子どもだからしょうがないと思いたい
先日も質問させていただき、お返事をありがとうございました。
自分の子どもに寛容になりたいです。
特に礼儀、お行儀、公共施設での声の大きさや騒ぎ方に非常に過敏に注意をしてしまいます。
それ自体が悪いことだとは私は感じていませんが、他人から注意をうけると、また注意を受けそうな気がすると、非常に不安になります。
土地柄、電車やバスを利用することもありますし、また子連れで外食をすることもあるのですが、正直どの程度うるさかったり騒がしいと迷惑なのかよくわかりません。
静かにさせようと気を付けていると神経質なお母さんで子どもがかわいそうと言われ、これくらいは許容範囲かと少し自由にさせると「こんなにうるさいのでは寛げない。」などと言われ(家族で入れるレストランです)・・・。
私自身は「子どもだから仕方がない」と言って親から寛容に接してもらったことはおそらくありませんので、正直、どの程度のことなら子どもだからと許せる範囲なのか、また許してもいいのかが全く分かりません。
一応自分なりの基準は決めていますが、自信が持てません。
騒ぎたい子どもが問題なのではなく、騒がせる母親だと思われたくない自分が問題なんだろうな~となんとなく思ってはいますが、どのように考え方を切り替えればいいのかわかりません。
私は男でないからと自分を否定され、満点をとれないなら努力の意味がないと言われて育ってまいりました。
このまま「子どもだからしょうがない」という思えず子育てをしていくと、両親のようにいつか子どもを追い詰めてしまわないか不安です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お子様達のお健やかなご成長を
拝読させて頂きました。お子様達の成長に合わせて大変気苦労が続いておられる様に感じました。やはりあなたのお心もとてもお疲れなさっておられる様に感じました。ですからどうすれば良いのかも迷い戸惑っておられるのかと感じます。できる限りしばし一息ニ息お心をお休めなさって頂き、お心を落ち着けて頂きたいと思います。その上でお子様がこれから健やかに成長する為にそして素晴らしい人格を形成する為にとじっくりとお子様達に取り組まれてはいかがでしょうか。失礼ながら親が子供を教育して守ってあげられる期間は限りがあります。急ぐ必要はありませんが、普通親は先に亡くなります。その際にはお子様達にはご自分の力で生きていかねばなりません。それには生きていく中での良い事悪い事、人を傷つける様なやってはいけない事、逆に人を思いやる心を養って頂く必要があります。
まだまだ長い道程かもしれませんが、あなた自身のお子様達や周りの方々への思いやりの心を軸にこれから適度に教育なさって頂きたいと思います。
きっとあなたの心はお子様達に通じて必ずや受け継がれて参ります。
私もお子様達のお健やかなご成長を心よりお祈り申し上げます。
貴女の基準で十分ですよ。
あおむし様
釋 慧心と申します。
拝見させて頂きました。
毎日、休みなく続く子育て、本当に大変かとお察し申し上げます。
また、親御様が貴女のことを、厳しくお育てになられたご様子で、
そのことも心のどこかに引っ掛かりを作っているのかも知れませんね。
私は親に理想像を重ねてしまいますが、親は親で必死だったのだと思います。
100点満点の親はおりません。
そう思いますと、厳しかった親も、若かった中で必死に子育てに奮闘していたんだなと、愛しく感じられないでしょうか。
古今は一昔前より、私達を取り巻く社会の目が厳しく感じます。
ネットなどの発達や社会自体の成熟が進む中で、色々な物事に対して、寛容さが少し足らないのかなと、私個人はそう感じております。
何かと言えば虐待だ、コンプライアンスだと、過剰ではとも思えてしまうことも。
お子様の声などについても、個人的には元気で結構と思えますが、
世間には色々な感じ方、色々な基準があるのも大切なことと言えます。
「公共」という場所では、病気で騒音が辛い方もおられるやも知れません。
一概に何デシベルというように、
基準を定めることは難しいかも知れませんが、貴女なりに周囲に気配りをされればそれで十分です。
他のお客さんもいるから、ちょっと静かにしましょうね。で良いじゃないですか。
「子どもだからしょうがないと思いたい」
につきましては、つい先日の回答をご参照下さいましたらと思います。
http://hasunoha.jp/questions/9729
またお辛いことが御座いましたら、
どうぞお気軽に、いつでもお話聞かせてください(^_^)
質問者からのお礼
kousyo Kuuyo Azuma様
前回に引き続き回答いただきありがとうございます。
疲れているんでしょうか・・・自分ではよくわからないのですが、そうかもしれません。
焦りがあるのでしょうか。
私の文章を読んでもう少し休むほうがいいと思ってくださる優しい方がいてくださることを心に留め、できる限りのんびりと無理のないように暮らしてみます。
釋 慧心様
ありがとうございます。
私自身が病気を抱えており、子どもの声に我慢ならない気持ちになることがあるので、より過敏に反応してしまうのかもしれません。
多くの人がともに暮らすとはなんと難しいことなんでしょう。
自分自身が至らないままで子どもを育てることは難しいのに、本当に親はなんという苦労をして私を育ててくれたのでしょう。
まだまだ至らない私ですが、私自身のためにも「ちょっと静かにしようね」を続けていこうと思います。
先の回答拝見いたしました。お言葉を心に留めていきたいと思います。