過剰に反応してしまいます。
いつも、ありがとうございます。
今回は、家族・兄弟の感情に敏感に反応してしまうことについて、ご相談お願いしたいと思います。
腹立つ話、怖い話、悲しい話、ツラい話など、聞いてしまうと自分のことのように、心が過剰反応し、ひどく動揺してしまいます。
ドキドキしたり、モヤモヤしたり、悲しくなったり…、なんで家族がツラい思いしなくてはいけないのか?何かしてあげれたのでは?(何も出来ないことが、ほとんどです。)など、眠れなくなるほど悩んでしまいます。
家族は別の人間であり、私ではないので、感情の整理の仕方、解決の仕方は人それぞれで、話してスッキリ、聞いてもらうだけでイイのだと分かっているのですが…。
正直、私が解決出来る問題は1つもなく、それぞれで解決してもらうしかないのですが…。
自分が病気であっても、酷いことされても、怖い思いをしても、最終的には、自分で消化するしかなく、他の人が解決は出来ないと分かってるんですけど…。
人と自分の感情の境界線がなく、受け取ってしまう性格を改善する方法はないでしょうか?
まとまりのない文章で、申し訳ございません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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自意識過剰について
masa様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
他との関係性における自意識過剰にお悩みのご様子・・
他を自分と置き換えて考えるということは、仏教でも慈悲喜捨の「四無量心」という偏見のない平等な心を滋養する上で必要とされます。
また、それが、自己向上や自己改善、他との関係向上、関係改善に役立つこともあるため、推奨されることもありますが、それも度合いの問題であって、あまりにもひどい場合はやはり改善していくことが望ましいことになります。
私たちの世界は、助け合い、支え合い、分かち合いにて成り立っており、誰も独りで生きていけるような世界ではありません。皆、一人一人弱い存在です。それぞれが色々なモノ・コトとの関係性の中で依存することにより、何とか生かされて生きることができております。
そのため、他との関係性を考えた場合、他も大切ですが、しかし、他だけではなく、自分もやはり大切な存在です。同じように大切とすべきを、この度は、他の方が自分よりも大切としてしまって苦しんでしまっていることが考えられます。
他のことを大切に考えすぎて、自分がしんどい、苦しい、つらいということであっては、やはりバランスが取れないものとなってしまっていると言えるでしょう。
そのバランスの調整をどのようにしていくかということにつきまして、少しお考え頂ければと思います。
仏教でも「自利利他」としてお互い様となる関係性を重視して、修行を進めて参りますので、もし宜しければ、これから少しずつでも仏教の学びも進めていかれまして、そのバランス、中道の取り方についても実践していって頂けましたらと存じます。
善処を祈念申し上げます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
岩瀧山 往生院六萬寺
川口 英俊 様
ありがとうございます。
確かに、他者中心になっていますね。
家族も大事ですが、自分を大事にしないと、みんなを幸せにできませんよね。
今の私は、心のバランスが悪くなっているので『中道』の取り方を見つけるのが、なかなか難しいかもしれませんが…ひとまず、反応した時に一呼吸置くなどして、気持ちを落ち着ける事から始めたいと思います。
最近、仏教の教えが優しく書いてある本を読んで、勉強になった事を思い出しました。
受け入れやすい部分から、実践してみようと思います。
ありがとうございました。