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母が亡くなって前からの疑問がふつふつと

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こんばんは!お坊様方は忙しいんだから、もうこれからは質問しないようにしよう!って思ってたのに…すみません。また投稿しています。
前回、母が亡くなった事を投稿しました。
今も母がいてくれたらな〜って思います。
母親ってどんなに弱っても年をとってもいてくれるだけで安心感がありました。
でも私が今思うのは母との思い出で楽しかった事ってあったかな〜です。
確かに同性だったので話が合うところはありました。子供達もかなりお世話になり、感謝しています。
でも??って思う事ばかりが思い出されて
弟に対する対応と比べたら、私って我儘を言える娘だったんだな〜って思って。
今まで誰にも恥ずかしくて言わなかった母の態度、言葉を誰かに聞いて欲しくて。
一番分かってくれるのは、やはりすぐ下の弟かなと思って何度かメールはしたけど、弟は母から私みたいな事は言われたりしてないし、母を亡くしたばかりで聞きたくないだろうし
今更、昔の事を思い出したりしてウダウダ言う私は小さい心の持ち主でしょうか?
もう亡くなった人の事を言うのはいけないことでしょうか?
何であの時、こんな事をしたの?こんな事言ったの?って母にききたいです。

2025年10月2日 0:25
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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

問うていく気持ちを抱えて、生きてもいいんじゃないでしょうか。

時間とともに、いろんなことが蘇りますね。
あれは何故だったのだろう…
私に向ける母の姿はこうだった…

あたたかな思い出ばかりでなく、解消できないままの出来事もあったことでしょうね。

直接 確かめることも、真意を尋ねることも叶わない。だからモヤモヤしてしまうのだろうと思います。

親も完璧じゃなく、子どもに向ける愛情にも、差が生じることもあったのでしょうね。子ども(あなた)が求める「母」でいてほしかった部分もあり、寂しさも拭えないでしょうけれど。

「お母さん、あの時はなぜだったの?」と、母に問うていく気持ちを抱えて、生きてもいいんじゃないでしょうか。
受けた記憶は、なかなか消えませんものね。
仏様なら、どんな気持ちも受け止めてくださいます。あなたの中で解消できるまで、いつだってお話くださいね。お母さんに向けた想い、私も仏様と一緒に聞かせてもらいますね。

2025年10月2日 3:22
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おきもち

個別相談可能
はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴トレーナー、手話、要約筆記、行政相談員、小学校 中学校支援員としても、ケアサポートをしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター.中学校DV授業 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。 ◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。 言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 ◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。 ◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。 ◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート ◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。 (相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので) ◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )

亡き母への問いを抱える心

1. 思い出は「光と影」で一つ

お母さまとの思い出を振り返るとき、感謝や安心と同時に、納得できない言葉や態度がよみがえることは自然なことです。人の関係は光だけでなく影も含めて全体であり、どちらか一方を切り離すことはできません。亡くなった方であっても「なぜあの時に?」という問いが残るのは、人間としてごく当たり前の心の動きです。

2. 「亡き人を責めること」について
亡き方を思い出して「なぜ?」と問いかけることを、悪いことだと責めなくても大丈夫です。真言宗の教えにおいても、人と人との縁は複雑であり、未消化の思いが残ることは自然です。その思いを「悪口」や「不孝」として抑える必要はありません。むしろ、心に残った問いを抱くことも、故人との大切なつながり方のひとつです。

3. 問いかける場をもつ
もし「なぜ?」と聞きたい気持ちが強いときは、仏壇やお墓の前で静かに語りかけてみてください。亡き方は肉体を離れても、仏の世界に抱かれています。言葉にした想いは、必ず届きます。そして、返事は言葉ではなく「自分の心の中にふっと湧く気づき」や「夢」「偶然の出来事」として返ってくることもあります。

4. 小さな心ではなく、素直な心
「ウダウダ言う私は小さい心の持ち主でしょうか?」とありますが、それは小ささではなく「正直さ」です。苦しい気持ちをごまかさずに認められることは、むしろ勇気のある行いです。弟さんや他の人に話せなくても、こうして言葉にすることで心は少しずつ整理されていきます。

おわりに
お母さまへの問いや複雑な思いも、あなたが「確かに生きて関わってきた証」です。亡き人を悪く思ってはいけないのではなく、そのまま抱いていて良いのです。やがて、その問いの中から「母も不完全な一人の人間だったのだ」と受けとめられる時が来るでしょう。

どうぞ、その問いを抱いたまま合掌し、「今日も母と共に歩んでいる」と感じてください。

合掌

2025年10月2日 13:37
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おきもち

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仏教×対話×ビジネス。僧侶・理学療法士・プロファシリテーター。死生観から整えるコンサルタント。仏教と対話で導く、リーダーのための内省と再構築。ビジネスという営みを通じて、人が本音と出会い、本来の個性で生きる場をひらいています。 ※お坊さん回答の中に「鈴木光浄」がおりますが当初諸事情がございまして私が回答したものでございます。そちらもあわせてご参照ください
職業柄、人生相談はこれまで多数受けてきました。 ぜひご自身の本音を出してください。向き合ってください。私は伴走させていただきます。 理学療法士でもありますので、これまで急性期から終末期まで患者さんを担当。 町の診療所から在宅までキャリアを築く。2歳から108歳まで患者さん担当。 また、コンサルタントでもありますので メンタルヘルスから新規事業、マネジメント、チームビルディングまで相談並びに研修対応可能。 現在、顧問契約募集中!

質問者からのお礼

中田様、鈴木様お忙しい中、回答をありがとうございました。
母は亡くなって間もなくて今、極楽浄土へ進むのに一生懸命なのに私がこんな事を思ってはいけないんじゃないかと心配してました。
ごく当たり前のことだと教えていただき、安心しました。そう言う事を母に言うのも大切な繋がり方だと知りよかったです。
きっと仏様になった母は受け止めてくれると思いました。

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