死後について
初めまして。
最近、死後の世界について調べてしまいます。
地獄は本当にある、毎日沢山の針で刺される、拷問される、など書かれていて、私は死ぬことが怖くてたまりません。
一回死んでまた生き返った人や、生死をさまよっていた方が、本当に地獄があった、とても恐ろしいものだったと話しておられて、信じてしまいます。
地獄はあるのでしょうか?
拷問などされるのでしょうか?
地獄があるのならば、私は地獄行きでしょうか…
また、あの世では、もう亡くなられた自分の身内や友だちには会えるのでしょうか?
もし私が子どもと一緒に死んだ場合、あの世で子どもに会えるのでしょうか?
私は死にたくはありませんが、もし事故や自然災害などで死んでしまったら、どうなるんだろう…と考えて辛くなります。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
不安になるのは自然なことですよ。
誰でも死ぬのは怖いものです。強がりではなくほんとうに怖くないという方がいたらお目にかかり、ご指導を受けてみたいものです。弘法大師空海さまは「秘蔵空論」という詩の中で、三界の狂人は狂せることを知らず 四生の盲者は盲なることを識らず、生まれ生まれ生まれ生まれて生のはじめに暗く、死に死に死に死んで死の終わりに冥し(くらし)と詠まれました。「人は何度生き死にを繰り返してもなぜ、生まれるのか、なぜ死ぬのかを知らない。と生死の不安といいますか、その宿命に対する悩みを我々が超えることができないと、憐れんでいます。親鸞聖人は、師僧であらせられる法然聖人について、おうじょうみたびなりぬるにこのたびことにこえやすし、と詠まれていますよ。法然さまが、インドでは声聞僧、中国では善導大師として往生し、いま日本の源空和尚=法然聖人さまとして三たび往生されたんだと、讃えられているのです。仏教は輪廻転生、魂は不滅で生まれ変わり死に変わりしますが、次の世界である地獄や極楽浄土について、源信和尚さまは、往生要集という本を著されました。良いことをすれば良い報い。悪いことをしたら悪い報いがあり、閻魔大王が俗にいう閻魔帳にその人ごとに記録がつけてあり、次の世界が決まると言われています。極楽に先祖が行かれるように我々は供養をかかさないようにするのが日本の伝統的な仏教慣習でしょう。そのうち、浄土教は阿弥陀さまが全てを救う、極楽浄土に連れて行くという御誓願を深く信じて、何も恐れるなと考えます。私も浄土真宗の坊さんなので、親族や友人と別れるのは辛いけど、あまり死ぬのは怖いと思いませんよ。素晴らしい世界に阿弥陀さまが連れて行ってくださることが約束されているので。当然、同じ極楽浄土に生まれ変わるんだから、あちらで必ず会えるんですよ。どの宗派でも同様の教えが含まれているように思いますよ。神仏は我らを憐れみて救いたもう。信じるものは、救われるんです。どうかご家族ご健勝で!浄光寺
追伸
阿弥陀経というお経に極楽浄土の世界が描かれていますよ。南の国の楽園という感じです。阿弥陀さまは無宗教は気にしませんよ(笑)浄土を信じたら行けますよ。大丈夫!
質問者からのお礼
ありがとうございます。
無宗教でも阿弥陀さまが極楽浄土へと連れて行ってくださるのでしょうか?
阿弥陀さまを信じて「南無阿弥陀仏」と称えると、とても安心致しました。
夜になると死後の世界を考えすぎて怖くなりますが、過去はどうにも出来ないのでこれからの人生を良いものに変えていきたいと思います。
ありがとうございました。