気持ちが弱すぎる
はじめまして。現在芸術系の大学に通っている者です。以前から仏教に興味を持ち、空いた時間に本を借りるなどして軽く勉強をしていました。ネットで仏教について調べているうちに、このサイトにたどり着きました。
私は少しでも気を病むと調子が悪くなって、体調を崩してしまうのが悩みです。病は気から、という言葉の通りだと自分でも思います。
少しでも頭痛があったり、体がだるいと、「どうしよう、今体の調子が悪いんだ、ずっとこれが続くのかな」とか考えて、ぐるぐる思考にはまってしまい、不調のことしか考えられなくなってしまいます。
こんなに体の不調を心配するのは去年の出来事が原因です。
私は去年上京して大学に入学し、寮生活をしながら毎日好きなことを勉強して、充実した生活を送っていました。
ずっと夢中で勉強していたのですが、ある時慣れないことばかりした疲れがどっときて、2ヶ月ほど生活がままならないレベルで体調を崩してしまいました。(その時はちょうど夏休みに入った頃だったので自宅で療養できました)
夢中になって好きなことをすれば体調を崩してしまうという考えが染み付いてしまったのか、体調不良が怖くて我を忘れて大好きな勉強に没頭することができなくなってしまいました。もっともっといい作品を出したいのに頑張れないのが苦痛です。
その上、少しでも体調が悪くなると、また去年のように体調を崩し、怖い目に合うのではないかと不安になってしまいます。
家族、友人、心療内科の先生などに相談したら、みんな口を揃えて「心の問題だ」と言います。私もそう思いますが、前向きになれと言われて前向きになれるならもうなっていると思います。
前向きになり不安を軽くする具体的な考え方のアドバイスをいただけたらと思い質問しました。よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
時には助けを借りることも必要
ににさん、はじめまして。
ににさんは上京して好きな勉強をしていて慣れない生活の疲れで体調を崩してしまったのですね。それから少しでも気を病むと体調を崩してしまうのですね。
例え話があります。
毒蛇に噛まれた人が苦しんでいました。
自分で何とかしようと思いますが、どうにもなりません。やがて毒が回って亡くなってしまいました。
もっと早く助けを呼べばよかったのに。
猛毒は自分では対処できません。誰かに頼ることが必要なのです。
ににさんは、好きな勉強をするため上京し、夢を実現させるために作品を制作しておられることと思います。勉強するためには先生が必要であり、作品を制作するには道具が必要です。
ににさんがひとりで気を揉んで、また体調を崩すのではないかと心配しても始まりません。早めにヘルプのサインを出して人を頼ることです。
不安の9割は起こらないものです。
ににさんが心穏やかに作品の制作に心が向くことができるよう祈念しております。
質問者からのお礼
お忙しい中、ご回答をありがとうございます。
親や友人に心配をかけたくないという気持ちが先走りすぎたのかもしれません。
これからは少しずつ人に頼ることを練習していこうと思います!不安の9割は起きないものという言葉を見てなんだかホッとしました。本当にありがとうございました。