父親を直視できません。
今、父親と母親と自分の三人で生活しています。
私は、母親が40前半、父親が30後半の時できた子供です。
幼い頃から、母親が暴力を振るわれ、怒鳴られている姿を見続けています。
結婚当初から、続いているらしいのですが、
父親は離婚することを決して許しません。母親も、できるだけ逃げようとしていましたが、
なかなかうまくいかず、今もギクシャクしながら生活してます。
母親が教えてくれたのですが、私を妊娠したとわかった時、
父親は、「おろせ」「勝手に作りあがって」「こどもなんかいらない」
と暴力を振るいいていたそうです。
ずっと、母親の居心地のために、
父親のご機嫌取りを物心のついた頃からしているのですが、
正直、顔を直視できないほど父親が苦手です。
恐怖の塊に見えます。
しかし、父親はそのことを露知らず。
また、母親を怒鳴っていたことが、私にとってどれだけ恐怖だったかを知らず、
私のことを”大切”に思っているというのです。
年を追う毎にこの父親と私の認識の違いに耐えられなくなってきました。
両親とも年を取り、落ち着いてきているのですが、
私の気持ちだけが取り残されてしまっている感じで、
父親の顔も姿も視野に入れたくないです。
長い文章になってしまいましたが、ただ、まだ、自分がお子様だから、
父親を見ることができないのか、改善策があるのかどうか、教えていただきたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
素直にお父様をただ見る
あすかさん
お父様に苦手意識があるとの事。
目を見る事ができないという事でしょうか。
目を見なくても鼻の頭でも、口元でも眉毛でもいい。少し離れたところからでも見てください。今のお父様を受け入れられるかどうか。
過去の暴力や暴言はそこにはありません。
素直にまっさらな気持ちで、色眼鏡なして見てください。
どうしてもダメなら、距離を置いて生活したらいい。しかし、今のお父様のみを、素直に見ていたら受け入れられるかもしれません。過去が一切付いてない今のお父様。どうでしょうか。
やってみてください。
今は遠くから眺めてみましょう。
あすかさん、初めまして。私も似たようなことがありましたので、お気持ち少し分かります。
私の場合は再婚相手の義父でしたが、実父となると余計に辛いと思います。
親がフルボッコされてる姿、救急車に乗る怖さ、運動会に包帯グルグル巻きで来る姿…許せと言われても私には出来ませんでした。
小学生の弟が「早く大きくなってあいつを殺してやる」その言葉は一生忘れないです。
あすかさんの気持ちは抱えていかなければならないものです。
お母様から聞かされてしまった以上、なかったことには出来ない。
殴る光景は消えない。そうではないですか?
無理にお父様に寄り添う必要はありません。
義父は、余命宣告を受けてから急に、今のお父様のようになりました。
恨んでいるか、許して欲しい、実の子じゃなくても大切だ。死を目の前にしないとそうできなかった彼に怒り以外ありませんでしたが、仏教に出会ってから憐れみの思いが強くなりました。
弱い自分を認められれば、素直な思いがあれば彼の人生は違っただろうなと。
私にとって最悪な出会いでも、今となっては上記のことを教えてくれた仏様です。
いつか恐怖や怒りが薄くなっていきます。
それは、あすかさんが人として強くなった時ではないかなと思います。
お父様に怯えるのではなく、お父様との関係を自分の人生に生かせる日が来るはずです。
お父様に「なぜあんなことをしたの?」と聞いて話してみるとお父様の気持ちが少し分かるかもしれませんが、勇気がいることですよね。
今は直視できなくとも大丈夫。
勝手をしていたお父様には向き合うまで待つことくらいしてもらいましょう。
辛いですね。何かが怖くて、なんか自分を大切に思えないですよね。
でもどんな自分でも、しっかり見つめることが出来れば大丈夫。
私もついています。怒りや恐れを一緒に人生に生かしていきましょう。