頭をよぎる自分の気持ちが不甲斐ない
いつもお話し聞いてくださりありがとうございます。
介護のことで一度相談いたしました。引き続き介護していましたが、同居の義理母が転倒骨折→入院となりました。退院後は高齢のため施設を検討をすすめられてます。
私はここ数年身内の不幸や自分では解決できないことの息詰まりを、パワーストーンや自分なりの浄化作法、神仏参拝などで開運を願っていました。
義理母の施設入所となると私の負担が格段に減り、「私の時間ができる」「人生の好転」という言葉が頭に浮かんでしまいました。
こんな大変な時期なのに、長年一緒に暮らした母なのに、と現実と自分の気持ちとバランスがとれません。
本人、家族の意向も専門職の助言はいただきますが、自分に素直になって良いでしょうか?
お坊さんからの回答 4件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
誰かを大事に想うのと、自己犠牲は違う。支援の手を繋いでいこう
義母さまの骨折入院。心配なことではありますが、医療や福祉を頼りにせざるを得ませんよね。この現状を代わってやることもできず、家族やあなたにも、それぞれの取り巻く環境があるわけです。何を大事に優先するかなど、正解を選び取れるはずもなく。だからこそ、悩むわけですよね。
この数年は、あなたにとっても、思いがけない出来事が続いたのですね。ご苦労なさったのですね。こうなりたいと願い、そのために努めてきても、変化が起きていくのがこの世。今を留めることはできない。どんなに求めても、そのようにはいかないものですよね。
この苦しみから抜け出すには、求めたものに絶対の執着をしないことです。絶対なんとかすると頑張るよりも、自分を見失わないこと、今ここを見て生きることです。義母さんの生き方があり、あなたの生きる場所があるのですから。
また、家族だけが、特に嫁だけが負担するのではなく、それぞれが大事にできる関わりを優先していく。そうでないと、私を想えなくなります。
地域包括支援センターや福祉サービスを受けることも、義母さんには安全な環境になることでもありますからね。
「負担が格段に減る」「自分の時間ができる」ということは、あなたに負担がかかり、自分の時間を持てていなかったという状況だったのでしょ。
自分が大事にできる関わりを優先していく。それすら、持てていなかったのですもの。それでは、息苦しいはずよね。
誰かを大事に想うことは、自分を犠牲にすることとは違うものね。
もっと支援の手を、繋いでいきましょうね。
ご自身の心に素直になり、その状況を喜んで受け入れてよいのです
ご相談ありがとうございます。長年のご介護、本当にお疲れ様でございました。
義母様が施設へ入所される可能性に対し、「自分の時間ができる」「人生が好転する」と感じたご自身を不甲斐ないと責めておられるのですね。しかし、そのお気持ちに罪悪感を抱く必要は全くありません。
誰かのために尽くし続けると、知らず知らずのうちに心身の余裕を失ってしまうものです。今回抱かれた安堵感は、決してあなたが冷たいからではなく、これまでのご負担がどれほど重かったかを物語っています。この状況の変化は、あなたがこれまで重ねてきた祈りがもたらした「めぐり合わせ」であり、お互いがより良く生きるための大切な「ご縁」と捉えてみてください。
ご自身の心に素直になり、その状況を喜んで受け入れてよいのです。自分の心に余裕が生まれて初めて、他者にも本当の意味での優しさを向けることができます。施設という安心できる場所で過ごす義母様に対し、これからは心穏やかに、笑顔で寄り添うことができるようになるはずです。
長年一緒に暮らされたからこその葛藤もあるでしょう。しかし、まずはご自身の「人生の好転」を素直に受け入れ、心身をたっぷりと労わってあげてくださいね。
拝
縁起寺 釋聴法
十分に果たされましたよ。
【回答】
義母様の長年の介護、本当にお疲れさまでした。
ここまで支えてこられたことに、まず頭が下がります。
私も約十年間、両親の介助・介護を続け、最後は施設へお願いする決断をしました。
その時は、あなたと同じように強い葛藤がありました。
「施設にお願いしていいのだろうか。」
