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仏壇での勤行について(曹洞宗)回答受付中

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いつもお世話になっております。

YouTubeで拝見した曹洞宗寺院内での読経と家庭でのやり方に差異を感じたので質問いたします。

在家の勤行では開経偈~から始まるやり方を推奨されてますが、寺院では直接般若心経や妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈から始まってるパターンをお見かけします。

開経偈等はお唱えしなくても問題なしと言う認識でいいのでしょうか?

また在家勤行の流れを調べたところ本尊、先祖回向、普回向でそれぞれ唱えるお経もまちまちですし、普回向に先祖回向も含まれる考えもあるようで、お寺ごとの裁量にまかされている部分が大きいのでしょうか。

よろしくお願いいたします。

2025年10月14日 20:37

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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おおよその基準は決められています

曹洞宗の場合、おおよそどのような場合に、どのようなお経を、どのような作法で読むかは「行持規範」という基準があります。
しかし、実際に読むお経や細かい進退の作法は、それぞれのお寺や地域の歴史的背景によって違いがでる場合があります。このような特色を「山風」(さんぷう)と呼んでいます。

開経偈を読まれるお寺もあります。多くの場合、音読ですが、Youtubeで訓読でお唱えされているお寺さんを拝見したこともあります。それぞれ、山風として尊重されるというのが、曹洞宗の基本的な態度です。

また、一般の方がお家の仏壇の前でお経を読まれる場合は、それぞれのお家の事情で適宜の方法で読まれてかまいません。

曹洞宗は法華部・般若部・華厳部を中心とする大乗経典と、それに関連する頌偈・陀羅尼・祖語などを読誦依用の仏典としていますので、それ以外のもの(たとえば阿含部経典)は、通常の法要や日常の読経で読まれることはありません。

2025年10月15日 5:50
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有り難し
おきもち

新潟県上越市、龍興山宗恩寺住職。

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