複数の宗派との向き合い方
初めて質問させていただきます。
宗派の違うご真言やお経についてです。
父方の実家は真言宗、母方の実家は融通念佛宗でした。
幼い頃とても気の弱かった私を気にかけてくれた父方の祖父に、毎朝七回、「おんかかかびさんまえいそわか」と唱えて小さな仏様に手を合わせるように教えてもらいました。
母方の実家では、法事の度にご住職さんから般若心経が書かれた紙が配られ、みんなで読経するという環境で育ちました。
当たり前のように二つの違う宗派それぞれに親しみを持ち、何の違和感も抱いたことがありません。
それなのに、結婚後に夫の実家の法事で初めて南妙法蓮華経と聞いたときは、大げさかもしれませんがカルチャーショックのようなものを受けました。夫の実家は日蓮宗です。
違和感や嫌悪感ではなく、何というか、そこはかとない淋しさを感じてしまいます。
日蓮宗のことをよく知れば解消するかもしれないと調べてみると、法華経を絶対とし、他の宗派に厳しかったと知り、よけいに淋しさは増し、加えて不安も大きくなりました。
私は今でも空海さんの本を読むのが好きですし、般若心経やお地蔵さまのご真言に心が安らぎます。
反面、これら他宗派のお経やご真言を心の中でも唱えることは罰当たりな気もしています。
将来は、ひとりぼっちは嫌なので夫と同じお墓に入りたいです。
慣れ親しんだお経とご真言も大切にしたい、でも将来は別の宗派のお世話になりたい⋯こんな私は将来成仏できますか?
他宗派のお経とご真言に心を寄せることはやはり失礼なことですか?
中途半端な自分にもんもんと悩んでいます。
お坊さんからの回答 5件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一人ひとりにとっては、尊い仏様との御縁。いのちの拠り所として
あなたのお話を聞いていて、いかに仏法に触れ、慣れ親しむように仏縁の繋がりを結んでくださった家族・先祖の願いがあったのかと、あたたかい気持ちになります。どれほどの願いを受けて、自分は育ててもらったのかと、嬉しいことですね。
それは、夫さんの家族にも。みんなそうしながら、先祖を敬い、仏様を尊んできたのですね。だから、お仏壇のご安置の仏様を、御本尊と言います。
夫さんとの縁は、あなたを大事に願う仏様に、また出遇えたということ。なんて心強いことでしょうか。
宗旨をどのように守ってきたのか。この教えこそがという絶対的な信念・信心があったからこそ、ここまで継承されてきた歴史でもあるのでしょうね。ですが、一人ひとりにとっては、尊い仏様との御縁。
あなたを見守ってくださる仏様の側にも、今日をもって終わりという期限があるわけでもない。どの仏様もあなたを願っていてくださいます。その縁を大事にしていきましょう。あなたが心に想い、お唱えしながら、このいのちの拠り所としていきましょうね。
合掌
お釈迦様ベースで考えてみて
お釈迦様は仏教を始めたわけではありません。人の真理に初めて気づいた方です。そこに気づいたら救われたよって話です。
真理が宗教や宗派によって違っていたらそれズレでいる嘘宗教でしょ。
だから安心してください。どの宗派でも、本物であれば救いの道を示してくれています。真言はなんでも大丈夫です。自分自身と向き合うことが大切なんです。だから他の宗教宗派を否定すること自体がおかしい話なんです。
そもそもみんな仏教ですからね。
多くのお経さまに出会えたご縁
ご質問拝読いたしました。
まず申し上げます。
あなたは全く罰当たりではありません。
むしろ、ありがたいご縁に恵まれた方だと思います。
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オン カカカビサンマエイソワカ
お地蔵さまの御真言ですね。
幼いあなたを案じたお祖父さまが、
「どうか無事に育ちますように」
という願いを込めて教えてくださったのでしょう。
なんともありがたいお話です。
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また、お母さまのご実家では般若心経。
そして嫁ぎ先では法華経。
あなたは気付かぬうちに、多くの仏縁に恵まれてこられたのです。
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愚僧は五歳の頃から修行の真似事を始めました。
真言宗。
日蓮宗。
禅宗。
天台宗。
浄土宗。
浄土真宗。
宗派を超えて学ばせていただきました。
現在は浄土真宗の坊主をしております。
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首都圏で法要をお勤めすると、
浄土真宗と思って伺ったら実は他宗派だった。
そんなことも珍しくありません。
法名や戒名を見ると、
ご先祖さまがどの宗派だったのか、
だいたい想像がつきます。
ご遺族さまと相談しながら、
そのご家庭にふさわしい法要をお勤めしています。
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宗派によって大切にするお経は違います。
般若心経。
法華経。
観音経。
阿弥陀経。
それぞれ尊いお経です。
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大切なのは、
宗派の違いに囚われることではありません。
お釈迦さまがお説きになった教えに、
今、自分が出遇わせていただいている。
そう受け取ってみてはいかがでしょうか。
