hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

ここにいることが苦しいです

回答数回答 2
有り難し有り難し 32

主人(46歳)が10年以上、風俗店へ通っています。
VIP会員になるほどの頻度で、お店の方と個人的に付き合っているように感じています。
私に対してのDVなどはありませんが、抑圧的な態度で口答えのできないような上下関係です。

長男(大学2年)は一年ほど前から、家族と会話をしなくなりました。
家にいるときは食事時以外、部屋に閉じこもっています。
部屋は汚くゴミだらけで昼夜逆転の生活をしています。

二男(高校1年)は常に「死」について考えているような子です。
少し前まで毎日リストカットをしていました。
人との関わりに冷めていて、自分を演じているようです。

ここにいることに疲れました。
酸素のない水槽に入れられているようです。
まだ妻として母として居なければいけないのでしょうか。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

妻でも母でもなく、あなたは天地にただ一人の自由存在。

旦那があなたに遠慮なしに好き勝手やっていますように、あなたも好き勝手に生きりゃいいんですよ。
アタシがいなけりゃ、この人たちダメだと「家にいなけりゃいけない症候群」になってしまっておられませんか。
まず苦しくとも、それが現実。
まず、今日を限りに一旦、リセット。
家族という首輪に縛られてはいけません。
子の親であってもあなたはあなた。子の命は子がその命を全うするもの。あなたが死んでも、子供は生きる。子供が死んでもあなたは生きる。皆それぞれが別物の命を持っているのです。
旦那は既にあなたから独立して他の女性と✖✖しちょるVIPなワケです。風俗は人によって考え方が異なりますが、自分の夫・妻以外にの異性と✖✖したら事実上の不貞。
この事実上という目線を大事にしましょう。現在、事実上、あなたと子は別存在。それぞれ独立、自立しています。援護、援助できる事はしてあげればいいだけです。
次男が心配ならおもちゃ買ってあげるを条件に親子そろってウチの坐禅会にいらっしゃい。即日【何】が問題の根底にあるかがポケモンの如くにハッキリするでしょう。
あなたはあなたの問題を解決し、子供は自分の悩みを解決する。悩みが生じるのは物事を考えの上で❝枉げて❞眺めているからです。自分の思い通りにならんから苦しい。腹が立ったりイヤになるのは自分ルールが根底に敷かれているからです。この世は「苦」であるという言葉は❝苦しい❞のじゃないのです。自分の願いや思いや設定とはまるで無縁無関係な状況ということです。旦那も子供もあなたの願いや求め、理想とはまるで無縁無関係に動いているでしょう。まず、そこを分離してください。
あなたの願いはあなたの独自の願い。実際の旦那・息子は、善悪抜きにして「ただその通り」。
冷静に分断、分別してみてください。今日の内に心が晴れやかになるでしょう。
そういう己のさまを学ぶのが禅です。自己が何で苦しいのか。自分がどうあれば心が楽なのか。そこを明らかになると要らぬオニモツが全部無くなる。家族地獄の火の中にあってもケロリンとしていられる。そういう境涯が手に入るのです。
真実実相は私がどう思おうとも、どう願おうとも、こちらの思いとはまるで無関係。
雨が困らせるんじゃない。私の願いとは無縁に雨が降っちょる。それをその通りに感受、享受するところ、元々そこに苦楽がないことがハッキリします。

{{count}}
有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

夫婦で力を合わせ

夫婦で力を合わせて乗り越えたいですね。お子さんの苦しみを和らげることができるのは、夫婦の力です。
旦那様に、お子さんのことについて相談してますか。そして、旦那様に風俗やめてほしいならきちんと伝えるべきです。あなたも旦那様に優しくしてあげてくださいね。
お子さんの苦しみを感じ救おうと夫婦で力を合わせて乗り越えてもらいたいものです。

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