腹の立つことから気分を切り替える方法はありますか?
初めてご相談させていただきます。
ほんとにくだらない、なさけないことなのですが、
まずは愚痴をお聞きいただけると助かります。
実は、職場の後輩が、
「自分に甘く他人に厳しい気分屋」で、
一緒にいるとどうにもストレスがたまってしまうのです。
機嫌のいい日はひどくご機嫌でニコニコ世間話をしてくる一方、
体調不良や気に入らないことのある日は仏頂面のだんまりで、
こちらから話しかけても返事もなし、です。
それどころか、
私や上司の出した指示にさえ返事をしないこともしばしばで、
「聞こえた?」といちおう確認すると
「見ればわかるじゃないですか」と。
そりゃあ確かに指示通りやってるのは見ればわかりますが、だけど普通はなにか指示を出されたら「はい」とか「わかりました」くらい言うのが最低限の礼儀だろうに、と、私は思うのですが……。
たとえ体調不良で喋る気力がないのだとしても、一言そう言ってもらえればこちらも配慮が出来る。だから返事だけはとりあえずしてもらえる? と伝えても、ぬかに釘、のれんに腕押し。
彼女が不機嫌な日は、職場が妙に緊張した空気になり、疲れます。
それでいて機嫌のいい日には
「ほら、私ってすごく周囲に気を遣う大人っぽい性格じゃないですか。
なのに、他の人は失礼な態度の人ばかりで頭にきます」
などと言うので、なんとも苦笑いの気分になります。
プライドは弱さの裏返し、他人を責めるのは正義感の現れ、
本当は自分が責められるのが怖いだけの、
とても繊細な人だということも、わかっています。
彼女なりに自分の欠点を直そうとしていることも。
なのですが、私もふっと疲れた瞬間などに、
「どうかこの世間知らずが手痛いしっぺ返しを食いますように!」と
呪ってやりたいような気持ちになってしまいます。
職場を離れたら気分を切り替えて彼女のことは忘れよう、と
思っているにも関わらず、
今日もこうやってご相談の(愚痴の)文章を書いている始末です。
腹の立つことを水に流して、
スッキリ気分を切り替える方法が、
なにかないでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分の信念を持ちましょう!。
こんにちは、はとさん。職場には必ずと言っていいほどそのタイプ方がおられますね。帰宅してからも頭から離れないのでは困りますね。ですが結局は自分がもっとしっかりすることですね!。少しの風でふらふらするようでは困りますよ。自分の信念を持って生きる事です。こんな話があります。昔、2人のお坊さんが旅をしていました。そうすると川岸に一人の若い女性が、増水した川を渡れないで困っていました。坊さんの一人が女の人をおんぶして川の向こう岸へ渡してあげました。それからまた2人の坊さんが歩き出し暫くするともう一人の坊さんが女性をおんぶした坊さんん注意しました。出家の身でありながら女性の身に振れるとは何事だ!。するともう一人のお坊さんはサラリとわたしは川岸に女性を置いてきたが、あなたは、まだ背負っていたのか!。中々、この様に気持ちを切り替えるのは出来ませんが。
今日の一日のテーマを決めてそれを頼りに自分に集中する事から始められては如何でしょうか。
質問者からのお礼
「わたしは川岸に女性を置いてきたが、あなたは、まだ背負っていたのか!」とは!
「かっこいい……!」と思わず呟いてしまいました。
なかなかそこまでの境地には辿り着けそうにありませんが、
ご回答をいただけただけでも幾分背中が軽くなったように思います。
「今日一日のテーマを決めて、自分に集中する事」頑張ってみます。
ありがとうございます。
余談ですが、
hasunohaのあちらこちらを読ませていただくと、
世の中にはほんとにいろいろな悩みが在るのだなあと思うと同時に、
御仏の教えを基にした千数百年分の知識と経験の集積を、
皆様が生きた形で伝えていらっしゃるのだなあ、と感じます。
ほんとに私の悩みなどは小さなものなのですが、
真摯にお答えいただいてありがとうございます。
これからの季節は特にお忙しいことと思いますが、
どうぞご自愛下さいますように。