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私はどの選択が1番後悔しないでしょうか?

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はじめまして。

私は12歳から難病抱えています。発症当時「子どもは難しい」と言われましたが、医学の進歩で、同じ病気の方でも妊娠・出産する方が増えています。「子どものいる家庭」が私の夢です。

夫は私の病気を理解した上で結婚してくれました。現在、結婚3年目。37歳という年齢も考えて、夫と相談し、結婚1年目から不妊治療を始め、病院の相談員としてフルタイムで働きながらの不妊治療を受けました。

4回目の体外受精で妊娠したけど、初期に流産。5回目の体外受精でも妊娠しましたが、持病で腎機能が低下したため、仕事を長期休職することに。しかし、5回目も流産してしまいました。

 休職して1年。夫の仕事は収入が不安定で、私の傷病手当はとても助かっています。

 傷病手当が貰えるのは11月まで。あり難いことに、職場は待ってくれていますが、実は、私は休職している今の職場に「給料」と「正社員」ということしか魅力を感じていません。

 私は、元々は自分の通う病院で医療事務の契約社員で働いていました。1度、生死を彷徨うほど持病が悪化して退職しました。

 退職中に社会福祉士の国家資格を取得。私が元気になったことを知り、病院側から声をかけていただき、再度、医療事務として再就職したという過去があります。
 
本当は自分の通う病院で相談員として働きたかったのですが、当時、その働く枠はありませんでした。

 「せっかく頑張って取った資格を活かしたい」という思いで、今の職場の病院に転職したんです。

 でも、先日、ハローワークの求人で、私の通う病院が「社会福祉士」を募集しているのを見つけました。

 仕事は「無理をしなければ腎機能は悪化しないかも。ただ、妊娠できる状態にまでなるかはわからない」と主治医から言われました。

「給料」や「正社員」という待遇の良さを考えて、今の休職している病院に復職するべきか。「妊活」をするにも、その先の「子育て」をするにも、お金がかかるので収入も得たいという思いもあります。

 収入は激減しても希望する病院の「契約社員」の転職に挑戦するか。

 就職も復職もせず、「妊活」を最優先して、身体を休ませるべきか。ただ、今後、年齢的に社会福祉士の仕事を探すのは難しいかもしれない。

私にとって、一番後悔しない選択とは何なのでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

後悔しない選択とは・・・

しおりんこさん、こんにちは。

後悔しない選択って人生ではなかなかありません。どんなものでも100対0はないのです。必ずメリット・デメリットがあります。たとえデメリットが1でもそこを見てしまえば後悔してしまいます。また、メリットが大きい方が正しい選択でもありません。たとえメリットが1でもそこを見れば成功ともいえます。自分の生き方を考えてメリットを選択するしかありません。そして選んだ方が正しい選択としてまずは努力することです。

しおりんこさんは、すでにきちんと選択肢のメリット・デメリットを整理しているみたいですので、ノートに選択肢を図として書いて、ご主人と一緒に相談されると良いと思いますよ。

合掌

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いまの職場をお勧めします。

ご病気を抱えながらの妊活、さぞやご苦労されていると思います。一応、わたしは接骨院をやっていますが、20年近く福祉に関わってまいりました。社会福祉士、精神保健福祉士です。いまも、知的障がい者施設に非常勤ですが関わっています。
仲間から相談員の待遇や職場環境について話を聞く機会がありますが、辞めたら勿体無いな、いまの職場はあなたの仕事振りをかなり評価してくれているな、というのが率直な感想です。法的には疾病に罹患した場合、解雇はできませんが、長期の療養は居づらくなることが多いのではないでしょうか。あなたに対する期待が強いから待ってくれていると思います。会社によって処遇は違うので一律に論じることはできませんが、給与、賞与、休暇などの諸条件を考えると正社員の方がよいでしょう。また、あなたの状況を考えると、慣れた職場で安定した環境でまずは、お身体をしっかり養生させるべきではないでしょうか。生活相談員は、正直、社会的評価がイマイチなところがございます。状況もわからず、僭越なことを申し上げました。ご健康とお幸せを心よりお祈り申し上げます。浄光寺

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浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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質問者からのお礼

お返事を頂いたのにお礼が遅くなりました。すみません。
金剛座寺住職 染川知勇様のアドバイスの通り、主人と何度も話し合いました。「子どもを優先して欲しい」のが主人の1番の本音のようです。そして浄光寺住職の三浦康昭様のおっしゃる通り、相談員の社会的評価はイマイチで、特に沖縄では「正社員」の募集は少なく、就職できても給料面でイイ待遇とは言えません。でもこの状況で「私は病気でも誰よりも頑張ってきたんだ!」っていうプライドが決断を邪魔しているんだと思います。昔の日記を読み返してみたのですが、不妊治療に失敗して悲しみに沈んでいる時の私は
「仕事より妊活を優先すべきだった…」と後悔していました。
もし仕事を辞めて妊活に専念して、子どもを授かることができた時は
「仕事を辞めてよかった~」と思える自信もあるし
「仕事を辞めなきゃよかった」と思うことは絶対無いという自信もあります。
もし子どもを授かることができなかったら
「仕事辞めなきゃよかった」と思うよりも
「できることは精一杯やったんだから」と思う気がします。

先日の定期外来では、検査結果は良くなっていて
近いうちに不妊治療を再開できそうなくらいに回復していました。
元気になればなるほど「子どもが欲しい」という気持ちが強くなるんです。

傷病手当が貰える期間、この状況にゆっくり甘えて
「今すぐに結論は出さない」という答えを自分の中に見つけました。

一度、生死を彷徨うほど悪化して助かった時に思ったこと、
「生きるって奇跡の連続なんだ」という気持ちを忘れていました。
今、頑張っている自分をもっと労わってあげようと思います。お2人とも本当にありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