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後悔ばかりしてしまいます。

回答数回答 3
有り難し有り難し 35

お付き合いをしはじめたばかりの彼がいます。
でも、緊張してしまうのか、沈黙がコワイのか
「どうでもいい話」ばかりしてしまいます。

例えば、別れた夫の話。
彼には関係のない 私の友人の話。

彼は、聞き上手なのか 私のことを少しでも知りたいと思ってくれているのか、ずっと私の話をニコニコ聞いてくれていますが、
ふと気付くと
「どうして私、こんな話してるんだろう?」
と思って 悲しくなります。

もっと彼のことが知りたいのに、気付くと私のどうでもいい話で もちきりになります。
もともと、人づきあいがあまりうまくなくて、それをストレスに感じてしまい、別れた夫からも グチばかり言う女だ といつも言われていました。

カウンセラーさんにお話に行ったり、お寺をお参りして心を軽くしようと日々努力を積んでいますが、どうでもいい話をする癖が治りません。

離婚後も何人か男性と知り合いお付き合い直前まで進んでも
「話が重い」と言って別れを切りだされたこともあります。

ようやく、きちんとお付き合いが出来る人が現れ
もう失敗したくない・・・と思うと余計に それに緊張を感じて
どうでもいい話をしてしまうことに、後悔ばかりして
お会いして帰ってきても
「また振られるかもしれない」という不安に襲われます。

お坊さんは、いつも ご説法をされるときに
限られた時間できちんと大切なことをまとめてお話をされていて
お聞きしていても、すごいなぁと感心させられます。

どうでもいい話をしなくするために
お話をする時のコツや、
要領よく 大切なことを話す方法、
相手のことを丁寧に聞き出す方法などを教えてくだされば幸いです。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

やはりハートが大切なのではないでしょうか

真珠さま お疲れ様です
私の考えをお伝えさせていただきます

どうでもいい話結構ではありませんか
どうでもいいことが意外とどうでも良くないかもしれません
彼にとってはものすごく大切なことだったりなかったり
そんなことがあると思います!

質問ですが
私はいろんな話をする機会がやはり多いんですが
ここまでやってきて感じることは
やはり気持ちではないでしょうか
これを伝えたい、これを知ってほしいなど
そういう気持ちがあれば
きっと伝わると思いますよ

逆に聞く場合は
相手を知りたいという気持ちではないでしょうか

要領よくなんて考えず
あなたの気持ちを伝え、
あなたの気持ちで聞いてください!

合掌

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有り難し
おきもち

人の寄り添える僧侶をテーマに活動中! 僧侶、理学療法士、心理カウンセラー  それぞれの立場を活かして 現在における僧侶像を確立するべく こころ・からだから笑顔になれる人を増やすべく仏教用語から由来して「わげんせ」という活動を通して、日々模索しながら動いております ※お坊さん回答の中に「鈴木光浄」がおりますが当初諸事情がございまして私が回答したものでございます。そちらもあわせてご参照ください

「和顔」を意識してみては。

はじめまして。亀山純史と申します。ご質問の「お話をする時のコツ、要領よく大切なことを話す方法、相手のことを丁寧に聞き出す方法」についてですが、私が檀家さんに法話をするときには、必ず、事前に話す内容を考えておき、その内容を箇条書きにした紙を用意しておきます。ただ、実際の法話ではそれを見ながら話すことはあまりありませんが、手元にメモがあれば、気持ちに余裕が生まれます。しかし、このやり方は、彼氏、彼女とのデートのときには使えませんよね。(メモを見ながらのおしゃべりなんて、興醒めです。(笑))でも、事前に話したいことがあったとしたら、デートの前に、自分でイメージトレーニングをしてみることはいいかもしれません。
ところで、今回のご質問の中で、グチが多いとか、話が重い、ということが書かれていましたが、「和顔愛語(わげんあいご)」という言葉をご存知でしょうか。これは『無量寿経』というお経に出てくる言葉で、「和顔」はなごやかで柔らかい表情、「愛語」は親愛の気持ちのこもった言葉を意味します。今回の質問者の真珠さんには、この四字熟語の前半部分の「和顔」になることをお奨めします。竹中直人という芸人のネタに「笑いながら怒る人」というものがありますね。あれが芸のネタになるのは、ふつう、笑顔で怒ることはないからです。つまり、「和顔」でいれば、グチや重い話はしづらくなるということです。出来るだけ笑顔でいることを心掛けてはどうでしょうか。
少しでも参考になれば幸いです。

※和顔愛語のふりがなが間違っておりましたので、訂正しました。(2016.4.7.)

