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ずばり、夫婦とはなんでしょうか?

回答数回答 3
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ここ一年以上、ずっと考えています。私はお互いに支えあい、一番信頼できる関係が夫婦だと
思ってましたが、これはキレイ事ですか?

私の以前の質問を見て頂いたら分かるかと思いますが、あれから表面は平穏に暮らしています
。でも、心の中はザワザワしており、夫婦ってなんだろうなぁ~と、ふとよく考えるようになりました。
教えてください。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

恋愛は本能でするもの。夫婦愛は理性で築くもの。

ももさん、こんにちは。

いろいろと大変だと思いますが。
テレビでおしどり老夫婦のインタビューなどで、歳とっても仲良しで幸せですねー?と質問すると、対外は、妻が、昔は随分苦労しました、という答えが帰ってきて、夫は横で照れ笑いしているパターンが大変多いです(笑)。結婚してから歳を取るまで、喧嘩もせず恋愛のようにズーッとラブラブなのは、余程の夫婦だと思います。

約20年の別々の人生を歩んできた二人が一緒に住むのですから、合わなくて当然。以前、結婚をテーマにした漫画で「結婚前の10年間にたくさん恋愛をしてきたのに、その後の50年間を一人の人だけを愛するなんてできるわけない」という格言(?)に、少し納得もしたものです(笑)。

だから、本来、別れても当然な男女の恋仲を、死ぬまで続けた夫婦は本当に立派だと思います。その添い遂げた喜びを先の老人夫婦のように体験できるのは、その不仲の苦しみを乗り越えたカップルのみが得られる幸せなのでしょう。

今は、必ず夫婦が最後まで一緒にいるかどうか選択できる時代になりましたが、どんなに離婚再婚しても、原因が自分であれば幸せにはなれないでしょう。相手の良い悪いは関係なく、一人の人間として魅力ある人格を作り上げていくことが大切です。

合掌

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★僧伽(お友達)になりましょう。一緒に仏教を楽しみましょう★ Email;kongozaji@renge.net(気軽にメールしてね!)  直通電話:090-6041-0193(最初はショートメールで) ※※※※※※※※※※※※ 山寺の小さな金剛座寺は10月23日に襲った台風21号で、大変な被害を被りました。大規模な斜面の崩落で客殿が倒壊の危機に陥っています。人生は何が起こるかわかりません。復興に向けて20年努力してきましたが、またリセットになるとは思いませんでした。でもあきらめません。仏さまの教えは「一切皆苦」苦難をなくすことではありません。苦難は必ずきます。それを乗り越える心を作ることが、御仏さまの教えなのです。  ハスノハに訪れる皆さん。私と一緒に人生の苦難に正面から立ち向かい、乗り越えていきましょう。仏さまと共にならば、必ずできます。合掌 ※※※※※※※※※※※※ Email;kongozaji@renge.net 在家から天台宗僧侶になりました。田舎のお寺だからできる新しいお寺ライフを試みて活動しています。特技は手話で現在某大学の非常勤講師で初歩の手話講義をしています。NPO手話技能検定協会理事の役職を頂いて手話学習の普及に努めております。社会貢献として保護司のお役を通して社会更生のお手伝いをしております。 どうぞ伊勢にお越しの際は遊びにお立ち寄りください。また活動は三重だけでなく、埼玉・東京・神奈川などの首都圏、または車でいけるところはどこでも出張で活動しています。仏事のことなら気軽にご連絡ご相談ください。お寺には宿坊もありますので、心のリフレッシュをされたいのであれば、いつでもお泊りくださいね。 私と一緒に、お寺の復興を手伝ってくれる方を募集しています。私とお友達になってください。そして伊勢の山寺をあなたの第二のふるさとにしてください。 ●お葬式や法要、納骨をお受けしております。 エリアは三重・中部・近畿から東京・埼玉・神奈川まで、車でいけるところはどこでも走り回っております。どうぞご相談ください。  (メールが有難いですが、直通電話 090-6041-0193 でもお受けします。なかなか出られないので着信を残してください。またはSNSでご連絡くだされば折り返し電話します。なお電話での悩み相談は10分と決めておりますのでご了承願います) ※もし少しでも回答がお力になれましたら、その感謝のお気持ちを、ご本尊如意輪観世音菩薩さまへのご志納(布施行)でお願いします。ハスノハ活動ができるお寺の維持活動に使わせて頂きます。 ゆうちょ銀行100010-67608891 名義コンゴウザジ 百五銀行多気支店(普)221446 名義シュウ.コンゴウザジ 檀信徒・弟子になって一緒に仏教ライフを楽しみませんか?(檀信徒費志納年1万円) 仏教を人生に活かして楽しみましょう。合掌 

