自然のコントロールについて
先日公園で、カラスにつつかれて怪我してるタヌキの赤ちゃん4匹がいました。
他の人が警察に連絡して警官が来て、あちこちに連絡していましたが、
警察としては連れて帰る事は出来ないのでそのまま置いて行くと
言う事になったので、見るに見かねて保護しました。
世話をしていたら、タヌキではなくアライグマである事に気付きました。
動物園やペットショップに連絡しましたが、引き取る事は出来ないし、
危険な動物なので今は法律で飼う事も禁止されてると言われて困ってしまいました。市の保健所にも連絡してみましたか、特定外来種ですが、
うちの市では引き取りまではやってないので害虫駆除の業者に
殺処分にしてもらうか、元居た場所に戻して下さいとの事でした。。
餌を食べさせて、怪我を治療し体力が付いたら元の公園に放そうと
思っていました。
私は元々自然が好きで、野鳥や動物達を観察するのが趣味です。
元いた場所に戻すと、これから夏鳥の繁殖の時期なので
肉食獸のアライグマは卵や雛を襲う事は容易に想像出来ます。
元来日本に生息している動物ならそれも仕方ないのですが、
生態系を壊してしまう事と、特定外来種として駆除の対象としての
過酷な運命の中生きて行く道を選ぶ事も出来ませんでした。
凄く悩みましたが、動物病院で安楽死をさせました。
今は4匹一緒に埋葬しています。
もちろんアライグマの赤ちゃんには何の罪もありません。
人間の勝手で海外から連れて来られて、飼えなくなって
捨てられた親から生まれた子達だと思います。
一番苦痛のない方法を考えたつもりでいますが、
私の自己満足で保護し、自己満足で安楽死させてしまった事に
凄く罪の意識を感じてしまっています。
例え外来種でも私に尊い命を奪う権利などないはずです。
どうする事が最善だったのか?自問自答していますが
答えが出ません。。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
それで良かったと思います
最善というものは人それぞれだと思います。
あなたは他の生物の事も考えて、法律にも従って最善の対応をしたのではないでしょうか。
昔あらいぐまラスカルというアニメがありましたね。
最終回で子供がラスカルを森に返してお別れしたと思います。
元々その辺りの森にはアライグマが生息しているのだから、森に返す事がその子にとっては最善だったのです。
また、アライグマを食材として扱う料理人もいるようです。害獣駆除と食材調達で一石二鳥と考えているのでしょう。それも、その人にとっては最善なのです。
私ならどうするか、考えても結論は出ませんでした。もしかしたら、法律に違反してしまうかもしれません。
もう過ぎたことですから、今あなたにできる事は、手を合わせて、守ってあげられなくてごめんね、次は人間として生まれてきてね、と祈ることだと思います。
質問者からのお礼
聖章様
大変貴重なご意見を
ありがとうございました。
凄く重い気持ちで過ごしていましたが、
祈る事でアライグマ達も私も少しずつ
救われる様な気がします。
また同じ様な場面に出くわしても
逃げずに最善を尽くしたいと思っています。