hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

頭をよぎる自分の気持ちが不甲斐ない回答受付中

回答数回答 2
有り難し有り難し 1

いつもお話し聞いてくださりありがとうございます。

介護のことで一度相談いたしました。引き続き介護していましたが、同居の義理母が転倒骨折→入院となりました。退院後は高齢のため施設を検討をすすめられてます。

私はここ数年身内の不幸や自分では解決できないことの息詰まりを、パワーストーンや自分なりの浄化作法、神仏参拝などで開運を願っていました。

義理母の施設入所となると私の負担が格段に減り、「私の時間ができる」「人生の好転」という言葉が頭に浮かんでしまいました。
こんな大変な時期なのに、長年一緒に暮らした母なのに、と現実と自分の気持ちとバランスがとれません。

本人、家族の意向も専門職の助言はいただきますが、自分に素直になって良いでしょうか?

2026年6月28日 9:55
この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご自身の心に素直になり、その状況を喜んで受け入れてよいのです

ご相談ありがとうございます。長年のご介護、本当にお疲れ様でございました。
義母様が施設へ入所される可能性に対し、「自分の時間ができる」「人生が好転する」と感じたご自身を不甲斐ないと責めておられるのですね。しかし、そのお気持ちに罪悪感を抱く必要は全くありません。

誰かのために尽くし続けると、知らず知らずのうちに心身の余裕を失ってしまうものです。今回抱かれた安堵感は、決してあなたが冷たいからではなく、これまでのご負担がどれほど重かったかを物語っています。この状況の変化は、あなたがこれまで重ねてきた祈りがもたらした「めぐり合わせ」であり、お互いがより良く生きるための大切な「ご縁」と捉えてみてください。

ご自身の心に素直になり、その状況を喜んで受け入れてよいのです。自分の心に余裕が生まれて初めて、他者にも本当の意味での優しさを向けることができます。施設という安心できる場所で過ごす義母様に対し、これからは心穏やかに、笑顔で寄り添うことができるようになるはずです。

長年一緒に暮らされたからこその葛藤もあるでしょう。しかし、まずはご自身の「人生の好転」を素直に受け入れ、心身をたっぷりと労わってあげてくださいね。


縁起寺 釋聴法

2026年6月28日 11:16
{{count}}
有り難し
おきもち

真宗木辺派 縁起寺 衆徒 (僧侶/教師) 高等学校教師歴39年,理系,専門は電気工学・情報工学, 現在は真宗木辺派僧侶
お悩みの相談は全般的に対応します。(下記を参照して下さい) 相談時間は、月・火・木・金・土・日曜日は、9:00~17:00です。 (水曜日以外での対応となります) 翌日以降で、他の法務等がなければ、できるだけ迅速に対応させていただきます。 元高等学校教員ですので、将来の進路や転職に関する相談などにも対応いたします。 現在も非常勤講師を行っているため、少々対応にお時間をいただく場合もありますが、できるだけ早く対応できるように調整いたします。 ◆職場や学校での人間関係がうまくいかない ◆ストレスや不安で日々の生活に支障がある ◆無気力で、人生の目標を見出せない ◆卒業後の進路を決める事ができない ◆別れた交際相手の事を忘れる事ができない ◆家庭不和で毎日の生活が辛い ◆家族や大切な人を亡くして心の整理がつかない ◆何事も悪い方向に捉えてしまい、自己嫌悪に陥っている ◆ついつい他人に辛くあたってしまい、後悔を繰り返す ◆毎日充実した日々を送れるように、仏教の勉強がしたい など、上記はこれまでの相談の例(ハスノハ以外を含む)です。

十分に果たされましたよ。

【回答】

義母様の長年の介護、本当にお疲れさまでした。

ここまで支えてこられたことに、まず頭が下がります。

私も約十年間、両親の介助・介護を続け、最後は施設へお願いする決断をしました。

その時は、あなたと同じように強い葛藤がありました。

「施設にお願いしていいのだろうか。」

「まだ自宅で看られるのではないか。」

何度も自分に問いかけました。

私は整骨院も営んでおりますので、少し医療的なお話をします。

高齢者の転倒による大腿骨頸部骨折は珍しくありません。

その後は歩行能力が大きく低下し、車椅子での生活になる方も多くいらっしゃいます。

排泄や入浴など、介助する側の身体的負担も非常に大きく、ご家族まで腰を痛めたり、転倒したりすることもあります。

だからこそ、専門職の皆さんが施設を勧められているのでしょう。

私も最後の決断を後押ししてくださったのは、長年お世話になったケアマネジャーさんの一言でした。

「在宅介護は、もう難しいですよ。」

その言葉を聞いて、ようやく覚悟が決まりました。

施設へお願いすることは、決して見捨てることではありません。

義母様にとっても、ご家族にとっても、安全で安心できる環境を選ぶということです。

そして、

「自分の時間ができる。」

そう思われたことを、どうか責めないでください。

長年介護に向き合ってこられた方だからこそ、自然に湧いてくる気持ちです。

あなたは十分頑張ってこられました。

これからは、少しだけご自身の人生にも目を向けてよいのではないでしょうか。

どうぞ、ご自身にご褒美を差し上げてください。

その時間もまた、これからの人生には大切な時間だと思います。

合掌

2026年6月28日 12:42
{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向きに楽しく愉快に生きていくためのヒントを自分自身も考え続けながら、また少しでも皆さんのお役に立てればと考えています。できるだけ、わかりやすく簡単にお答えしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。現在も整骨院をやっていますが、医療福祉関係の仕事に長年従事してきました。他に、知的障がい者施設の仕事に関わらせていただいています。また、イジメや引きこもりなど子どもたちのために何かできることがないか、現在模索中です。フリースクールをお寺で開講予定しています。仏教特に浄土学は死ぬまで研鑽だと思っていますが、居眠り専門なのが、課題です。

煩悩スッキリコラムまとめ