hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

恨みと嫉妬

回答数回答 2
有り難し有り難し 31

以前こちらで相談させて頂きました。
回答頂きありがとうございます。
今回は違う件で相談させて頂きます。
私は幸せな人が羨ましいです。
私は昔から色々と大変な思いをしてきました。
学生時代はいじめにあったり、人から利用されたり、ストーカーにあってお金を騙し取られたりしました。
会社ではパワハラにあったり会社をクビになったりしました。
ナンパされて連れて行かれそうになったこともあります。他にも色々な辛い思いをしました。
何で私ばっかりと思うことがあります。
私の従姉妹は人間関係に恵まれ、頭も良く、お嬢様大学に行けて、大手の会社にも入社出来き何も揉め事もなく、安定した生活を送れているのです。
羨ましいです。
人と比べるなとか、その人達も知らないところで大変なこともあるかもしれないとか言う人もいますが生きていれば少なくとも嫌なことはありますし、いいことばかりではないと思います。
ただ、明らかに差があると思うんです。
今までは今苦労した分、いつか恵まれると思い信じてきましたがそうとは限らないみたいですね。
何も信じられません。
親も嫌だしもっと優しい親に生まれていれば人生変わっていたかもしれません。
親は一回スイッチが入ると感情的になるのでいきなり怒られたりします。
で、急に絡んできたり。
もうもっとまともな人生になりたかったです。
あまりにも嫌で空想してもっとあーだったらなとかこーだったらなとか昔から考えていました。
でも現実は違いますね。
学校卒業して出会った人とかで出会わなければよかったと思う人もいます。
既婚者の人からは性的なことで色々言ってくるしもう恨みや嫉妬でいっぱいなのです。
私は数年前から強迫観念にとらわれ、頭の中で悪く思ってないことが浮かんできてその事柄を消す為に打ち消し行為をしています。
気にしないようにしようとか考えないようにしても浮かんできたりします。
後、数字に関してもこだわったりします。
頭の中で浮かんできても考えない方がいいのでしょうか?私からすれば他人は呑気に気楽に生きてるように見え、どうしたらあんなに罪悪感もなく、気楽に生きていられんだろうと羨ましいです。
とにかく私は怖くてたまらないんです。
私はこれからどうしたらいいのでしょうか?
私は自分の人生を受け入れるしかないんですかね?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

幸せと平安を願い求めて

拝読させて頂きました。以前回答させて頂きましたkousyou kuuyo azuma(東 好章)です。
あなたの思うお気持ちもっともに感じます。この世の中は・この社会は平等ではありませんね。恵まれて何不自由なく生きていかれる方もいらしゃいますし、生まれてきたときから災難や苦労に苦労を重ねて辛い思いをなさりながらやっと生きていらっしゃる方もおられます。
なんでこんなにも違うのかとその理不尽さを感じずにはいられませんよね。そんな中で神も仏もあるものかと怒りや恨み怨念めいた思いを抱くのもやむを得ないことかと思います。そんな中でも生きていかねばならない性が人にはありますね。
ただやはりその恨みや妬みや怒りそして怨念は決してその人をいい方向には導きません。逆にその人を負のスパイラルへとおとしめていってしまいます。つまり不幸な思いがよりその人を不幸へと導いてしまいます。それは紛れもない事実です。
人間ですからどうしても他人と比較してしまいます。人を羨ましくも思います。ですがその思いをマイナスに働かせてはいけないと思います。
やはり本当の人の幸せとはものでは計れません。その人の心持がなければその人を幸せにはできません。どんなにものがあふれ満たされようともその人の心が空虚であればなんにもなりません。
あれもこれもほしいほしいとなってしまってはその人の心は永遠にその呪縛から逃れられずに地獄を彷徨うことになります。
やはり大切なことは人との比較でなく自分自身が心を穏やかに安定させて頂くものに感謝して日々を生きることが幸せの元です。捉え方で全く逆になりますからこれは不思議な業です。
私はあなたにどうか心から幸せになって頂きたいと思っています。それにはあなた自身がご自分の幸せや心の安定を望み求めて頂きたいとということです。
あなた自身がその様な幸せを求めるならば自然に周りの方やご家族にもその幸せが伝播して参ります。
妬み恨みそして怒り・貪りのお心をできるだけ捨て去りそして心の安静を神様仏様そしてあなたのご先祖様に素直なお心で願いお祈りなさってくださいね。必ずやあなやのその願いは届き、そしてあなたは幸せに満たされて参りますので。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

随喜

かなかな様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

境遇、環境への恨みと嫉妬・・人間誰もが少なからず持ってしまうものでしょう・・

拙生も・・

しかし、恨みや嫉妬などの悪い煩悩による行いは、悪い業(ごう)・カルマとなるため、やはり避けて参りたいものとなります。

それよりも、「随喜」(ずいき)と言いまして、一緒にその幸せや成功を素直に喜んであげることで、自分にもその「福徳」の分け前を頂くようにしていく方が、よほど先々へと向けた良い因縁(原因と条件)にすることができるようになります。

