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死後について

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有り難し有り難し 21

初めまして。

最近、死後の世界について調べてしまいます。
地獄は本当にある、毎日沢山の針で刺される、拷問される、など書かれていて、私は死ぬことが怖くてたまりません。
一回死んでまた生き返った人や、生死をさまよっていた方が、本当に地獄があった、とても恐ろしいものだったと話しておられて、信じてしまいます。

地獄はあるのでしょうか?
拷問などされるのでしょうか?
地獄があるのならば、私は地獄行きでしょうか…

また、あの世では、もう亡くなられた自分の身内や友だちには会えるのでしょうか?
もし私が子どもと一緒に死んだ場合、あの世で子どもに会えるのでしょうか?

私は死にたくはありませんが、もし事故や自然災害などで死んでしまったら、どうなるんだろう…と考えて辛くなります。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

不安になるのは自然なことですよ。

誰でも死ぬのは怖いものです。強がりではなくほんとうに怖くないという方がいたらお目にかかり、ご指導を受けてみたいものです。弘法大師空海さまは「秘蔵空論」という詩の中で、三界の狂人は狂せることを知らず 四生の盲者は盲なることを識らず、生まれ生まれ生まれ生まれて生のはじめに暗く、死に死に死に死んで死の終わりに冥し(くらし)と詠まれました。「人は何度生き死にを繰り返してもなぜ、生まれるのか、なぜ死ぬのかを知らない。と生死の不安といいますか、その宿命に対する悩みを我々が超えることができないと、憐れんでいます。親鸞聖人は、師僧であらせられる法然聖人について、おうじょうみたびなりぬるにこのたびことにこえやすし、と詠まれていますよ。法然さまが、インドでは声聞僧、中国では善導大師として往生し、いま日本の源空和尚=法然聖人さまとして三たび往生されたんだと、讃えられているのです。仏教は輪廻転生、魂は不滅で生まれ変わり死に変わりしますが、次の世界である地獄や極楽浄土について、源信和尚さまは、往生要集という本を著されました。良いことをすれば良い報い。悪いことをしたら悪い報いがあり、閻魔大王が俗にいう閻魔帳にその人ごとに記録がつけてあり、次の世界が決まると言われています。極楽に先祖が行かれるように我々は供養をかかさないようにするのが日本の伝統的な仏教慣習でしょう。そのうち、浄土教は阿弥陀さまが全てを救う、極楽浄土に連れて行くという御誓願を深く信じて、何も恐れるなと考えます。私も浄土真宗の坊さんなので、親族や友人と別れるのは辛いけど、あまり死ぬのは怖いと思いませんよ。素晴らしい世界に阿弥陀さまが連れて行ってくださることが約束されているので。当然、同じ極楽浄土に生まれ変わるんだから、あちらで必ず会えるんですよ。どの宗派でも同様の教えが含まれているように思いますよ。神仏は我らを憐れみて救いたもう。信じるものは、救われるんです。どうかご家族ご健勝で!浄光寺
追伸
阿弥陀経というお経に極楽浄土の世界が描かれていますよ。南の国の楽園という感じです。阿弥陀さまは無宗教は気にしませんよ(笑)浄土を信じたら行けますよ。大丈夫!

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有り難し
おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。

無宗教でも阿弥陀さまが極楽浄土へと連れて行ってくださるのでしょうか?
阿弥陀さまを信じて「南無阿弥陀仏」と称えると、とても安心致しました。
夜になると死後の世界を考えすぎて怖くなりますが、過去はどうにも出来ないのでこれからの人生を良いものに変えていきたいと思います。

ありがとうございました。

「死後の世界・死んだらどうなる」問答一覧

虫の知らせ

こんにちは、お世話になっております。 今回は私が過去に経験した不思議な体験について、お坊様方から見るとどのように感じるのか知りたく、投稿させていただきます。 1年ほど前の話となります。 私の家には父方の祖父母が買ってくれた、鮮やかな森の中を夫婦が寄り添って歩いている素敵な絵が飾ってあります。 ある日の夜、その絵が気になってみたところ、何となく男性が薄く見えました。 元よりほんの少し霊感のようなものがある私は、そのことを母に伝えようか迷ったのですが、気のせい。 気にし過ぎだと思ってその日は寝てしまいました。 ところが次の日、父に大事な話があると言われ聞いてみると、昨日の夜祖父が家で倒れ救急車で運ばれたとの事でした。 病院での検査の結果、祖父はガンにかかっていました。 前日の夜、夫婦の絵に違和感を感じたのは虫の知らせのようなものだったのでしょうか。 ちなみにその後祖父は約1年の闘病の末亡くなりました。 その間に一緒に散歩したり、旅行したりと沢山思い出を作ることが出来ました。 偶然と言われてしまえば、それまでではありますがこのような虫の知らせというものは、本当にあるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 3
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死について考えすぎる

昔から死や、明確でない死後の世界に対する恐怖心、不安感に襲われ日常生活でも情緒不安定な生活を度々してきました。 最近昔よりも少し大人になったためもっと複雑に考えてしまい苦しくなっています。 また私は小さな命を3度産む選択が出来なかった時があり 自分自身軽率な行動を取ってしまったために命を産むことが出来なかった。 その命は幸せに過ごして欲しい。 今一緒にいる3人の子ども達も幸せに過ごして欲しい。 死についての恐怖を抱いたまま大人になってほしくない。 でも私は死んだ後も地獄にいって苦しむかもしれない。 でも苦しいのや痛いのは嫌だ。と考えてしまいます。 今とても幸せなんだと感じながら生活しながらそれよりも死に対する恐怖心、不安感の方が強く楽しく日常生活を送ることが難しいです。 来世も人間になりたいと欲がありながら そんなことじゃ生まれ変われないかもしれないと思ってしまったりして 心が苦しいです。 この先死について考えることは無くならないと思いますが 今生きているこの瞬間をどうやったら恐怖心よりも楽しく幸せに過ごせるか、前向きに生きていくためにどうしたらいいか教えていただきたいです。

有り難し有り難し 2
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