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お仏壇について

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

お仏壇について教えて下さい。

私は長男の嫁で将来は義実家にあるお仏壇をマンションで守って行くのは無理なので位牌をリビングに置こうと思います。
主人の会社はマンション自宅から近いので義実家の家に住むことはありません。

しかし、私は姉妹であり実の両親の位牌も持ち帰りたいのです。
両親が好きすぎて今でも親離れ出来てない状態です。

両方の位牌を持ち帰る事は可能でしょうか?
また、マンションの為お仏壇を置くスペースは全くあらずお仏壇を小さいのに買え変えたりせずに位牌だけでも良いのでしょうか?

宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

20年30年先の事まで考えて

こんばんは。
前回の質問の続編ですね。

 「仏壇」とは、その名の通り、仏様をおまつりする壇のことです。ご家庭のお仏壇は、お寺の本堂の内陣(中枢部分)を小型にして、厨子と一体化して箱型にしたものです。お仏壇の中は宗派によって異なりますが、曹洞宗の場合は、お釈迦さま、道元禅師瑩山禅師の「一仏両祖」をおまつりします。ですのでお仏壇は家の中のお寺のような存在です。この「小さなお寺」に仏さまの弟子となったご先祖様のお位牌をおまつりしてあるわけです。お位牌は是非お仏壇におまつりしましょう。
 ご先祖様のお位牌がたくさんになってしまった場合は「先祖代々」の位牌を作りおまつりし、「過去帳」にご先祖さまのお戒名やお名前を書き込みましょう。
 
 あなたの実のご両親のお位牌(そしてお墓)の件は、あなたのごきょうだいできちんと相談しましょう。
 あなたがそれを持つことで、将来、あなたの息子さんのお嫁さんが、あなたの前回の質問「姑の親の墓は誰が見ますか」と全く同じもやもやを抱える事になることに、あなたも既にお気づきのはずです。

 あなたの直系のご先祖の供養もとても良い事で大切な事です。でもお位牌やお墓を見るというのはそれなりの責任と覚悟が必要です。20年30年先の事も考えながら、ごきょうだいで最善の方法を考えてみてください。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました。
まだ先の事とは言え主人とは年の差婚の為、義弟も独身で将来の色々な心配がつきません。
私1人が抱え込んでいました。
家族全員が納得できるよう、ちゃんと全てのことを話し合い、解決出来るようにしていきたいです。
前回、質問した者ですが覚えてくださりありがとうございました。

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