結局煩悩の赴くままに生きてしまう回答受付中
質問失礼いたします。
私は浄土真宗の門徒であり、阿弥陀さまのお働きによって、この命を終えたときには極楽浄土へ往生させていただけるという教えに深く心を惹かれています。
ところが最近、御文章などにもある「後生の一大事を心にかけて」という言葉を強く
意識するあまり、後生のことばかり考えて生活してしまっているように感じます。
そのため、周囲から「体に悪いからタバコはやめなさい」「一日三食きちんと食べなさい」と言われても、「浄土へ参らせていただくのが多少早くなるか遅くなるかの違いにすぎないのだから」と考えてしまい、喫煙も続けていますし、健康に気を遣った生活をほとんどしていません。
もちろん、このような考え方は、おそらく本願誇りというものにつながるのであり、真宗の教えはそのような生き方をするためにあるのではない、ということは何となく分かっています。
それでも、このような怠惰で、自分の欲のままに過ごす生活を改めることができません。
浄土真宗の教えに照らすならば、このような私はどのように受け止め、どのように考えを改めていけばよいのでしょうか。
少し抽象的な質問内容、文章になってしまい申し訳ありません、
どなたか私の質問に答えて頂けますと幸いです。
南無阿弥陀仏
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
阿弥陀さまの御恩に報謝していく生き方も、また喜びではないか。
それでも浄土へ参らせていただけるというあなたの潔さに、阿弥陀さまも大笑いかもしれませんね。それもまた迷える煩悩。やはり、あなたが救いの目当てであると仰るでしょうね。
ただ、あなたの行為は、こうしていただいたいのち、いかされたいのちを、生き急いでいるようにも映ります。
私たちも同じ門徒。阿弥陀さまのお念仏をいただきながら、今を丁寧に生きることで、阿弥陀さまの御恩に報謝していく生き方も、また喜びではないでしょうか。
プロフィールを読ませてもらいました。ここまでの人生、ご苦労もあったのですね。そんな あなただからこそ、これからは自分の安全や安心、自由や喜びを見つけていきながら、どんな あなたでも見捨てないと願ってくださる阿弥陀さまとともに、生きていきませんか。
自ら心身を痛めつけるような生き方を推奨しているわけではない
ご質問ありがとうございます。ご自身でも「本願ぼこり(仏様の救いに甘えて悪びれないこと)」に陥っていると気づき、このままではいけないと打ち明けられたその誠実さを、まずは大切になさってください。
「後生の一大事」を心にかけるのは尊いことですが、それは決して「今の人生はどうでもいい」という意味ではありません。親鸞聖人も『歎異抄』の中で、「薬があるからといって、わざわざ毒を好んで飲むようなことはしてはいけない」と戒めておられます。救いが約束されているからといって、自ら心身を痛めつけるような生き方を推奨しているわけではないのです。
ここで目を向けるべきは、極楽浄土へ行くまでの「今、ここでの現実の生活」です。タバコを吸い、食事を抜くような生活は、単に命の長さを変えるだけでなく、現在のあなたの体力を奪い、気力を削ぎ、毎日をどんよりと苦しいものにしてしまいます。怠惰な生活を変えられないのは、教えのせいにするのではなく、日々の生活習慣の問題として現実的に対処していく必要があります。
いきなり全てを完璧に直そうとする必要はありません。まずは現実の行動を一つだけ変えてみましょう。たとえば「1日3食のうち、1食だけでもきちんと座って食べる」ことから始めてください。その際、食前の言葉である「多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました」「深くご恩を喜び、ありがたくいただきます」(浄土真宗本願寺派の場合)と声に出すか、心の中で念じてみてください。
仏様からいただいた「今ある命」と、それを支えてくれる現実の食事や周囲の存在に目を向けること。今この瞬間の自分を大切に扱う具体的な行動の積み重ねが、結果として欲に流されすぎない、地に足の着いた生活へとあなたを導いてくれるはずです。まずは今日の一食から、現実の生活を少しずつ整えていきましょう。
拝
縁起寺 釋聴法
質問者からのお礼
釋聴法さま、ご回答頂きありがとうございます。
薬あるからと言って毒を好むものではないというご教示、まさに今の自分に適している的確なアドバイスであり、深く愚身に沁みました。
改めて自分自身の生活に向き合い、少しずつ習慣を変えていけるよう努めていきたいと思います。
南無阿弥陀仏。
中田三恵さま、回答ありがとうございます。
改めて生かされているこの命の有り難さに気づくことができ、もう少し丁寧な生き方を心がけるべきだと強く思うことができました。
今煙草を吸いつつこのお礼コメントを書いている自分の矛盾と、どうしようもない煩悩の深さに、少し申し訳ない気持ちと改めて阿弥陀さまのお救いの目当てが私のような者であるという喜びとが混ざりあっているところであります。
毎日少しずつ生活を変えて行けるよう努めて参ります。



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