母が亡くなって前からの疑問がふつふつと
こんばんは!お坊様方は忙しいんだから、もうこれからは質問しないようにしよう!って思ってたのに…すみません。また投稿しています。
前回、母が亡くなった事を投稿しました。
今も母がいてくれたらな〜って思います。
母親ってどんなに弱っても年をとってもいてくれるだけで安心感がありました。
でも私が今思うのは母との思い出で楽しかった事ってあったかな〜です。
確かに同性だったので話が合うところはありました。子供達もかなりお世話になり、感謝しています。
でも??って思う事ばかりが思い出されて
弟に対する対応と比べたら、私って我儘を言える娘だったんだな〜って思って。
今まで誰にも恥ずかしくて言わなかった母の態度、言葉を誰かに聞いて欲しくて。
一番分かってくれるのは、やはりすぐ下の弟かなと思って何度かメールはしたけど、弟は母から私みたいな事は言われたりしてないし、母を亡くしたばかりで聞きたくないだろうし
今更、昔の事を思い出したりしてウダウダ言う私は小さい心の持ち主でしょうか?
もう亡くなった人の事を言うのはいけないことでしょうか?
何であの時、こんな事をしたの?こんな事言ったの?って母にききたいです。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
問うていく気持ちを抱えて、生きてもいいんじゃないでしょうか。
時間とともに、いろんなことが蘇りますね。
あれは何故だったのだろう…
私に向ける母の姿はこうだった…
あたたかな思い出ばかりでなく、解消できないままの出来事もあったことでしょうね。
直接 確かめることも、真意を尋ねることも叶わない。だからモヤモヤしてしまうのだろうと思います。
親も完璧じゃなく、子どもに向ける愛情にも、差が生じることもあったのでしょうね。子ども(あなた)が求める「母」でいてほしかった部分もあり、寂しさも拭えないでしょうけれど。
「お母さん、あの時はなぜだったの?」と、母に問うていく気持ちを抱えて、生きてもいいんじゃないでしょうか。
受けた記憶は、なかなか消えませんものね。
仏様なら、どんな気持ちも受け止めてくださいます。あなたの中で解消できるまで、いつだってお話くださいね。お母さんに向けた想い、私も仏様と一緒に聞かせてもらいますね。
亡き母への問いを抱える心
1. 思い出は「光と影」で一つ
お母さまとの思い出を振り返るとき、感謝や安心と同時に、納得できない言葉や態度がよみがえることは自然なことです。人の関係は光だけでなく影も含めて全体であり、どちらか一方を切り離すことはできません。亡くなった方であっても「なぜあの時に?」という問いが残るのは、人間としてごく当たり前の心の動きです。
2. 「亡き人を責めること」について
亡き方を思い出して「なぜ?」と問いかけることを、悪いことだと責めなくても大丈夫です。真言宗の教えにおいても、人と人との縁は複雑であり、未消化の思いが残ることは自然です。その思いを「悪口」や「不孝」として抑える必要はありません。むしろ、心に残った問いを抱くことも、故人との大切なつながり方のひとつです。
3. 問いかける場をもつ
もし「なぜ?」と聞きたい気持ちが強いときは、仏壇やお墓の前で静かに語りかけてみてください。亡き方は肉体を離れても、仏の世界に抱かれています。言葉にした想いは、必ず届きます。そして、返事は言葉ではなく「自分の心の中にふっと湧く気づき」や「夢」「偶然の出来事」として返ってくることもあります。
4. 小さな心ではなく、素直な心
「ウダウダ言う私は小さい心の持ち主でしょうか?」とありますが、それは小ささではなく「正直さ」です。苦しい気持ちをごまかさずに認められることは、むしろ勇気のある行いです。弟さんや他の人に話せなくても、こうして言葉にすることで心は少しずつ整理されていきます。
おわりに
お母さまへの問いや複雑な思いも、あなたが「確かに生きて関わってきた証」です。亡き人を悪く思ってはいけないのではなく、そのまま抱いていて良いのです。やがて、その問いの中から「母も不完全な一人の人間だったのだ」と受けとめられる時が来るでしょう。
どうぞ、その問いを抱いたまま合掌し、「今日も母と共に歩んでいる」と感じてください。
合掌
質問者からのお礼
中田様、鈴木様お忙しい中、回答をありがとうございました。
母は亡くなって間もなくて今、極楽浄土へ進むのに一生懸命なのに私がこんな事を思ってはいけないんじゃないかと心配してました。
ごく当たり前のことだと教えていただき、安心しました。そう言う事を母に言うのも大切な繋がり方だと知りよかったです。
きっと仏様になった母は受け止めてくれると思いました。



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
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