが可哀想で、掲示板に書かれた誹謗中傷を消そうと必死になったり、Aさんに励ましの言葉を送っていました。
ところが事態は悪化、Aさんは活動をやめ姿を消してしまいました。それでも誹謗中傷は続き...。Aさんと同じ活動をしていた、庇ったということで私や他の方々にも飛び火(同様の誹謗中傷)がきました。本当に辛かったです。私は反論もせず、じっと黙って耐えていました。
それから、Aさんは名前を変えネット上で別の活動を始めるようになりました。一躍人気者となったのですが、そこでもまた別の掲示板がありAさんの誹謗中傷が書き込まれていました。中には当時のAさんを知っている人物のものもありました。ただし証拠となるようなものがなく、毎回流されていました。ところが私はAさんの過去を纏めたサイト(当時誹謗中傷していた人が作ったものと思います)を知っていました。皆が知らないことを自分は知っている。知らせたい。でも載せちゃ駄目。これをしては、自分も同じ穴の狢だ。そう思って、半年から1年以上ずっと耐えていました。ですが今日Aさんの話題が出た際ついにそのサイトのURLを書き込んでしまいました。私はAさんの過去のトラブルを、そのサイトを通して掲示板で知らせてしまったのです。ずっと我慢していたのに。
書き込んですぐに後悔しました。削除方法を調べたものの、非常に難しくほぼ無理ということがわかりました。私自身、過去同じ目にあっており当時はそういった人達を憎んでさえいました。それなのにどうしてこんなことをしてしまったのか、自分でも分かりません。気づいたら書き込んでいたという状態です。
つい先ほど掲示板を見たら、Aさんに対する中傷が目に飛び込んできてとても胸が痛く、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。連絡できる手段がないのですが、普段なら更新されるはずのAさんのSNSがある時間で途切れているのも気になっています。掲示板の書き込みや、それ自体を消すのは難しいようなので今はその纏めサイトの運営さんに問い合わせ、削除要請しています。(こちらもかなり難しいようですが...)
胸が痛くて、何も手につきません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

己の行いについて

拝読させて頂きました。あなたのやってしまったことに深く後悔なさっておられるのですね。私はネット上のことは詳しくはわかりません。ですがネットの中で匿名で自分勝手な発言を書き、人を傷つけるような行為は犯罪であると思います。その方がネット上でどのような活動や発言をしているのかわかりかねますが、いずれにせよ人を誹謗中傷する行為は明らかな犯罪ですから誹謗中傷する方の行為を警察に届けて然るべき処分を受けるべきかと思います。すぐには特定できなくてもいずれは摘発されることとなるでしょうから。
そしてあなたについてはご自分が犯してしまった行い、その方を傷つけてしまった行いについては深く反省し仏様に懺悔して頂き今後その様な行いをなさらないことを固くお誓い頂きたいと思います。あなたの悔やむ心がすぐに変わるとは思いませんが、少しずつ時間をかけて悔い改めて頂くことであなたのお心が浄化されてくるのではないでしょうか。やってしまったことは例えネット上の事ではあっても消えることはありませんが、あなたのこれからの行いや心がけによってあなた自身が変わります。
もしもその方と会うことができるのならあなたのお気持ちをしっかりとお伝え頂き、心から謝罪なさってくださいね。相手の方がどのような状況かは分かりかねますが、謝罪なさることにによって変わることもあります。
できうるならばしばらくあなたもそのネットから距離を置いて頂いて方が宜しいかと思います。ネットの中の誹謗中傷は無限に続く愚かな行為で我欲の渦巻く世界だと思えてならないからです。そこからはしっかりと離れて頂きたいと思います。
あなたが現実世界で行いを正し、心を穏やかに保ちながらお健やかにご生活頂くことを仏様にお祈りさせて頂きます。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。字数制限の為内容をかなり削ってしまいましたが、Aさんのトラブルから現在2年半程経過しています。また、Aさんとはネット上の付き合いでしかなく、連絡をとって謝ってということは難しいです...。
その後、AさんのSNSは何事もなかぬたかのように更新され続けています(気づいていないのか、気にとめていないのか、隠しているのかは不明ですがAさんの性格上後者であることは低いかな...と思い、少し胸の痛みが和らいだ自分がいます)

「ネットの中の誹謗中傷は無限に続く愚かな行為で我欲の渦巻く世界」に、とても共感しました。足の引っ張り合い、貶し合いで見ていてうんざりします。私もそんな世界から離れたくて仕方ないのですが、仕事や友人との連絡上、どうしても1日の大半はネットにふれなければならない状況です。そしてふとしたとき、「またあの掲示板で何かいわれていないか」と不安になって「見たい」という衝動に駆られてしまうのです(これは私の弱さが原因なのですが...。また別枠で質問させていただきます)
衝動に駆られた際の対策として、こちらで回答いただいたお言葉を何度も読み返すこと、自身の現実世界を充実させること、そして何より、今回のことに関し懺悔の気持ちを持ち続けることの3つを大事にしたいと思います。
もうこのようなことはしないと、ここに誓います。

あなたが現実世界で行いを正し、心を穏やかに保ちながらお健やかにご生活頂くことを仏様にお祈りさせて頂きます。

追記:すみません、最後の4行を、間違えて、回答いただいた文章を貼り付けてしまいました。大変失礼いたしました(・・;)

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