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他宗への参詣や祈願はエゴなのでしょうか 回答受付中

勘蔵男性/20代
回答数回答 1
有り難し有り難し 2

​はじめまして。今回、施餓鬼やご供養についての悩みがあり、ご相談させていただきます。

​私の実家は浄土宗、母方は浄土真宗と、いずれも「南無阿弥陀仏」のお念仏を大切にする家庭で育ちました。現在は実家を離れ、一人暮らしをしております。

​数年前、御朱印を集めるのをきっかけに通い始めたお寺さまがあり、そこで護摩やご祈願、さらにはご供養をお願いするようになりました。当初は深く気に留めていなかったのですが、次第に他のお寺さまへも参詣やお願いをするようになり、また自分自身で家系図を作るようになってからは、ご先祖様や命への意識がより強くなっていきました。

​しかし近年になり、「自分のしてきたことは、本当に正しかったのだろうか」と頭を悩ませるようになりました。本来であれば「南無阿弥陀仏」とお念仏を称えて生きていくべきだったのではないか、自分のエゴ(自力や欲)が肥大化して他のお寺さまや仏さまに手を合わせてしまったのではないか、という思いが拭えません。

​「これは自分のエゴなのではないか」「他のお寺さまや仏さまに手を合わせることは正しかったのか」という葛藤の中で、自分を責めて苦しくなっております。

​お坊さま方より、この心のありようについてご示教をいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

2026年7月31日 10:18
勘蔵男性/20代
質問数:
2
私の煩悩:

考えすぎて あらぬことを考えてしまったり 他人と自分を比べてへこんだりします また自分を強く責めてしまいます 思い出したくないことを思い出してしまったり 考えたくないことを考えてしまいます

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご自身を精神的に追い詰めて苦しんでしまっては本末転倒です

はじめまして。ご自身の行動を深く省みられ、真摯に命やご先祖様と向き合っておられるお姿が文面から伝わってまいります。

ご実家の教えである「南無阿弥陀仏」を大切に思うがゆえに、「他宗への参詣や祈願は自分のエゴだったのではないか」とご自身を強く責めておられるのですね。結論から申しますと、そこまで深刻に思い悩む必要はございません。

仏教の目標は「さとり」であり、宗派の違いはそこに辿り着くための「登山道の違い」のようなものです。私ども浄土真宗では、阿弥陀様のお力にすべてをお任せするため護摩祈祷や追善供養は行いませんが、他の道を否定するものではありません。

ここで立ち止まって考えていただきたいのは、仏教には「抜苦与楽(苦しみを抜き、安らぎを与える)」という根本があることです。教えに真面目に向き合うあまり、ご自身を精神的に追い詰めて苦しんでしまっては本末転倒です。まずは「間違っていた」と自分を罰するのをやめ、心の負担を下ろしてください。

相談者様はまだ20代です。御朱印をきっかけに寺院に足を運び、家系図まで自作されたという「現実の行動力」は、決して単なるエゴではなく、ご自身のルーツや生き方を模索する大切な経験です。

今は無理に「どの教えが正しいか」と頭で答えを出そうとせず、まずは日々の生活を健やかに送るという目の前の現実に目を向けてみてください。色々な経験を重ねながら現実をしっかり生きていく中で、自然とご自身に最も馴染む心の在り方が見えてくるはずです。


縁起寺 釋聴法

2026年7月31日 12:16
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有り難し
おきもち

真宗木辺派 縁起寺 衆徒 (僧侶/教師) 高等学校教師歴39年,理系,専門は電気工学・情報工学, 現在は真宗木辺派僧侶
お悩みの相談は全般的に対応します。(下記を参照して下さい) 相談時間は、月・火・木・金・土・日曜日は、9:00~17:00です。 (水曜日以外での対応となります) 翌日以降で、他の法務等がなければ、できるだけ迅速に対応させていただきます。 元高等学校教員ですので、将来の進路や転職に関する相談などにも対応いたします。 現在も非常勤講師を行っているため、少々対応にお時間をいただく場合もありますが、できるだけ早く対応できるように調整いたします。 ◆職場や学校での人間関係がうまくいかない ◆ストレスや不安で日々の生活に支障がある ◆無気力で、人生の目標を見出せない ◆卒業後の進路を決める事ができない ◆別れた交際相手の事を忘れる事ができない ◆家庭不和で毎日の生活が辛い ◆家族や大切な人を亡くして心の整理がつかない ◆何事も悪い方向に捉えてしまい、自己嫌悪に陥っている ◆ついつい他人に辛くあたってしまい、後悔を繰り返す ◆毎日充実した日々を送れるように、仏教の勉強がしたい など、上記はこれまでの相談の例(ハスノハ以外を含む)です。

質問者からのお礼

アドバイスを拝読いたしました。温かいお言葉をいただき、本当にありがとうございます。

​「登山道」に例えてくださったお話がとても分かりやすく、拝読しながら心がふっと落ち着いていくのを感じました。

​いまは頭で色々と悩みすぎず、自分の家の教えを大切にしながら、他宗のお寺さまや仏さまも尊重しつつ、ゆるやかに心を休めて回復する時間を作っていきたいと思います。

​不安で押し潰されそうだった心にそっと寄り添っていただき、本当にありがとうございました。

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