娘に障害が残るかもと言われました。
こんにちは。私には、5ヶ月になる娘がおります。先月に難治性てんかんを発症し、治療をしましたが効果がなく、医師に障害が残る可能性が高い、寝たきりになることもあると説明を受けました。
私は娘が生まれたときから、何となくこの子は体が弱いのかな、何か人と違うのかなと感じていました。しかし、寝たきりという言葉があまりにショックで頭から離れません。
親として最低なのですが、この子がいなかったらどんなに楽かと頭をよぎることがあり、何か変な気でも起こしてしまわないか自分でも心配になります。
娘のことはかわいいと思っています。娘と歩いて買い物に行くのが夢です。好きな子の話なんかもしたいです。でも、叶わないかもしれません。
娘と楽しく生きたいのに明日が見えなくて辛いです。どのような心もちでいれば楽になれるでしょうか。好きだった祖父母の仏壇に毎日お参りをしたり、お墓参りに行ったりしましたが、娘の病気は良くなりません。どうしたら良いのかわかりません。
どうか助けてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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しっかり生きていきましょう…生きられます!
娘様のご病気のこと本当にお辛いことでしょう…ご心中如何ばかりかとお察し申し上げます。
ただ、そもそも辛いのは娘様のご病気そのものではありません。『難治性てんかんを発症すると生きていくのが困難な世の中で、生活することが辛い』のです。なんだか小難しいことを申し、恐縮ですが…。
いわゆる健常者と呼ばれる者は大手を振って生きられる、そうでない者は世の片隅でひっそり苦悩しつつ生きていかなくてはならない…から辛いのです。
いいえ、実はあなたも、「そう思い込んでいる健常者」のお一人なのです。
「健常者は…」「そうでない者は…」そのような考え方は正しいですか? 「おかしい!」と思ったら、あなたがお考えを変えればよいのです。
娘様はあなたに身をもってこの世の事実を教えて下さいました。そして「自分が正しい、普通だ」と考えていたことの中に「単なる思い込みでしかない」ものがあることを、同時に明らかにして下さったのです。
娘さんと歩いて買い物に行くことが出来なければ、車椅子を使いましょう。「好きな子の話」が出来るか出来ないか、生後5ヶ月でわかるはずがありません。そして出来ても出来なくても大事な娘様には変わりありません。
厳しいことを申しました…お許し下さい。
あなただけでなく障害を持つ子供の親は「子供を育て、同時に『子供に育てられて』いきます」…その意味で、あなたはまだ『生後5ヶ月の親』に過ぎません。
辛いけれど、気付きがあります。苦悩の中にこそ本物の人生が開かれます。
どうか、娘様とご一緒に、また周囲に実はたくさんみえる「同じ立場に置かれながら、信じられないほど明るく、たくましいお母さん」との出遇いに恵まれますように御念じ申し上げます。
ご家族で、しっかりと生きていけますよ…あなたには多くの良き理解者がみえます。もちろん仏様方も…。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
確かに、娘の病気よりも自分が生活しにくいということが悩みの本質かもしれません。
私には子どもが3人いますが、初めての女の子です。かわいい子どもに違いないのですが、待ち望んでいた女の子でありました。
私は母親が大好きで、自分の悩みや恋愛の話など何でも話してきました。たまにお茶しにいったり、服をシェアしたり…とても仲が良いです。そんな母親に私もなりたくて、憧れていました。
娘には、私の母に対する憧れを押し付けていたのかもしれません。
娘の障害も全て受け入れる…とまではまだいきませんが、娘に自分の気持ちを押し付けていたと気づいたことが前進かもしれませんね。
正直、元気な赤ちゃんを見るとうらやましいです。何でうちの子だけ…というか、何で私がこんな辛い思いをしなければいけないのかという自己中心的な気持ちです。娘がかわいそうという気持ちよりも自分かわいさだと思います。
ここまで書いていて、私の娘は私に「もっと成長しなさいよ」と言っているような気もします。そう思うと何だか娘がいとおしく思えてきました。
娘とはどのくらい一緒にいられるかわかりませんが、命の限り、一緒に悩み、苦しみ、そして笑って生きていきたいです。大切なことに気付いた気がします。ありがとうございました。