思い通りにしたくなってしまう
夫との関係で悩んでいます。夫はデリカシーがなく、こちらの気持ちを考えて行動することが苦手です。自分が今やりたいと思うことに集中してしまうようなところがあり、私の優先順位が低いと感じ、それが理由で悲しい気持ちになることが多く、結婚してから一年ほどずっと喧嘩ばかりでした。
ひどい、悲しい、と思うと「もっとこうしてほしい」とわかってもらえるまで、相手を追及しつづけてしまいます。「俺は君の思い通りに動くことはできない、コントロールしようとしないでほしい」と何度か言われました。
思い返すと、過去付き合った2人全員に同じことを言われ、お別れしてきました。されたら嫌なことを「いやだ」と伝えるだけでは、止まれない自分がいます。「なぜいやなのか」「どうしてほしいのか」「なぜあなたはそんなことをしたのか」をクリアにして相手と同じ方向を見れてこそ安心できるのです。
それが傲慢であることに気づきましたが、「相手を思い通りにしようとしない」「相手に同じ方向を向かせようとしない」ことと、自分がされたら嫌なことを我慢することのちがいがわかりません。相手に期待しないと割り切ろうとすると、リスペクトや愛までなくしてしまいそうです。相手の嫌なところを「変わって欲しい」と思うことがやめられません。
どうすれば、分かり合えない他人という生物を愛しながら、リスペクトをもちながら、穏やかに暮らしていけるのでしょうか。
お坊さんからの回答 4件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
愛するって、「わかり合えない部分」も、愛おしいのだよね。
自分の都合良く、相手は動いてくれないよ。今までの人にも言われたことなのであれば、あなたは相手をリスペクトしたいと言いながら、相手を尊重するよりも、自分を大事にして!という想いを前に出してきたのかもしれませんね。
他人という生物を愛するって、「わかり合えない部分」も、愛おしいのだよね。やっぱりいつでも彼はこうだな…でもそういうところも好きだなって。そう思えると、無理に変えたいとも思わないし、それぞれの自由が心地良いものなのですよ。
愛のカタチ
はるさんは誰かを傷つけたり支配したりしたいのではなく、「大切な人とは分かり合いたい」「同じ方向を向いていたい」という願いを持っておられるんですね。
実は、私も妻と喧嘩して、心がモヤモヤしていた時に出会った言葉があります。
所ジョージさんの「夫婦は価値観が違うのが当たり前」
そして、
「奥さんと価値観が違うのは当たり前で、その違う2人が一緒に人生過ごすんだからさ、奥さんの人生も生きられるんだよ」
これは「違うから困る」ではなく、「違うから面白い」という発想です。
私たちはつい、「愛しているなら分かりあえるはず」と考えます。しかし本当にそうでしょうか?
夫婦になっても、育った環境も価値観も感じ方も違います。
それでも一緒に生きていく。それが夫婦なのだと思いませんか?
また所さんは、
「ボクと結婚しなければ彼女には違う人生があった。ところがボクと結婚したことで『ボクがいる人生』になってしまった。その責任がある。」
とも話しています。
ここには、「相手が自分を幸せにしてくれるか」ではなく、「自分は相手の人生にどう関わるか」という視点があります。
夫婦関係が苦しくなるときは、「なぜ分かってくれないのか」に目が向きやすくなります。しかし愛とは、相手を自分の理想に近づけることではなく、相手が自分とは違う存在だと知り続けることのように思います。
もちろん、嫌なことを我慢しなさいという話ではありません。嫌なことは嫌だと伝えてよいのです。
ただ、その先で「私と同じように感じてほしい」「私と同じ考えになってほしい」となると、お互いが苦しくなります。
愛には様々な形があります。
相手のためと思いながら、結果として相手を追い詰めてしまう愛もあります。
逆に、違いを認めることで育つ愛もあります。
夫婦とは、どちらかが我慢する関係ではなく、「ここまでは入っていいけれど、ここから先は相手の領域」という境界線を学んでいける関係ではないでしょうか?
