失恋、空虚回答受付中
40代独身女性です。16歳の時に父が他界して、29歳の時に母が数年間の闘病の末に他界して、兄弟もおらず、人は私を天蓋孤独と言います。
母が苦労して出させてくれた大学を卒業して、それなりに頑張って金融の世界でキャリアも積んできました。今までにお付き合いした人は23歳の時に一人、それ以降、好きになる人はいても、ちゃんとお付き合いに至ることはありませんでした。結婚にあこがれはありましたし、私に好意を持って下さる方も数名いましたが、本心のところ、自分に自信がなくて本当の自分を出すことができず、またおそらく私も心の許容範囲が狭くて、結婚できませんでした。時々、いいな、と思う人がいたのですがなぜかいつも、私が出会った時点で、別にもう長くお付き合いされた人がいて、結婚の意思を固めたような状況で、しかもお相手の女性がとても積極的に結婚をアプローチされていて断れない、というような状況でした。
先日数年ぶりにいいなと思う方がいて、でも、また、同じ状況でした。心が痛いです。何度もこの痛みを経験しなければいけないのは、私のなにかの宿業なのでしょうか。
お相手の女性の方たちは、どんなに素晴らしいご縁をつかまれたのだろうって、苦しいほどうらやましくて、もう40代で、これから老いを迎えながら一人で生きていく私と比較したらやりきれないような気持ちです。
お坊さんからの回答 3件
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もがいてもいいんじゃない。人生に彩りを与える繋がりを広げて。
ご両親がご往生なさり、頼る存在のいない中で、あなた一人が踏ん張って生きてこられたように思います。
何かあれば、甘え 相談して頼り、そんな気持ちの揺れを抑えることなく、生きておられる人もいるのでしょうが、あなたは全部自分で抱え込み、遠慮もなさってきたように感じます。
私がしっかりしなきゃ、両親に胸を張れる自分でいなきゃと、感情を出すことを抑えてきたのではないでしょうか。
出会いがあったとしても、年齢的に一歩踏み出せなかったり、婚期からも離れていくと、理想的な人に出会う確率も低くなってしまいますよね。それは、男性にも言えることですけれどね。
もがいてもいいんじゃないでしょうか。みっともなくても、お相手がいる人であっても、身を引くことよりも、想いを伝えることを大事にしたっていいじゃない。
人生一度きりなのです。どこに縁があるかもわからない。待っていても、ドラマのようなことも起きない。
それならば、気軽に婚活パーティーに参加されるのも、あなたの魅力を発見したり、アプローチへの自信になっていくのではないですか。
また人生に彩りを与えるのは、パートナーだけじゃありません。繋がりはいろんな方面へ広がっていきます。仕事のスキルアップや、学びや活動、地域サークルやコミュニティで出会う仲間も、頼もしい支えになっていきますよ。私も日々実感しているのです。理解者や味方は、パートナーとも限りませんしね。大切に想い合える仲間の存在は、心地良いものです。
あなたも、そんな世界を広げていきませんか。
出会いは運ですからね、仕方のない事もありますよ。
フリーのいい男はなかなかいないでしょうけど、フリーの悪くはない男はいると思いますので探してみましょうね。
いい男はいい女がつくるものなのでいい男の傍にはいい女がいるのは当然なのですよ。
見かけや職業に騙されないように、楽しく会話ができてあなたのことを大切に考えてくれる人を探しましょうね。
また、結婚だけでなく趣味や仕事以外の活動なども広げて友達(知人程度でもいい)つくりもしましょうね。伴侶よりも友達の方が長い付き合いになることは多いですからね。
あなたに良き出会いがありますように。
心の許容範囲
はじめまして。お寂しいであろう心のうちをお伝えくださり、ありがとうございます。
似た体験を重ねると、「宿業」という言葉が浮かぶ。それも無理からぬことと存じます。
現状に対して、或いは将来、どのようにして行きたいのか判読できませんでしたが、結婚ということを考えておいでであると思って、私なりの結婚観を書かせていただきます。なので「私が求めているのは、コレコレですから的外れです」とお感じであれば、誠にあい済みません。
私から見て、結婚とは「生涯でみても、数少ない特別な人間関係」と思います。家族ではあるけれど、血縁ではなく意思で繋がった関係。故にさまざまな嬉しさや喜び、そして悩みや苦しみに直面する。「やめてもいいんだ」という知識が、私を揺さぶります。
ご質問の文中で気になるのは、「私の心の許容範囲が狭く」というくだり。結婚生活では、自分の「許容範囲」と向き合うことだらけです。言い換えれば、「自分の柔軟性が試される」ということ。
と聞くと「うわー、大変そう」と感じるかも知れませんが、「でも、それってお互い様じゃ?」と思えるかどうかで、関係が続くか否かは決まってくると思います。「結婚してみたら、こんな人だった」という話は、古今東西男女問わずに聞かれます。結婚当初はラブラブでも、人の気持ちは必ず変わる。イヤ本当ですよ、30年とか40年単位の話ですよ。
あなたがご覧になる「良縁を炒めた方たち」も、必ずこの道を通り、選択し続けているのです(つまり、生まれながらに決まっていることではない)。
なのでね。どんな人でも、「この人とも、いつかはぶつかる日があるだろう。けど、この人となら、何とかしたい」という決意を、仮に持ってお付き合いするのが良いと思いますよ。
晴れの日は大いに楽しんだらよろしい。しかし雨の日も、きっと来ます。「あー、私の柔軟性は、まだ大丈夫?向こうに折れてもらうしかない?」を、その時にしていくよりない、と思います。
ともあれ、あなたの場合は「自分が何を望むのか?」を明確にするのが先決だとおもいます。「とにかく一人で死んでいくのはイヤ」なのか、「一度は結婚したい」のか、「他人に振り回されたくない」か…。目的地は、自分で見出すしか、ありませんので。