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自分が嫌いで嫌いで仕方ありません。

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私は4年制専門学校の4年生です。4年生ですので今は就職活動の真っ只中なのですが、専門学校ということもありクラスの半分はもう内定がでている状況です。
言い方は悪いですが現状で内定が出ていない半分の生徒(私を含む)は落ちこぼれということになります。
現在就職が決まっていない私以外の方たちは必死で内定を取ろうと作品制作や、企業説明会などに積極的に参加しています。それなのに私は作品も作らず、就職活動もしておらず本当に何もしていません。

「このままではいけない」と思っているのですが、心の底では「まだなんとかなる。職種を選ばなかったら就職先なんていくらでもある」と思ってしまっています。こんな自分が本当に嫌いなのです。
自分を変えたい。その一心で相談してみました。

何から始めたらよいでしょうか。またどのような心持ちでいるべきか教えていただけると幸いです。
乱文、長文失礼いたしました。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

この世は自業自得の世界―計画性と熱意を持って

あなたのご相談を読んで、私は次のような感想をはじめに持ちました。
まず、「職種を選ばなかったら就職先なんていくらでもある」と思っているならば、ここに相談するよりも、さっさと就職先を決めて、内定をもらえばいいのではないか、ということです。そして、それなのに、なぜあなたは「このままではいけない」と思っているのか、さらには、あなたは自分をどう変えたいと思っているのかが、私にはわからない点としてありました。そこで私が次に思ったのは、あなたの心の底にあるのは、単なる現実逃避ではないか、ということです。現実から逃れたいために、今の自分を正統化しようとしているだけ、ということです。(もしも違っていましたら、お許しください。)
もしそうであるならば、私からの回答のキーワードは、「自業自得」です。どんなに現実から逃れようとしても、自らの行為に対しての結果は、あなた自身が受けなければならないということです。一般に仕事が出来る人とは、先を見据えて行動することが出来る人だと思っています。逆に言えば、将来の望まれる結果のために、今の自分は何をすればよいのかがわかる人だと思っています。そのためには、計画性とその仕事に対しての責任感が大切だと私は考えています。そして、就活においても然りです。就活では責任感ではなく、その仕事(職種)に対しての熱意かもしれません。熱意とは、その仕事を通して、自分は社会にどう貢献することが出来るか、という思いの量です。
仏教では「自利即利他」を説きます。これを職に就くことに当てはめてみれば、職に就くということは、単に自らの生計を立てるためだけではなく、あなたがその職に就くことで、社会に何らかの貢献をなすということです。ですから、基本的には、どの職種が良くて、どの職種が悪いかなんてことはありません。あるのは、どの職種であなたは社会に貢献することが出来るのか、ということなのです。したがって、あなたは自分が社会に貢献出来る職種に対して、人に負けないくらいの熱意を持って、そして、その職に就くための計画性のある行動を起こすことが、今のあなたには求められていると思います。
以上が私からの回答です。ご参考になれば幸いです。

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何はともあれ自分を好きになることです

自分が嫌いというのがいけないと思います。自分が好きだという気持ちになることが、大事です。自分のことが嫌いだと、色々なところでそれが表面に出てくると思いますので、就活には致命的です。自分のいいところ悪いところを整理して、いいところをのばす努力をしましょう。学校・就活含めて、優先事項をつけて、しっかり気持ちをつくって望んで下さい。

人の心の中には皆、仏性があるんですよ。自分のことを嫌いだと想ったら、その仏性が働きません。仏性が働き出すと色々な可能性が出てくると思います。だから、どうぞご自分のことを大好きになってください。

卒業制作でのいい仕事、就職活動でのいい結果を祈念します。

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質問者からのお礼

回答ありがとうございました。
アドバイスしていただいたことを胸に留め学校生活、就職活動に励んでいきたいと思います。

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