踏み込んでほしい場所もあれば、踏み込まれたくない場所もある。その違いを知り、お互いに尊重しながら距離感を探っていく。
夫婦であっても、他人であり「理解は偶然で、誤解が普通」なんです。
まずは、分かり合えない部分があることを認めながら隣を歩くこと。
それが、長く続く夫婦の愛のひとつの形なのではないかと思いました。
はるさんの心のダムを決壊させる所から始めましょう
はるさん、ご相談承りました。
結婚してから、はるさんの優先順位が低いと感じ、結婚して一年ずっと喧嘩ばかりしている事。
まずは、男性は、女性と全く違う生き物という認識は大切。
大体の男性は束縛、コントロールされることを嫌がります。
この辺が上手な奥様達は、ただただ黙って自由にさせておき、そして何か事があったときに、そっと立って、静かに旦那様を支える。
そんな時に、男性が女性に対するリスペクトが生まれたりします。
距離感も必要で、旦那さんとのベストな距離をイメージしながら自分の生活をしていく。
結婚は、恋人同士の同棲とは違い、運命共同体です。
相手と向き合い指摘し合うのではなくて、同じ方向を向いて一緒に進んでいくものです。
旦那様はあなたの所有物ではありません。
一緒に生きていく同士なのです。
そして、それぞれの特質が違うからこそ、支え合える。お互いにないところをカバーし合える。
今のままだとパートナーを檻の中に入れ込んで鍵をしてしまってるような状態です。
そして食べてもらいたい餌を与えているそんな状況です。
それでは、男性は逃げていってしまいます。
私も過去たくさんの同じ失敗をしてきました。
今だって油断すると間違えてしまいそうな気もします。
それぐらい繊細な問題です。
旦那様のことをデリカシーがないとおっしゃいましたが、旦那様の領域にドンドン入っていくのも、それもノンデリカシーです。
相手に期待しないと割り切ろうとすると、リスペクトや愛までなくしてしまいそうとありました。
それは、なぜか。
根本が自己愛が強いんです。
自分ありきの思考になっているんです。
本当に相手が好きなら、相手を尊重したいなら、相手ありきで考えてみる。
自分はさておき、です。
難しいと感じるかもしれませんが、そこは、訓練です。
相手への束縛をやめ、ただただ相手を思い、相手が居心地が良い姿を見ることが自分の幸せと言う心境になった時、相手との愛情の循環のサークルができ、自分も相手からの愛情がもらえる。
心地良いキャッチボールができるようになる。
今ははるさんの心のダムができてしまっている。
まずはダムを決壊させなければ。
そうすれば、愛情は、循環します。
道のりが長いかもしれませんが、はるさんならできると思います。
心から応援しております。
織姫と彦星に学ぶ、愛とリスペクトの「ちょうどいい距離感」
ご自身の心とこれまでの過去に向き合い気づかれたこと、本当に素晴らしい一歩ですね。傲慢などではありません。それほど相手を愛し、真剣に向き合いたいと願う純粋な気持ちがあるからこそ、苦しまれてきたのだと思います。
もうすぐ迎える「七夕」の話し。離れ離れにされた二人を、私たちは可哀想と思います。でも、私の見解は、実はこれほど楽で幸せなことはありません。もし二人が毎日ずっと同じ家で暮らしていたら、どうでしょう。掃除や洗濯の仕方、生活習慣の違い、デリカシーのない言動がどうしても目に付きます。「なんで?」と追い詰め、相手は逃げ出す!まさに今のあなたたちと同じように、せっかくの愛が「近すぎるがゆえの凶器」になっていたかもしれません。
しかし、織姫と彦星は違います。離れている間は「自分だけの時間」を100%生き、相手の行動をいちいち気にする必要もありません。そして年に一度会えるときには、相手の存在そのものに心から感謝し、愛し合えるのです。
あなたが今すべきなのは、嫌なことを「我慢する」ことではありません。
織姫と彦星のように、「相手には相手の、自分には自分の生活の仕方(個性)がある。人はそれぞれ全く違う生き物なのだ」と認めて、心の距離を少しだけ離す(自立する)ことです。
あなたが追及を止められないのは、相手と「同じ方向を向いて一つになりたい」と強く願うからですよね。しかし、夫婦であっても別々の人間です。同じ方向を無理に向かせようとするのは、相手の個性を否定することになってしまいます。
相手に期待しないというのは、愛を捨てることではありません。違いそのものを面白がり、リスペクトすることです。
同じ方向を向く必要はありません。お互いに自分の足で立ちながら、お互いの個性を認め合うだけで十分です。相手を追い詰めたくなったら、「天の川」を流してください。あえて少し離れる。自分の時間を充実させて、相手への関心を良い意味で「放っておく」のです。年中一緒にいることだけが愛ではありません。お互いの「違い」を認め、つかず離れずの心地よい距離感を保つこと。それこそが、分かり合えない他人を愛し、リスペクトし続けるための最大の智慧です。
相手の「自分とは違う素晴らしい個性」を、少し離れた特等席から眺めるような気持ちで、まずはご自身の時間を大切にしてみてくださいね。



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。
◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。
◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート
◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。
(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )