部活を辞めた後に残るモヤモヤについて回答受付中
こんにちは。
私は現在大学4年生で、1年生のときから入っていた部活を少し前に退部しました。
退部の原因はある後輩です。
その人は一度別の大学を出てから入り直して来た人なので、部活内で1番年上です。
基本的に仕切りたがりで高圧的かつ自分勝手な行動が多く、以前部外の人とも部活に関する事でトラブルを起こしています。
そのトラブルが原因で私はその人とできるだけ関わらないようにしていたのですが、冷たい態度を取っていると思われたのか、私がターゲットにされてしまい指摘しなくてもいい細かいことまで指摘されたり、厳しいことを言われるようになり、年上とはいえ後輩に上から色々言われることが我慢できなくなり退部しました。
荒立てたくはないので当たり障りのない文言で退部の連絡はしたのですが、なんとなくモヤモヤが残っています。丸く収めたことは正しいことだとは思いながらも、これまで自分が下に見られているような態度を多々取られていたので、結局何も言い返せず悔しい気持ちやイライラが残っています。また、部活自体は好きだったので、その人のせいで卒業まで続けられなかったことも心残りです。
このモヤモヤした気持ちを自分なりにどう受け入れればよいでしょうか。
お坊さんからの回答 3件
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言い返せなかった悔しさをどう整えるか
あなたの文面からは、誠実に人と関わってきたからこそ生まれた、深いモヤモヤと悔しさが伝わってきます。
「波風を立てたくない」と思いながらも、「本当は違う」「あの言い方は理不尽だった」と心の中で叫んでいたのですね。
1. 丸く収めた自分は、逃げたのではなく「智慧で守った」
仏教では、怒りや争いを避けて沈黙を選ぶことを「忍辱」といいます。
それは弱さではなく、智慧ある強さです。
あなたは感情に飲み込まれず、関係を壊さない形で退部を選びました。
それは「戦わなかった」ではなく、「壊さなかった」という選択。
すでにあなたは、成熟した勇気を実践しています。
2. 「言い返せなかった悔しさ」は、尊厳の感覚が生きている証
理不尽な態度に対して怒りを覚えるのは、あなたの中に“人としての尊厳”があるからです。
「自分を軽んじられた」と感じた心は、自分を大切にしている証でもあります。
怒りは悪ではなく、尊厳のセンサー。
だから、無理に「許そう」としなくて大丈夫です。
「私は正しく反応できた」と認めてあげてください。
3. 「好きだった部活」を失った喪失感は、愛情の名残
退部後もモヤモヤするのは、部活そのものへの愛情が残っているからです。
仲間、時間、やりがい
その全てがあなたにとって宝物でした。
仏教ではこれを「愛別離苦」と呼びます。
この痛みは、あなたがその時間を本気で生きていた証。
悲しみの奥には、確かに“愛”があるのです。
4. 「受け入れる」とは、“納得する”ことではない
心を整える上で大切なのは、「納得」より「承認」。
「理不尽だった」「悔しかった」「でも終わった」
この三つを同時に抱えることが、成熟した受け入れ方です。
無理にポジティブに変えなくていいのです。
ただ、「あの経験があったから、私は他人の痛みに優しくなれた」
そう思える瞬間が訪れたとき、モヤモヤは静かに癒えていきます。
5. 最後に
あなたの退部は、弱さではなく誠実さの選択でした。
「正しいことをしたけれど心が痛い」
それが人間の自然な反応です。
どうか焦らず、その痛みを静かに抱えてください。
やがてその経験が、あなたをより優しく、しなやかにしてくれるでしょう。
あなたの中にある誠実さは、これから出会うすべての人間関係で、必ずあなたを守ります。
合掌
区切りをつけた。自分が頑張ってきたことに誇りを持てばいい。
その人の態度は、周りを不快にさせたり、納得がいかないと感じる人もいることでしょうね。部の雰囲気も変わってしまいますよね。トラブルを起こす人には、誰もついていけないでしょうね。周りが離れていくことにも、気付けない残念な人でしょう。
せっかくここまで取り組んできた部活。このような形で退部に至ったことが悔しいでしょうし、最後まで続けたかったですよね。
ただ、卒業まで部活にいることが、やり遂げるという意味ではありません。今まで取り組んできたことは、あなたの身になり、これからも大きな力、自信にもなっていくでしょう。自分が頑張ってきたことに誇りを持てばいい。誰かに追い出されたわけではなく、自分で決めて、自分から区切りをつけたことによる退部なのです。
今まで、よく頑張ってきましたね。
自分を褒めてあげましょうね。
あなたのこれからを応援させて頂きます
拝読させて頂きました。
あなたがそのような理不尽な人のために好きだった部活を辞めなければならなかったことを読ませて頂きました。とても辛かったでしょうし、悔しかったでしょうし、悲しかったのではないかと思います。あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
あなたが人との和をもって判断なさったことはとても尊いことです。あなたと皆さんとのご縁はこれからも末永く続いていくのではないかと思います。
多くの方々があなたの態度や言葉や行動をしっかりとご覧になっているでしょう。少なからずあなたのことを理解なさっていて下さる方々は沢山おられるでしょう。
同時にその人のことを多くの方々がしっかりとご覧になっていると思います。
それによりそれぞれに多くの方々からも多くの報いを受けていくでしょう。あなたのなさったことへの報い、その人がなさったことの報いが自ずとついて回るでしょうからね。どうか安心なさって下さい。
おそらくこれからあなたが社会に出て行くとより一層そのような人たちを目にするでしょうし、そのような言動があなたの目の前に起きていくでしょう。
そうした時にあなたがこれからどのように向き合いどのように行動しなさっていくのかが試されていくかもしれません。
その時その時それぞれの立場や姿勢があるでしょうからね。今回のことも踏まえてこれからあなたが望ましいと思う言動を誠実になさっていって下さいね。
あなたがこれからも誠実に皆さんとのご縁を大切になさり健やかにご成長なさっていきます様に、あなた自身があなたの志す道をしっかりと歩んでいくことができます様に心から仏様や神様やあなたのご先祖様にお祈りさせて頂きます。そしてあなたを心より応援させて頂きます。
どうかこれからがんばってくださいね!
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
もともとは和気藹々とした雰囲気で緩くみんなで楽しんでいた部活の環境が、今はその人のせいでルールに縛られ堅苦しくなり、自分達が先輩から受け継いで築いてきた親しみやすい雰囲気作りを壊されたような気持ちでした。
ですが自分で決めた区切り、とても腑に落ちました。部活で得た知識や経験があることをご回答を読んで思い出し、後悔ばかりする必要もないかと思えるようになりました。
完全に受け入れることにはまだ時間はかかるかもしれませんが、ご回答を読み返しながら、いつか前向きになれるよう心の整理をしたいと思います。
ありがとうございました。
重ねてご回答、ありがとうございます。
強さ・誠実さゆえの行動だったというお言葉、心の救いになります。
ひとつひとつわかりやすく解いてくださり、自分の中でも少し整理できました。
起こったことは経験として自分の中で受け入れようと思います。
また、色々教えてくださり勉強にもなりました。
ありがとうございました。



職業柄、人生相談はこれまで多数受けてきました。
ぜひご自身の本音を出してください。向き合ってください。
私は伴走させていただきます。
理学療法士でありますので、これまで急性期から終末期まで患者さんを担当。
町の診療所から在宅までキャリアを築く。
2歳から108歳まで患者さん担当。
カウンセラー、コーチ、コンサルタントでもありますので
メンタルヘルスから新規事業、マネジメントまで相談対応可能。
ビジョンワークはライフワーク。