母の死が辛く、苦しい。
今年6月に母が亡くなりました。
母とはとても仲が良く、毎日の様に会っていました。孫をとても可愛がってくれて、私の2人の息子もおばあちゃんのことが大好きでした。
いつも元気で寝込むことなどない母だったのに、ちょっと体調が悪いと病院で検査すると末期の膵臓癌で、そのまま2週間で亡くなってしまいました。
まさかこんなに早くとは思わず、いっぱい話したいこと、伝えたいことがあったのに、何ひとつ伝えることが出来ずに亡くなってしまいました。
何でこんなになるまで気付いてやれなかったのか、どうして助けてやれなかったのか、いつもこんなに近くに居たのに。
後悔ばかりで、狂いそうです。
いつも、自分のことより人のことばかり心配していた母を私は1人で死なせてしまいました。
私は母に頼りっきりで、親孝行など何もしていません。
最期に「ありがとう」すら伝えることができなかったのです。
私も2人の息子の母なので、頑張らなければと思うのですが、気分が沈んで何もする気が起きません。
とにかく母に会いたい。
母のところへ行きたいとまで思ってしまいます。
母の死を受け入れて、前向きになれる日がくるのでしょうか?
助けてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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お母様はいつでも見守ってくれています
拝読させて頂きました。お母様が仏様に導かれて仏様のもとにて安心なさりそしてご成仏なさって頂き案す様に心を込めてお祈り申し上げます。なむあみだぶつ。
必ずやお母様は仏様に導かれて親しい方々に再び巡り会いそしてご成仏なさり、生きるあなたやお子様方をこれからも片時も忘れることなく見守ってくれます。どうかどうかあなたもお母様への感謝の気持ちとそしてこれからも見守って頂きたいというお気持ちをのせて心からお祈りなさってください。
あなたのそのお気持ちは必ずやお母様に届いて参ります。そしていつもあなたの身近にお母様が寄り添ってくれています。どうぞ安心なさってこれからのご生活前向きに頑張ってください。そしてお子様達がお健やかにご成長なさることをお母様はなにより望んでいらっしゃいます。
人に命は必ず全うされるものです。それは天寿です。どなたにも変えることはできません。あなたもご自分の思いを許してあげて素直なお気持ちで祈りをささげてくださいね。
あなたの存在そのものがお母様の生きた証
こうだい様
釋 慧心様
拝見させて頂きました。
この度のお母様のこと、お察し申しあげます。お辛いですね。
私は母の往生からちょうど本日で丸々5年になりました。
まだまだ思い起こせば、こうだい様と同じような気持ちになり、お恥ずかしながら未だに布団の中でネガティブな思いになったりすることも御座います。
しかし、そんなときでも、どこまで落ちても私をお支えくださる阿弥陀様のお慈悲の大地となりて私をお支え下さるのもまた母かも知れません。
上は上でどこまで上がってもお陰さまと、私の頭を下げさせてくださるお育てになりて、下にも上にも支え導きとなりて下さります。
親というものはどこまでも有難いものです。
今尚、私を導き、お育てくださいます。
死してなお親は子を育てる、そして親なればこそまた亡き子に育てられるは本当ですね。
人に育てられ人になり、
仏に願われて私もまた仏にならせて頂く。
お母様にとりましては、こうだい様の存在そのものが、今そこに居ることが何よりもの親孝行だと思います。
また、こうだい様の存在そのものが、お母様の生きた証です。
そのように無条件に私を願い詰めに願うて下さる存在があることは有難いことです。
その願い、私が生まれてくる前から私一人に一時の休みもなく、絶えず向け続けていて下さっていた願いです。
そして今も尚続いております。
共にお念仏申す身にならせて頂きましょう。
そして、よく頑張ってきたねと言うて笑うて頂くまで、共に生ききって参りましょう。