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有り難し
おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧侶です。令和6年3月に、公立高校の教員を勧奨退職しました。その後、縁あって、令和6年4月からは「まちサポ雫石」というNPO法人のお手伝い、また、令和6年10月からは公立高校の非常勤講師をしています。 浄土真宗における僧侶は、仏さまの教えに生き、その教えを伝える者であり、人を悩みから救う能力を有した者ではありません。人の悩みを救う救いの主は阿弥陀さまです。ですので、hasunohaにおける私の回答では、仏さまの教えに救われているこの私の生き方、考え方を、皆様にお見せするだけです。そして私自身、お答えできるご相談の範囲はそう広くはありませんが、皆様のお役に少しでも立てればと思い、回答させて頂いております。

ワルグチ カゲグチ グチモンク フヘイフマン ハ ガンノモト

ワルグチカゲグチグチモンンクフヘイフマンハガンノモト
悪口 陰口 愚痴 文句 不平不満 は癌の元
今日から毎日彼と会う前に3回唱えてみましょう。
悪 口…聞いていて気分を害する
陰 口…言うなら本人の前で言うべき
愚 痴…言ったって減りはしても増えはしない
文 句…誰も救われない損な言い方
不平不満…聞き苦しいことこの上ありまへん
ぽろっと口にすることがそういう事が多いのならあなた自身が被害者意識が強い、被害者感情が強くなっているSOS信号だと思いましょう。
なるべく、自分を幸せにする言動を習慣づけましょう。
賞賛、褒め言葉、好きなことを話す、あったかくなること、笑顔になれる事、ためになることを話すのみです。
相手を楽しませようとか、沈黙を無くさなくちゃ、とか自分のルールを先に持たないことです。
楽譜にも休符がありますし、落語にも間があります。
沈黙も言葉なのです。
沈黙にも凍り付くような沈黙もあれば、我慢している沈黙もあれば、坐禅のように暖かな沈黙、安らかな沈黙もあります。
今から、沈黙を楽しんでみてください。
自分を本当に手に入れるという事です。
装いなんてしなくていいのです。
何かしなきゃとかせわしない事なんてしなくてもいいのです。
自分が自分のままでいてそれを受け入れてくれる相手の方が最終的にはあなたに一番ピッタリの人です。まず、本当に自分を生きる事です。キャラを作る必要はありません。
とにかく一切はからいを捨てて相手をみる事です。そこで思いつくことを話せばいいだけです。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

 鈴木秀彰さま
 私の質問(悩み)の表現自体が 本当にまとまりなく 要領を得ていないにも関わらず
 こころあたたまる アドバイスをありがとうございます。

 「どうでもいい」と思っているのは、確かに私の一方的な考えかもしれません。
 プラスに考えれば、彼にとっては、私という人間を知る ひとつの手段になっているかもしれません。
 友人の話についても、どういう友達づきあいをしているか・・・ということで
 もしかしたら、私の 人となりを見てくれているのかもしれません。

 考え方ひとつで 変わりますね。

 でも、お互い働きながら 忙しい合間をぬって 限られた時間しか共有が出来ないのも事実。
 私も彼のことを少しでも知っていきたいと思うので、会話というものに対してもう少し
 真剣に考えてみようと思う いいキッカケになりました。
 アドバイスありがとうございました。
 心よりお礼申し上げます。

亀山純史さま
こころあたたまる アドバイスありがとうございます。
「和顔愛語」 。。。
なかなか 自分の行動・言動に活かすということろにつながっておりませんでしたが
「笑う門には福来たる」という言葉もあるように、笑顔って大切ですね。
過去にはグチっぽいとよく言われていましたが、今お付き合いしている彼には
グチとはとらえられておらず きちんと 自分はこうありたい、あの人のこういうところは嫌いだから
あぁいう人は残念だな とハッキリ明確に言うから 聞いていて気持ちいい、と言われます。
自分では愚痴っぽいと思っていたことも、彼にはグチに聞こえていない・・・・
もしかしたら、笑顔で話してるかもしれません。
出来れば、自分の口からは「嫌な言葉」「忌み言葉」「否定的な言葉」は出したくないと思っています。
限られた人生、明るい言葉を積み重ねて 少しでも多く笑っていたいので。

いいアドバイスをありがとうございました。再度「和顔愛語」を意識して、少しでも笑顔が増えるよう
1日1日を重ねて行きたいと思います。心より御礼申し上げます。

丹下 覚元さま

 いつも、ユニークなご回答。他の方のお悩みへの向かい方がとても斬新で(語彙がなくて
 こんな言い方しか出来ず失礼をお許しください)、私の悩みにも アドバイスをくださり
 御礼が遅くなりました。感謝申し上げます。

 悪い言葉は 悪いものを引き寄せる。
 口から出た言葉は、どう頑張っても 戻すことは出来ない。ビデオみたいに巻き戻しが
 出来ないから、口から発する前に よく考えなさい・・・と 親からしつけられたことを
 この年令になって、再度思い出しました。
 「自分が自分のままでいてそれを受け入れてくれる相手の方が最終的にはあなたに
 一番ピッタリの人です。」というお言葉が、すぅーっと自分に吸収されました。
 まさに、去年ブームになった「ありのままーー!」ですね。
 ありのままの自分を受け入れていただいても、無理した自分など、長く続けられませんね。
 自分を幸せにする言動 は 聞いている相手もきっと幸せな気持ちになる・・・。
 沈黙も楽しめる、そういう心の置き方を考えていきたいと思います。
 心あたたまるアドバイス、ありがとうございました。
 
 

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