不慮の事故で初めて死の恐怖を感じました回答受付中
私は今年の12月中に不慮の事故を起こしました。それは、左薬指の損傷です。先週の水曜日の夜に、トマト缶の切り込み溝にたまたま左手にあたってしまい、大量出血になり、慌てて夜の急患に行きました。その時、医師に左薬指の神経がやられているといわれ、翌日別の病院を紹介されました。その翌日に、別の病院で、医師に突然「明日手術した方がいい」と言われ、いきなり入院を勧められました。その翌日に、入院が決まり、その日に手術しました。術後、私はこう思いました。その時に、初めて死の恐怖を感じました。今でもあの時の恐怖を覚えています。時々、インターネットのニュースで有名人の闘病生活や訃報を知って、改めて命の重さを感じました。もしかしたら自分もいずれ大変な病気になるのではないかと不安が漠然と大きくなりました。万が一自分が病気になった時の想像が怖くてたまりません。そんなこと思うのは、大げさでしょうか?万が一、自分が死の選択を迫られたとき、どうすべきか教えてください。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
是非とも「色即是空・空即是色」の深遠さを会得してください。
拝読させていただきました。
仏教の答えから先ず申し上げますと💡
「過去は追うな。未来を願うな。今を生きよ。」となります。
今回の大きな損傷を一日もはやい回復を御祈念いたします。体内には細胞があるので損傷によるネクローシスが損傷部位をリハビリしなけば固まっていくことと思いますので、リハビリ時期に入れましたら意識してリハビリを促進してください。
「死」に関しては、生者必滅と説く仏教では、生まれくるもの全ては死に至る登竜門となります。
かの作家・僧侶でご逝去されました瀬戸内寂聴さんは「死ぬことは怖くない。ただ、会いたい人に会えなくなる。」と遺しています。
わたしたち人間は五感である眼・耳・鼻・舌・体から感受したことで世に言う第六感である意識(心)が萌芽します。その意識の積み重なりが心の蔵に収められ記憶とは異なる思い出となります。
未来を考えてはないないと説く仏教では、未来を見据えることとは異なります。
やがて大病や寿命が到来したときに人は驚きを隠せないものです。
そのためには「諸行無常・諸法無我」を深く知り、心はどこにもはい"無"である「空性(くうしょう)」を心から観照することで死からの恐怖は半減されます。
ネットでと『般若心経』は600巻からなる経典をたった本文262文字に仏の真髄が記されています。
まずはhasunohaにご縁があるので、仏縁があることになります。
宗派にこだわりなければ、『般若心経』を是非とも顕教でなく、経験から感じていくで般若心経の深遠さに触れることができると思います。
参考程度までに。
合掌
そんなときは
質問ありがとうございます。
大変なことがありましたね。
大げさではないと感じました。
思うのは人それぞれだからです。
もし今後そんな思いが出てきたら
心地のよいことを考えるくせをつけませんか。
きっと本来は考えたくないことですよね?
だからこうして質問されてきていると思います。
思ったら心地よいこと。
思ったら心地よいこと。
知らずのうちに忘れているかもしれない。
合掌
無理に感情をコントロールしようとせず、呼吸を整えてみましょう
こんにちは。釋聴法です。2回目でしょうか。
「左薬指の損傷」との事。大変なご経験をされましたね。まずは、お体と心が少しでも落ち着く方向に進んでいることをお祈りいたします。
仏教の視点から、今のあなたにお伝えしたいことが3つあります。
①恐怖は「命を愛している証」
死の恐怖を感じるのは、あなたがご自身の命を心から大切に思っている証拠です。その震えるような不安は、決して「弱さ」ではありません。「生きたい」という強い生命力の裏返しなのです。まずは、怖がっている自分を否定せず、「それほどまでに一生懸命生きてきたのだね」と、ご自身を優しく労わってあげてください。
②「今」という一点に座る
私たちは「まだ起きていない未来」を想像する時、最も強い恐怖を感じます。しかし、仏教では「過去はすでに過ぎ去り、未来はまだ来たらず。あるのは今この瞬間だけ」と説きます。病気への不安が襲ってきたら、大きく深呼吸をして、今、目の前にあるお茶の温かさや、足の裏が床に触れている感覚に意識を戻してみてください。
③お守りとしての「備え」
「万が一」への恐怖は、智慧(ちえ)に変えることができます。信頼できる人との繋がりを再確認したり、必要な事務手続きを整理したりすることは、執着ではなく、今を安心して生きるための「お守り」になります。
今回の出来事は、あなたが「生」の尊さを改めて知るための、痛みを伴う尊い機会であったのかもしれません。今は無理に感情をコントロールしようとせず、ただ静かに、呼吸を整えてみましょう。
拝
縁起寺 釋聴法



職業柄、人生相談はこれまで多数受けてきました。
ぜひご自身の本音を出してください。向き合ってください。私は伴走させていただきます。
理学療法士でもありますので、これまで急性期から終末期まで患者さんを担当。
町の診療所から在宅までキャリアを築く。2歳から108歳まで患者さん担当。
また、コンサルタントでもありますので
メンタルヘルスから新規事業、マネジメント、チームビルディングまで相談並びに研修対応可能。
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