「まだ自宅で看られるのではないか。」
何度も自分に問いかけました。
私は整骨院も営んでおりますので、少し医療的なお話をします。
高齢者の転倒による大腿骨頸部骨折は珍しくありません。
その後は歩行能力が大きく低下し、車椅子での生活になる方も多くいらっしゃいます。
排泄や入浴など、介助する側の身体的負担も非常に大きく、ご家族まで腰を痛めたり、転倒したりすることもあります。
だからこそ、専門職の皆さんが施設を勧められているのでしょう。
私も最後の決断を後押ししてくださったのは、長年お世話になったケアマネジャーさんの一言でした。
「在宅介護は、もう難しいですよ。」
その言葉を聞いて、ようやく覚悟が決まりました。
施設へお願いすることは、決して見捨てることではありません。
義母様にとっても、ご家族にとっても、安全で安心できる環境を選ぶということです。
そして、
「自分の時間ができる。」
そう思われたことを、どうか責めないでください。
長年介護に向き合ってこられた方だからこそ、自然に湧いてくる気持ちです。
あなたは十分頑張ってこられました。
これからは、少しだけご自身の人生にも目を向けてよいのではないでしょうか。
どうぞ、ご自身にご褒美を差し上げてください。
その時間もまた、これからの人生には大切な時間だと思います。
合掌
あなたはできることをなさってきたと思います
拝読させて頂きました。
お母様がおけがなさって施設入所しなければならなくなり、あなたとすると心残りはあるもののあなたの負担も減るのですね。そう思ってあなたがホッとしていることに対してあなた自身はどうなのかと疑問を抱いておられるのですね。具体的な状況やあなたやお母様や家族の皆さんのことはわからないですけれども、あなたのそのお気持ち伝わってきます。お気持ち心よりお察しします。
あなたは今まであなたができることをがんばってやっていらしたのではないでしょうか。できる限りお母様のお世話もなさっていらしたのではないかと思います。
お母様がおけがなさって施設に移られるのも様々な巡り合わせがあったのでしょう。ですから決してあなたがそのことで負担に思うことではないと思います。そしてあなたは素直にご自分を認めてもいいのではないでしょうか。
先ずは今まであなたが頑張ってきたことを誇りに思いあなた自身をいたわってあげて下さい。そしてあなたの心を癒して気持ちをリセットなさって下さい。
またお母様が施設に入所なさった後に定期的にお見舞いに伺ってこれからもご縁を深めていきましょう。
あなたがこれからもお母様や皆さんとのご縁を大切になさりながら健やかに毎日を生きることできますように、あなたもお母様も与えられた人生を充実して生き抜いていかれますように切に祈っています。至心合掌
質問者からのお礼
縁起寺 釋聴法さま
早々の回答いただきありがとうございます!何度も何度も読み返し心穏やかになっています。いただいたお言葉の「めぐり合わせ」がとても響きました。引き続き入院中のサポートを続け次のステップまでの母との時間を過ごしていきます。
三浦康昭さま
心温まるご回答いただきありがとうございます!
ご体験からいただくお言葉は、本当に励みになりました。周りの方々の力を借りて母をはじめ家族みんなが穏やかに過ごせるようひとつひとつ丁寧にすすめていこうと思います。
一向寺 ご住職さま
ご丁寧な回答ありがとうございます!揺れ動いている気持ちを落ち着かせていただけるありがたいお言葉、何度も読み返しています。母と病室で過ごす時間のなかでも「家に帰りたい」という願いがひしひしと伝わり揺れ動いている状態でした。他の家族の意向も配慮してよい方向へすすめるよう、悔いのないよう丁寧に過ごしていきます。背中を押していただけるこの場所に感謝します。
中田三恵さま
お返事ありがとうございます。他者の方々と話す機会がある日々で、中田さまのお言葉通り皆さん親身に対応してくれました。安心や自信となり、これまで以上に丁寧に母との時間を過ごせそうです。



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
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