子供のにとって大事なこと
先日質問させていただきましたとあみです。
その節は、真摯にお答えくださり、ありがとうございました。
心に光が灯ったように軽くなりました。
…が、度々申し訳ありませんが、また、考えさせられることになりました。
何度も何度も落ち込んでいてはいけないのはわかっているのですが、ごめんなさい。
今回は子供のことです。
私の幸せは本当に周りの皆さんのお陰で、今までなに不自由なく、苦労も知らずに来ました。
専業主婦で子供3人を続けて産むことができ、幼稚園や小学校の参観やイベントに当たり前に行けていました。
そして、以前お話しした通り、途中からお寺に入り、お義母さんや事務員さん、住職の協力があり、その形は変わらずできていました。
ただ、正直お姑さんたちはけして、いい思いをしているわけではありませんでした。
私が仕事ができない、日常がだらしないために陰でたくさんのフォローをしてくださっているのに、私は「好きなことをしている」「お寺のことを第一に考えていない」とおもっているようです。
それではいけないのだと思い、子供には参観は行けないことがあると伝えています。
特別お客さんが来るわけではないですが、仕方ないと割りきろうと思っています。仕事だからと。
ただ、イベントについては気持ちの整理がつきません。
今年は小学校、幼稚園それぞれ最後の年。
子供たちは親がいない運動会、夏祭り…どう思うのだろうか?さまざまな事情のある方々がいますが、参観には出れなくてもやはり、イベントには参加しています。
実家の母に見に行ってもらいますが、ビデオにもおさめて、家で子供と一緒に見たいと思ってしまいます。欲深いですよね。
最近はビデオ撮影代行などしてくださる人もいます。そういうものに頼ろうか?
どうせ行けなくて子供が寂しい思いをするなら休ませてしまったほうがいいのだろうか?
いろんなわがままな気持ちが出てきてしまいます。
「苦しみからの解放は執着心をなくすこと」
わかっているのですが、どうにかならないかと思ってしまいます。
お寺は檀家さんがいて成り立っています。
そのお金で私たちが生きていけている。だから、お寺のために尽くすのは当たり前。頭ではわかっているのですが…
どうしたらいいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
寺は仕事ではなく生き方です
初めまして、ご質問拝読しました。事務員さんがいらっしゃるお寺なので規模が大きいのでしょうか。
規模が大きいと関わりのある人も多くなりご苦労が絶えない事でしょうね。
少しでも参考になればですが、私は一般家庭に育ち大人になり、会社員を経て僧侶になりました。結婚した相手が寺の長女だったんです。結婚当初は寺を継ぐ事など微塵も考えておりませんでしたが仏縁をいただいて今は僧侶です。なのでとあみさんの気持ちはなんとなくわかります。
怒られるかもしれませんが、一般家庭からしたらお寺ってわけわかんないですよね(笑)
関わる人もめちゃくちゃ多いし、寺の行事もいろいろあって365日の24時間営業ですから、ほんとに大変です。しかも地域との関わりも非常に大切なので、町内会の寄り合い的なところも顔をだします。
そこで最近気づいたのですが、寺でやるべき事を仕事だと考えてしまうと、とてもやっていけないんですよ。
今は副住職なので、まだ余力はありますが、住職になったら一人じゃ絶対無理!ってなってしまうとおもっています、協力者が必要なんですが、一番は坊守です。(浄土真宗ではお寺の奥さんを坊守と言います)
坊守には住職とともにいろいろな事を求められますが、今の時代はすごいスピードで変化していますよね。それのスピードについていかないとお寺を守る事が難しくなるのではないかと思っています。
数年後には檀家制度が崩壊するかもしれませんし、崩壊しないかもしれないかもしれません、檀家制度がなくなった時にいろいろを考え始めてももう遅いです。その寺は無くなります。その為に今から寺の人間は準備をしないと行けないと思っています。
私にも、5歳と1歳の子供おりますが、今、妻にお願いしている事は、学校行事やママ友とのランチ会に至るまで、様々なところに顔を出し寺の人間として覚えてもらう様にしてもらってます。
私の考えでは今後、坊守も寺から外にどんどん外にでていくべきと思っています。連絡手段は昔と比べると格段と進化しており便利ですから留守番だけで寺に居る必要もありません。当然学校行事は出席必須です。私も行くと楽しいですし。子供のためでもあるし寺のためになるからです。
寺の人間は、常に仏教とお寺、檀家と地域と我が家族の事を思いながら動いていきます。仕事ととらえるのではなく生き方ととらえた方が良いとおもいました。
質問者からのお礼
こんばんは。
御返事ありがとうございました。
生き方…そうですね。
子供の行事でも必ず、ご縁がありますよね。
そのように周りの方も思ってくださるとありがたいのですが……
どうにかわかってもらえるといいのですが…
蓮志様のお言葉をお借りして、理解いただけるようにお願いしたいと思います。
ありがとうございました。