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必死さを和らげるには回答受付中

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有り難し有り難し 9

お世話になります、今年もハスノハに大変助けられ、心より感謝しております。

必死になりすぎている心をどうしたら緩めることができるか、ヒントをいただきたく、投稿しました。

私は30代半ばで大学院に入り、そこから今(大学非常勤講師)まで、かなり必死に頑張ってきました。それまでどんな仕事も長続きせず、頑張ることができず、無職期間も長かったのですが、自分の関心ある分野での研究なら社会に参加できそうだと考え、退路を断つ感じで大学院に入りました。とても有益な時間でしたが、頭の中にはいつも、「自分は社会人としてはまともに働けなかった、皆よりかなり遅れをとっている、ここでの勉強さえ放棄したら、もう後はない、まともな人間にならなきゃ」という強迫的な考えに追い立てられている気持ちがありました。

現在、なんとか大学の非常勤講師になり、自分の関心を生かした仕事をしているという点では、昔の自分からは想像もできない進歩を遂げたと思います。しかし、収入は不十分ですし、研究者、教師としての自分を見ると、卒業大学や専門知識やスキルの点において、他の先生に比べかなり劣っている、未熟だと気づきました。そこで、またあの「自分はいろんな面でまだ劣ってる。まともな人間にならなきゃ」という気持ちが出てきてしまい、毎日の仕事や研究が、生死をかけたような【必死】なものとなり、心や頭のエネルギーがかなり消耗しています。

研究分野については、大好きな気持ちは変わりなく、これからも、この業界で頑張りたいのですが、「自分はここでダメならもう終わり」というような必死な気持ちではなく、なるべく楽しくラクな気持ちで取り組んでいくには、どうしたらいいでしょうか。

どうぞ、仏教の知恵をお貸しいただければ幸いです🙇

2025年12月20日 23:26
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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

必死と努力は違うもののようです

人は関心への集中が深まり、またその対象が大きければ大きいほど、その対象との関わりが自分の生活の全てのように勘違いしてしまいます。「このテストで合格点を取れなければ、私の人生は終わりだ」「この書類が期限までにできなければもうアウトだ」と思い込むことは、誰にでもいつでも起こりうるものです。ですが、現に合格点を取れず、期日に間に合わなくても、そこで急に命を落とすことはなく毎日の生活は続いていきます。
また、対象の大きさというものは結局、本人の認識によるもので、実際の様相とは関係がありません。鯨だと思った対象が実はメダカだということもあり得るのです。どのような対象であれ、関心の度合いがどうであれ、それとの関わりは結局、自分の生活の部分(パーツ)のひとつに過ぎないと正しく観察できれば勘違いを回避できるのではないでしょうか。
必死とは「それができなければ必ず死んでしまう」、逆に言えば「これができれば死んでしまってもいい」と思い込んでしまうことで、目標に向かって工夫実践することとは実はあまり関係のない心性のようです。その思い込みはややもすると正常な判断をくるわせ行動をストップさせてしまうことがあります。
救急診療に長くたずさわっている外科の先生にうかがったことがありますが、厳しい状態の患者さんに対応する時、よく心の中で「ミッキーマウス、ミッキーマウス」と歌いながら処置することがあるそうです。剣豪の宮本武蔵は「切所では笑え」と弟子に教えたそうです。おそらく、いずれも必死の思い込みにとりつかれないようにとのオマジナイなのでしょう。

何事かを成し遂げるには努力が必要なのは言うまでもないでしょうが、それは必死とは違うもののようです。必死の思い込みは「自分の努力はまだまだ足りないのではないか」と際限のない妄想に結びついてしまうかも知れません。
歌舞伎役者で人間国宝になった坂東玉三郎さんは「努力は絶対に必要。だが、努力を続けるには、第一に命と健康を守らなければならない」とお話しされています。
すでにご存じかも知れませんが、YouTubeに坂東玉三郎さんの短い動画がアップされているのでごらんになってみてください。

https://www.youtube.com/shorts/GPc4DsVkLr4

https://www.youtube.com/shorts/7SGVt018yYo

2025年12月21日 5:57
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有り難し
おきもち

新潟県上越市、龍興山宗恩寺住職。

劣ると考えず、一つひとつの積み重ねなのだと、焦らずに。

仕事が続かなかったのには、理由があったのではありませんか。人間関係や職場環境が複雑であったり、ストレスがかかっていたのでしょう。そんな仕事環境が続いたためではありませんか。
ですが今の仕事は、研究や指導、あなたのペースも大切にできているのではないかしら。

人にはそれぞれにペースがあるのですよ。他の先生を意識しながら、刺激にするのは良いと思いますが、劣っていると思うとキリがありませんよ。上には上がいるのですから。

まだまだだと感じるから、学ぶことを怠らず頑張りたいと努めるのです。それって、とても前向きなこと。
でも、これで終わりというのは、人生には無くて、何事も「学び」から得るものが成長。コツコツの積み重ねではないでしょうか。

私もいまの環境に入り、資格を得たのは30歳過ぎ。そこから20年が経ちましたが、まだまだ学ぶことばかり。

劣ると考えず、一つひとつの積み重ねなのだと。焦らずに歩みませんか。

2025年12月21日 8:54
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有り難し
おきもち

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴トレーナー、手話、要約筆記、行政相談員、小学校 中学校支援員としても、ケアサポートをしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター.中学校DV授業 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
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質問者からのお礼

皆様、ご回答ありがとうございました😭
自分が遅れを取っているという気持ちは、これまでの人生で周りから言われたこと、自信をなくさせるような出来事の積み重ねでそうなってしまっているだけだと気づきました。必死さは、それに気づかせるためのサインだったのかもしれません。
正しく物事を見ながら、自分にとって大切な学び、スキルを一つずつ積み重ねていきたいと思います。

いつもありがとうございます😊皆様、良いお年を⭐️

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