両親の老後に関して
はじめまして。
家族の将来について最近とても悩んでいます。ご相談させて下さい。
私(20代)と妹は小さい頃から何不自由なく育ててもらい、どちらも中高は私立の一貫校、欲しいものは買ってもらい、
大学こそ奨学金で通いましたが、何事もなく社会人になりました。
持ち家で車も2台、犬も2匹おり、学生の頃は年に2回ほど、1週間の家族旅行は必ず行ってましたし、成人式の際には豪華な振袖を買ってもらいました。
家計をコントロールしているのは母親ですが、余裕があってやっていることだとずっと思っていました。
しかし、私自身が社会人になり徐々にわかってきたことなのですが
我が家には貯蓄はほとんどないどころか
父親にはカードローンがおそらく100万以上あります。
しかしそれは父親自身の理由で作ったわけではなく、全て母親の希望、そして私たち家族のために作ったものです。
そしてそのカードローンは父が全て払っています。
何度か母には、もう少し節制をした生活をしたらどうかと提案しましたが
不自由な生活でひもじい思いをするのは嫌だ、こんなことを言われるなら娘にお金をかけすぎなければよかったと怒り出してしまいどうにもなりません。
先日老後には2000万くらいの貯金がいるという情報を目にしてしまったこともあり、両親の老後が心配です。家のローンも定年までずっとあるんです。
私が父へお金の援助をすることも考えているのですが、私には奨学金の返済がある他、このご時世で私だって将来のために少しでも多く備えておきたいですし、1.2年後に結婚を考えている彼もいて将来子どもが産まれたらその子も支えたいです。
いくら私たちのためとは言え、なぜ借金をしてまで贅沢をしてきたのか、母の願いを叶えてきたためにできたのが大半のローンをなぜ私(そしていずれは妹も)が負担するのか、正直腑に落ちません。
しかし尊敬している両親のことなので、心配の気持ちの方が大きく、お金を渡し、今この時点で少しでも多く返してもらうのがいいのか
それとも今のところは何もせず、父親には父親で払っていってもらい
必要な時(老後)がきたら援助してあげる準備をしておくのがいいのか迷っています。
お忙しいところ恐縮ですがお言葉をいただけますと嬉しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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感謝の気持ちを伝えつつ、身の丈に合った生活に舵を切ろう
りんごさん、こんにちは。曹洞宗の吉田俊英と申します。
私はあなたの御両親とほぼ同世代の者です。3人の子供が居り、一番下の子供がまだ大学生です。親として大学までは行かせ、しっかりと人生を自分の力で生き抜いて欲しいという気持ちで育ててきたつもりです。
その点において、あなたの御両親も同じかと思います。お宅は、あなたと妹さんの女二人。娘さんの場合、大学の入学式卒業式。そして成人式の振袖。親としては張り切って奮発してきたのだと思います。お母さんとしては、「娘たちのため」という大義名分を拠り所として頑張ってこられたのでしょう。ところが、大義名分を拠り所として時折暴走することがあり、カードローンの負債額が家計を圧迫するという現状な訳ですね。
今までは御父様も昇給やボーナスがあったから、大きな出費が有っても何とか乗り越えてきたのだと思います。でも、お父様もおそらく定年が近いと思います。昇給もストップしてきたでしょうし、定年後は再雇用があっても、給与は激減します。近々収入は減少します。その前に少しでも借金を減らし、定年後の生活を身の丈に合ったものにしていきましょう。
一つだけ注意したいことがあります。それは「過去のことを穿り返すことは止めましょう。」ということです。成人式の振袖については、「生涯の思い出です。ありがとう。」とだけ言いましょう。間違っても、「頼みもしないのに、あんな贅沢品を買って。いい迷惑だ。」という言葉は禁句です。言いたくなっても、胸の内に留め、これからの収入に対応した、つつましい生活に切り替えていきましょう。
質問者からのお礼
お忙しい中ご回答いただきありがとうございます。
将来を心配するあまり過去にしてもらったたくさんのことについて感謝する心を忘れてしまっていました。両親のことは本当に尊敬していますし感謝しています。
両親へ感謝しつつ、私ももうお金のかかることはないと思うので、身の丈にあった生活をしてもらえるよう頑張ります。