例えば、FacebookやTwitterでの他人の善い行いに「いいね」するというのも、仏教的には一つの「随喜」と言えます。

あるいは、他人の善い行いをシェア、リツイートするというのは、周りにもその「福徳」をお裾分けすることになり、仏教的には「回向」(えこう)と申しまして、尚、良い因縁とすることができます。

とにかく、良い結果へと向けては、良い因縁が必ずや必要となります。

原因の無いところに結果は生じませんし、原因があっても、条件が調わなければ結果は出ません。

自ら進んで悪い因縁を作るのはやはり愚かなこと。それよりも、お金も労力もある意味で全く掛からない「随喜」というものであれば、簡単に良い因縁としていくことができます。ここだけの話、実はかなりお得なのです。

是非、身近なことからでも、お試しになって下さいませ。

川口英俊 合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

東 好章様今回も回答頂きありがとうございます。
この理不尽さを受け入れるしかないんですかね?
愚痴をこぼしてすみません。
前は友達などに相談してたんですがもう相談するのも辞めもした。
お坊様なら聞いて頂けると思い、ご相談させて頂きました。
もう自分の人生に期待をしないようにしていきます。
そうしたら嫉妬や怒りも少なくなるかもしれません。
ありがとうございました。

川口英俊様。
回答頂きありがとうございます。

「嫉妬・人の幸せを喜べない・不幸に喜ぶ」問答一覧

彼氏がいる友達に嫉妬してしまう

初めて相談させていただきます。 現在、大学2年生ですが友人関係で悩みがあります。 その友人は精神的な疾患を持っており、最近は悲観的になりやすく、一緒にいて楽しさを感じられない状態にあります。 また、彼女は講義中に寝てしまいやすく、その度に私がレジュメを見せることにも疲れが生じてきています。 さらにサボり癖もあり、出席コードを送って欲しいという連絡も多々あります。 この面で既に違和感はあったのですが、数ヶ月前に彼氏が出来て以来Instagramのストーリーで匂わせをしたり、私と待ち合わせの約束をしていたのに彼氏も連れてきたりと息苦しさを感じる行動が増えてきました。 私は元々人と比べやすく、特に年齢的にも彼氏の有無を強く気にしてしまいます。 以前焦りからマッチングアプリを入れ、そこで出会った方とお付き合いをしましたが、数回会っただけでは好きになりきれず、数ヶ月でお別れをしてしまいました。 長くなってしまいましたが、疾患を持ちながらも学生生活を楽しんでいる彼女の余裕と、アルバイトに明け暮れ、毎日が過ぎていく自分との生活の差がとても苦しいです。 彼女の幸せを喜べない自分の余裕の無さにも嫌気が差します。 彼氏の有無で悩まない捉え方や、気持ちの整理の仕方を教えていただけますと幸いです。

有り難し有り難し 2
回答数回答 1

人の幸せを憎らしく感じてしまいます

人の幸せを祝えないどころか、憎らしく思ってしまうことが度々あって自分のことが嫌になります。 先日、高校時代の友人が結婚することになったと人伝てに聞きました(今は直接の関わりはありません)。 その子は高校時代から成績優秀で、一流大学卒業後2年ほど経ち、近々海外で働く見込みとなったとのこと。昔はよく自慢話をされていましたが、当時の私は「自慢話をされるのは少ししんどいけど、でもあれだけ勉強できたらそうなるか」くらいに思っていました。 今思えばあの頃の私の方が性格は良かったんだと思います。 加えて、当時の私は恋愛や結婚に憧れもなく、誰かがそれを叶えていても他人事だと思っていたので、人の恋愛自慢も特に苦ではなかったように思います。 一方、私は大学受験に全落ちし、一年浪人している上に在学期間も長いので、未だ学生をしています。中堅大学で、ここしばらく彼氏もおらず、勉強と就活に追われてばかり。 自分の生活に余裕がなくなったことや将来のこと(結婚や就職など)を意識し始めたことなどが原因なのか、気づいたときにはもう人の幸せを祝えなくなっていました。 街中のカップルを見ても、勉学で優秀な人を見ても、自分がないものを手にしている人全てが憎らしくてたまらないのです。 私には、中学時代からずっと仲良くしている友人がいます。その子には長年彼氏がおり、その彼の話を聞くたびに、上辺では楽しげに聞いているけれども本当は内心嫉妬に満ち満ちています。 そのうち、その子も結婚することになるかもしれません。 いつかそのときが来たら、そのときにはどうか、その子の結婚は心から祝福したいのです。 ですが、今の私にはきっとそれができそうにありません。 どうすれば人の幸せを心から祝福できるようになるのでしょうか。 ネットで調べても、「人と比べても無意味だ」とか「嫉妬している自分を受け入れましょう」とばかり出てきますが、実際、それができなくて余計に苦しんでいます。 こんな醜い感情を持った私に、なにかアドバイスをくださいませんか。

有り難し有り難し 6
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