一番の人生修行の相手!

夫婦関係は年代によって変遷してくように思います。
諸行無常と言われるように、やはり気持ちも関係も移り変わるのです。

新婚は恋愛感が多かったと思いますが
子供ができ、数年経つと、子育てや家庭を育て築きあげていく同士みたいなものになるのかもしれません。
そうなると、恋愛感情よりも、
尊敬や信頼に重きが置かれていくのだろうと思います。

まだ私も40代前半ですので半々という感じですが、
家庭や仕事を通して尊敬される存在になること、また相手も尊敬尊重することが、夫婦というあり方を維持させていくものだと思います。

テレビのインタビューを見ていると、
60代70代の夫婦に秘訣を聞くと、
「無い!」と答える方、
「お互い我慢!」と答える方、
いろいろです。綺麗事ばかりではなさそうだとうのが感想です。

信頼することは大事ですが、信頼は裏切られるということもある
ということも前提としておいてください。
それでも、この人と一緒にいた方が、幸せなのか、天秤にかけて、気持ちの面、経済的な面、夫婦の機微に関わる損得感情で、
一緒にいるか、別れるか、判断されているのだと思います。

この相手を選んだのも【わたし】です。
ならば、その関係の中で、感じること、学ぶことあるんですよね。それが人生の修行です。
自分に課せられた課題を解かないで、逃げるように先送りしても、また同じ課題が相手を変えて降りかかってきます。

その心のザワザワをいかに自分なりに解決していくかが課題です。
問題課題の無い人はいません。
夫婦の、子供の、親の、仕事の、健康上の、お金の…等々、問題課題が人にはあるのです。
信頼し裏切られ…どう乗り越えていくか
それが、人生学校という修行の場です。

お互い顔晴りましょう(^-^)/

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人生の秘密を、たくさんの出会いと、お釈迦さまの教えと、南無阿弥陀仏のお念仏を通して、知ることができました。 在家の身から、一念発起し僧侶に。 傍ら、介護の仕事に7年間従事し、その後整体の技術も身につける。 ときには、本山布教師として人前で成幸のお話をし、 ときには、温熱器を使って仏法整体師として施術をし、 心と身体をほぐす僧侶として活動中。

同居義務、協力義務、扶助義務、貞操義務

もも様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

ズバリ夫婦とは・・

そうですね・・一番分かりやすいのは、やはり法律の規定になりますかね。。

民法・第752条「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。」

同居義務、協力義務、扶助義務と、もう一つは条文にはありませんが基本となる貞操義務です。

お互いに、この四つの義務を果たしつつ、もちろん、人間ですから、多少の義務違反はあるかもしれません。もし、あったとしても、しかるべく懺悔、反省、謝罪、償いがあれば、お互いに許し合い、そして、できれば仲睦まじくに最期まで添い遂げられるようにありたいものでございます。

川口英俊 合掌

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最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断しています。 https://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k

質問者からのお礼

皆様、どのご解答も本当にありがとうございます。夫婦ってなんだろう?って誰にも相談できずに自問自答でした。
夫婦愛は理性で築く…人生学校という修行の場…四つの義務…どれも妙に納得しました。

ご回答を読ませて頂き、ここが私の修行の場と思い、少しでも魅力ある人間になれるよう顔晴ろうという気持ちになりました。

皆様、お忙しい中、あたたかなご解答ありがとうございました。

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