親しくなると…
私は幼い頃から親しくなる友人とは離ればなれになります。
私自身の引っ越しや、友人のご両親の転勤、友人の家族の介護の為の引っ越しなどなど。
そして今日また、親子で親しくしていた友人を旦那さんの海外赴任で見送りました。やっぱりまたか…と寂しく思い、私のせいで子供もお友達と離ればなれにさせてしまったかなと、泣きながら手を振る我が子に申し訳なくて。
親しくなると別れが来るのではと恐くなり、あまり人付き合いをしない時期もありました。
この運勢には何か意味があるのではと、考えてみましたが答えは出ません。
気が合わなくて離れるのではなく、良好な関係で引っ越してしまうのです。
離ればなれになった数だけ、良い出会いが有る様にも思えません。
考え過ぎかな?とも思いますが、この幼い頃からのモヤモヤをお坊様はどう思われますか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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四苦八苦を自覚して生きる!
我々は生まれた時から決して逃れる事の出来ない四つの苦があり、一つ目が生まれる時、生きて行く時の苦、二つ目が老いていく時の苦、三つ目が病気に成った時の苦、四つ目が死への不安や恐怖感を持つ苦でこれを四苦と言い「生、老、病、死、」に当たり、四苦八苦の中の前者の四苦の事がこれに当たります。
後の四苦は生きて行く中で受ける苦が「怨憎会具、愛別離苦、求不得苦、五陰盛苦」の四苦です。
八の苦を二つに分け四苦と四苦の両方を合わせて八の苦であり、四と八で十二の苦がある訳でないのです。
今貴方が受けている苦は「怨憎会具」恨んだり憎んだりして会いたくない人と何故か突然会ってしまい苦に感じてしまう事。それとは逆の「愛別離苦」愛している人と別れ、離れる苦しみの事を言います。
四苦八苦の苦しみは決して逃げる事の出来ない苦です!しかしこの苦をしっかりと受け止め生きる事が本当の心を探す上で大切なもので仏教を目指す上では外せぬ心であり生きるテーマでもあります。逃げれないのなら受け止めてしまいましょう。そうすれば必ず生きる意味の真実が見えてきます。
質問者からのお礼
山口様
深夜の回答ありがとうございます。
逃れられない苦なら、避けたりしないで受け入れて行くしかないのですね。
この出来事は親子で共有した苦でした。子供の涙も私にとってはまた苦です。夏休みの思い出として受け止めます。