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お祖父さまとの思い出のお地蔵さま。
お母さまのご実家で唱えた般若心経。
そしてご主人さまとのご縁で出遇った法華経。
どれもあなたにとって大切な仏縁です。
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将来、ご主人さまと同じお墓に入りたい。
とても自然な願いだと思います。
どうぞ安心してください。
お地蔵さまを慕う心も、
般若心経を有り難く思う心も、
法華経を尊ぶ心も、
決して争うものではありません。
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あなたは既に多くのご縁に護られています。
どうぞ安心して、
お地蔵さまにも、
法華経にも、
手を合わせてください。
合掌
浄光寺 釋康昭
安心なさって下さいね
拝読させて頂きました。
あなたのこと今までのことそして夫さんのご実家のことそれぞれの宗派への思いを読ませて頂きました。あなたがさみしいとお感じなさることもわかるように感じます。お気持ち心よりお察しします。
仏教はお釈迦様がお覚りなさって開かれた教えです。どの宗派も仏教の教えです。どうか安心なさってこれからもそれぞれの宗派の教えやお勤めなさって下さいね。
般若心経をおとなえなさっても南無阿弥陀仏とおとなえなさっても南無妙法蓮華経とおとなえなさってもいいのです。どれも仏様の教えですし、すべてのものを救うための教えですしお勤めです。
あなたがこれからも仏様の教えを信じて心からお勤めおとなえなさり、皆さんと清らかに健やかに生きることできますように仏様や神様や皆さんのご先祖様にお祈りさせて頂きます。至心合掌
南無阿弥陀仏
南無妙法蓮華経
南無大師遍照金剛
南無釈迦牟尼仏
南無仏 南無法 南無僧
目隠しした人たちが象を触っていました。
「象はどんな動物ですか?」
と聞くと、触っている人は答えました。
「大きく長い鼻がある動物です」
「大きな耳がある動物です」
「触り心地がごつごつした大きな動物です」
「細くて長いしっぽがある動物です」
「大きな牙がある動物です」
どれが正解でしょうか?どれも正解ですよね。どれも同じ象です。
仏教と宗派も同じです。どの宗派も同じ仏教です。触れている部分が違うだけ。
あなたが複数の宗派に触れていても仏様はあなたの傍にいつもいますよ。
安心してくださいね。
質問者からのお礼
たくさんのお坊さまにご回答いただき驚いています。そして嬉しくありがたい気持ちでいっぱいです。
頂いた回答を何度も読み返し、仏様に手を合わせる本質を見失っていたことに気づきました。
邦元様
「自分自身と向き合うことが大切なんです。だから他の宗教宗派を否定すること自体がおかしい話なんです。」
知らず知らずのうちにどれか1つの宗派を選ばなければいけないと優先順位をつけるような考えになってしまっていました。
向き合うべきは自分自身、ハッとしました。目が覚めた気分です。
三浦康昭様
とても優しいお言葉に思わず涙が溢れました。縁に恵まれたー今までそんなありがたいことに気付いてもいませんでした。祖父に教えていただいたご真言、母の実家で唱えた般若心経、そして夫のおかげで出会えた法華経、全てにつつみ込まれているような感覚に今なっています。全ての縁のおかげで今の私がいるのだと気づきました。
聖章様
象のお話がとても分かりやすかったです。まさにその通りで、私は随分小さな穴から仏教を見ていたのですね。せっかく三つの宗派に縁があったのですから
色々な視点で仏教や自分自身を見てみたいと思いました。
Kousyo Kuuyo Azuma様
淋しいという感覚をわかると言って頂き嬉しいです。南妙法蓮華経と唱えたら、ずっと南無阿弥陀仏と唱えていた自分を封じ込めないといけないと、相反するもののように間違った考えをしていたのかもしれません。どちらも仏様の教えなのだからとのこと、本当にその通りでした。
たくさんのお坊さん様より回答頂きありがとうございました。ずっと1人でぐるぐると悩んでいましたが、思い切ってこちらに相談して良かったです。
慣れ親しんだお経もご真言も大切にし、新たな縁で出逢ったお経も仏様のどんな教えなのか、もっと理解を深めたいと思います。また自分を見失いそうになったら、いただいた回答を何度も読み返したいと思います。
中田三恵様
ご回答ありがとうございます。いただいた回答を読み、自分のことしか見えていなかったのだなと気付かされました。私の大切な宗派、お経、ご先祖さま⋯。それは夫や夫の家族だって全く同じだということを失念していたのかもしれません。快く家族の一員として迎え入れてくれたというのに。
「夫さんとの縁は、あなたを大事に願う仏様に、また出遇えたということ。なんて心強いことでしょうか。」このお言葉をいただき、ふっと心が軽くなりました。
感謝こそすれ、淋しさや不安など感じる必要なんてなかったのですね。新しい宗派との出遭いは、また仏様のことを深く知る機会をいただいのだと思うと、昨日まで厚い雲に覆われていた心がすーっと晴れわたるような気持ちです。ありがとうございました。



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。
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◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。
(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )