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家系の存続

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僕は45歳未婚の男性です。とても結婚出来る状況ではありませんが、普段の仕事はもちろん大事ですけれど、子供を産んで子孫を残して将来の家系を存続させるのが人間の最終的な仕事なのか? 今、家系を嫁ぐ人がなく
墓じまいが問題点になっていますがどうなのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

誇りある家系なんだと伝えゆく古老はいずこ老人ホーム

昔は長男が家を継ぐということが当然のように思われていました。
家名が絶えるということにならぬよう、子供がいなければ養子をとるとか、いろいろ努力して家名を継承してきました。
また家を継ぐとは直系の子孫が、血脈を引き継いでゆくことを重視してきました。
NHKの大河ドラマでもお家が大事、跡継ぎが大事なんてことがドラマになっています。
しかし現代はそういう観念が希薄になってきているのだと思います。
私も父親からお前は長男で、竈の灰までお前が継ぐのだなどと聞かされて育ちましたが、莫大な財産でもあればいざ知らず、私が父親から受け継いだ遺産は喘息という病気でした。
この病気のおかげで楽健法を世に送りだすことになりました。
家紋とか系図とかがあっても、家系や●●家という家系を継いでいくことは、権力のトップに在るような特殊な家系に限られるのかも知れません。
老舗などは血脈ということで身内が継いでいくことを重視するかもしれませんが、こども可愛さに商売を継がせると、能力のない跡継ぎだと潰してしまいかねないので、使用人の能力のある人に継承させていく老舗もあるとか聞いたことがあります。
幕じまいなどと言う言葉をあなたが使って、家系を継ぐ必要があるかどうかお考えになるのは珍しいことに思って読ませてもらいました。
結婚できる状態にはないということですが、家庭をもつことができれば、家を継ぐことができるわけですし、それができないなら、幕じまいや家名などということは考えなくてもいいのではないでしょうか。家名が絶えるなんて心配することは、封建時代の名残かも知れません。
幕じまいなどは、3世代同居してくらしていた昔の話で、少子化、核家族の今日、ナンセンスだと思いませんか。
追記です。

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有り難し
おきもち

楽健法と楽健寺の天然酵母パンを普及しはじめてかれこれ半世紀になります。楽健法も楽健寺の天然酵母パンもマスコミによく取り上げられています。

質問者からのお礼

お忙しい中のご回答誠にありがとうございます。
僕は今、墓参りが最近疎かになってしまっている事と檀家の寺で毎年5月15日におせがきの行事に行ってなかった事が気になっていました。
体調の良い時に墓参りと寺に行く事にしようと思います。

どうしても若い年代に充実した人生を過ごしたいと思う人達は多いと思います。だけど、人生50代からでも必ずやりがいのある事があれば、楽しい人生が送れるはず、若い頃よりも還暦過ぎて逆に充実していますと言う人もいますからね。僕は体調さえ良ければ日本国内ならいろいろ旅したいと思います。そこから以外な縁があると思います。

追記

1970年代、1980年代の頃は、家庭での輪があり楽しい食卓、近所、親戚、友人関係とのお付き合いがありましたが、1989年から1990年にかけて、好景気で株価最高値、1991年バブル崩壊して景気が悪くなり始めてからだんだん人間関係がくずれて、今のように関係が他人化してきたように思います。PCやスマホ、タブレットも人間関係を駄目にしてしまう原因かもしれませんが、僕もPC、スマホ中毒です。

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