異性から性的な目で見られるのが怖いです回答受付中
高校生女です。ほぼ愚痴です。高校生活は楽しいのですがひとつ悩みがあります。それは「異性から性的な目で見られるのが怖い」ということです。
高校生になってから、私に好意を寄せる男子に性的な発言を何回もされ襲われそうになったり、電車内でわざとらしく体をくっつける男性に遭遇したり、通学中に見知らぬ男性に怒鳴られたり…男性に嫌なことをされたり言われたりする機会が増えました。相手を煽ったり言い合いをしたことは一切ないのにこんな目にあいます。そのせいか、男性に対して恐怖心を抱くようになりました。昨日は知らない同級生から急に性的なDMが送られてきて、本当に怖かったです。
趣味が合って、これからも仲良くしたいと思える男友達がいます。でも友達は「男」です。その友達が私を「女」として性的な目で見ている可能性があると思うと恐ろしいです。
男性に性的な部分があるのはしょうがないと内心思っています。私だって性欲がないわけではありません。しかし、男性の性的な面が見えることが心底嫌です。こんな思いをするぐらいなら女として産まれたくなかったです。
スラックスをはいたり髪を短くしたり、男友達と関わるときは言葉遣いをなるべく男側に合わせたりして「女」だと見られないように工夫はしていますがそれでも「女」として見られてる気がします。やはり女ですから身長も低く、声も高く、胸もある弱々しい体型です。
男性になるべく性的な女として見られないようにする振る舞い方や、男性とうまく関わっていくコツがあれば教えていただきたいです。
お坊さんからの回答 2件
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恐怖を細分化(採点化)
哺乳類の中にはオスが発情してメスを追いかけ回し、メスがその気になるまでチャレンジし続けるものが多いかも知れません。
人間の男性にもそのような本能があるかも知れませんね。
一方で人間社会には法律や道徳もありますし、ほとんどの男性は理性で本能を制御します。
とは言え、性犯罪やセクハラがゼロではないのも事実ですから、日常生活で身を守る用心をするのは良いことです。
ただ、恐怖や怒り(嫌悪感)はストレスの原因になるので、過度な恐怖や嫌悪感は持たない方が生きやすくなります。
そこで、恐怖や嫌悪感を抱いたときに、その具体的な不安要素を想像した上で、リスクや恐怖・嫌悪感レベルを10点満点中何点なのか採点してみてはどうでしょうか。
例えば、相手が友人の場合には日頃の人間関係がブレーキになるので、相手男性も無茶な行動は慎むでしょう。
また、仮にセクハラ発言をされた場合にも、もちろん辛いし嫌な経験ではありますが、言葉は音波にすぎず、肉体的な暴力と比べれば恐怖レベルは低いと採点することもできます。
例えるなら、凶暴な犬が目の前にいても鎖でつながれているなら吠えるだけだから、怖いのは怖いけど噛まれる怖さに比べれば恐怖の点数が低いと評価できます。
つまり、毎回10点満点の恐怖を感じるとストレスが大きいので、恐怖レベルを評価して、大丈夫なときはレベルを下げる(わざと鈍感になる)ように意識してみるのです。
また、「男性」と一括りに見ないで個人個人を見ることも良いかもしれませんね。
これからのあなたの人生がより安らかなものとなりますように祈念いたします。
ご相談いただきありがとうございます。まず最初に、あなたがこれまでに受けてきた体験は決して「しょうがないこと」ではありません。そしてそれを「怖かった」「嫌だった」と感じたことも、すべてまっとうで、大切な心の反応だと思います。
あなたが語ってくれたような性的な言動、好意を隠れ蓑にした性的な発言、公共の場での身体的な接触、突然のDMによる性的な言葉、こうしたことはすべて相手の問題です。あなたの服装や性別、言葉遣いとは無関係で、「される側」に責任は一切ありません。
あなたが言うように、「男性にも性的な面がある」のは事実です。だから、「趣味が合う」「話していて楽しい」そんな人が“男性”だというだけで、あなたが不安になるのは無理もありません。ただ、こう考えてもいいかもしれません。「“男”というカテゴリに入れる前に、“ひとりの人”として見てみる。」
もし相手があなたに対して思いやりを持ち、境界線を尊重できる人なら、それは信頼できる関係を築いていける材料になるかもしれません。逆に、そうでない言動が見えた時は、距離を取る勇気も自分を守る力です。
あなたが服装や振る舞いに気を遣っていること、素晴らしい自己防衛の力です。でも本当は、それを“あなた”自身が望んでいるかどうかが大切です。もし心から「スラックスが好き」「髪を短くしたい」と思うなら、それはあなたらしさ。でも「怖いから仕方なく」なら、少しずつでいいので“本当の自分の望み”に目を向けてあげてください。
■実際の関わり方のヒント
①ボディタッチを極力避ける→あえて「距離を保つ姿勢」を見せるのも効果的です。
②はっきりと嫌なことは「やめて」と言う勇気を持つ→怖いけれど、“NO”の一言が、相手との境界線を作ります。
③信頼できる大人に相談する習慣を持つ→学校にスクールカウンセラーがいるなら、会ってみて。話すだけで違います。
あなたの「生きづらさ」は、あなたのせいではありません。むしろ、世の中にある“歪んだ視線”や“鈍感な社会”が、繊細でまっすぐなあなたを追い詰めてしまっているのです。
だからこそ、「私は悪くない」と何度でも言ってください。あなたが“あなたらしく”安心して笑える未来は、ちゃんとあります。
苦しくなったら、また言葉を届けてください。あなたの味方は、ここにもいます。
心から、応援しています。