将来が不安で毎日、「死にたい」と思っています。
こんにちわ。はじめて、ご質問させてもらいます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
僕は、今年、大学を卒業しました。しかし、就活に失敗して職にも就いていなく、おまけに奨学金返還300万円と年金納付していない事にうしろめたさを感じています。
就職の為に、「就労移行支援施設」に通所しています。「就労移行支援施設」とは、障がい者の方の就職支援施設です。
ですが、自分が障害者といことに嫌気がさして、「どうして、自分は生まれてんだろう」と思わずにはいられないです。
就職も、できるかどうか不安で仕方ありません。特に、最近は「中高年ニート」「中高年ブラックバイト・派遣」「アルバイトと正規雇用の生涯年収2億円の差」という聞きたくない情報を耳にします。
「奨学金返還300万円」「年金納付」「就職できるかの不安」「自分が障がい者(精神)」「医療費を親に負担してもらっている事」「働くことに不安」
「就労移行支援施設に通いたくないというわがままな心」など、自分が今後どう生きていけばよいのかわからなくなっています。
毎日、仏壇に手を合わせ「助けてください」と線香をあげています。本当は、そんなことしても解決しないと思うのですが、藁にもすがる気持ちでついついやってしまいます。
西洋哲学(キルケゴール、ニーチェ)やアドラー心理学、更には、仏教に関する本、精神学の本、も少しですが読んだり、スクールカウセリングも受けました。しかし、どうも、心に響きません。
僕には夢があります。「公務員」として働きたいという思いもあり、その夢を実現できるかも不安です。
6つに分けると、「夢を叶えられるか?」「就労移行支援施設に行きたくない」「奨学金返還・年金納付」「定職に就けるかどうか不安」
「障がい者と認めたくない自分」「働いている人(TVや雑誌、本を脱している人)を羨ましく思う卑しい自分」
以上から、毎日が辛く、生きているのが嫌になって仕方ないです。毎日、「どうやったら、自殺できるか」と毎日考えています。
どうしたらよいかわかりません。長々と書いてしまいすみません。また欲張ってしまいすみません。どうか、お助けください。
奨学金を返せなくなるのではないか不安になります。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
私自身のようです
私も、障害を抱えていて、大学をやめざるを得ませんでした。
(ある学年に非常に具合が悪く、同じ学年を二回進級できないと退学になってしまうためです)
それからは、就職、恋愛等、ほんとに苦労してきました。
今でも、就労はかなり厳しいです。
障害者であることが嫌だ。
働くことが困難であることが嫌だ。
格差社会。
正社員や公務員になりたい。
でもできない。
死にたい。
みな、私自身を見ているようです。
しかし、これこそが、私を僧侶にしてくれた力でもあります。
どんなにがんばっても、苦しい。
そういうとき、仏壇に向かって、助けてくださいという。
これこそが浄土真宗の根本である、「自力無功」を知るご縁だったのだと思っています。
浄土宗や浄土真宗の「南無阿弥陀仏」とは、「苦しいです。すべてを阿弥陀さん、あなたにおまかせします」という意味ですよ。
あなたが仏壇に向かって助けて下さいといっているのは、私からみたら、立派な南無阿弥陀仏です。
将来への不安を色々と抱えておられてお悩みのご様子・・少しなりにもご参考となりましたら幸いでございます。
「夢を叶えられるか?」・・
夢を叶えるためには、その結果へと向けた因縁(原因と条件)を調えていくことが必要となります。少しずつでもできることから一日一日心掛けて努めて参りたいものとなります。公務員になるためには、まず前提として公務員試験に合格しないといけません。少しずつでも勉強を積み重ねていくことが大切になるかと存じます。
「就労移行支援施設に行きたくない」・・
自分なりに働く上でのスキルを身に着けられるような何かがあるようならば、文字通り移行のために制度を利用するだけで良いのではないだろうかと思います。スキルは別として、例えば、対人関係の構築等の訓練でもあると思うとどうでしょうか。もし、全く意味がないと思われるようでしたら、もう少し実地に、バイトやインターン等をする方が良いのかもしれません。
「奨学金返還・年金納付」・・
これはやはり収入が無ければどうにもなりません。世帯主に負担してもらうか、免除や猶予制度を利用して、一定の収入ができるまではしのぐしかありません。
「定職に就けるかどうか不安」・・
公務員の正規職員、一般企業の正社員としての採用となれば、ある程度の安定は望めることになるでしょう。でも、実際の職種・職場への適応、遣り甲斐、モチベーション・人間関係の維持等、色々なリスクはあります。夢、目標、志なども考え含めて、求職していきたいところとなります。
「障がい者と認めたくない自分」・・
皆、何らかのハンデ、悩み苦しみを大小少なからず抱えながら過ごしています。ある意味では、皆、弱い存在に過ぎません。世間で言うところの障がい区分にとらわれることも本来あまり意味がありません。皆、お互いで支え合い、助け合い、分かち合うことをしていかなければ成り立たない存在です。できないことは補ってもらって、できることで補ってあげれるように、そう思うことで良いかと存じます。
「働いている人(TVや雑誌、本を出している人)を羨ましく思う卑しい自分」・・
皆、それなりに努力して因縁を調えているからこそ、結果の出ている場合がほとんどです。結果だけを見ずに、因縁の部分を見て、それを自分なりのプラスにしていきたいところでございます。
川口英俊 合掌
使えるものはなんでも使う
拝読させて頂きました。あなたの不安な思いや不満な気持ちを読ませて頂きました。おっしゃること確かにその通りですね。世の中の不安定な様相をみているとこの先のことが不安になって参ります。
あなたの心の中での不安な思いがより次なる不安に結びついてより一層出口が見えなくなっているのではないでしょうか?報道からも世の不安を流していますがそれが余計に拍車をかけて不安を増大しているように感じます。
またあなたの中で確かに障がいについて嫌な思いあるかとは思いますが、公的に支援を受けて就業にも有利になるのであればプラスにとらえることもいいのではないでしょうか。障がいがあろうとなかろうと働き始めればやらねばなりません、仕事に対する責任が伴います。ですからまだあなたはその入り口にいるだけです。利用できるものはなんでも利用してやろうというプラスのアグレッシブなお気持ちで向かっていって頂きたいと思います。
あなたには夢がありますよね。その夢にたどり着くためには四の五の言う前にドンドン自分に有利に働くものは使って頂くべきです。これから自分の夢や道に向かっていくのですからその位の前向きな気持ちでぶつかっていってください。世の中は実際には厳しいです。人を蹴落としてもという人もたくさんいますからね。ただ人を蹴落としてという気持ちは決して持たないでください。
言い訳や理屈ではなくまず自分が前向きにできるかどうかです。あなた自身の人生ですし今わからないかもしれませんが必ずあなたを支えてくれている方も大勢いらっしゃいます。そしてこれからもいらっしゃいます。その様な方にも目を向けてしっかりと自分で立ち上がってください。
あなたの未来はこれからなんです!どうかじっくりとあなたの未来に向かっていってください。あなたがこらから未来に羽ばたいていかれることを心からお祈りし応援させて頂きます。
※奨学金制度についは恐らく政策が失敗であることを政府も分かり今後改善してかねばならないと考えている様に思います。新たな政策変更や救済措置に対してアンテナを張り相談窓口にも事前相談なさっておいた方が良いですね。そうしておけば必ずメリットありますからね。
質問者からのお礼
ありがとうございました。
お三方の意見にどんなに救われたことか。次の事を胸に生きていこうと思います。
1、どんな些細な不安にも怯えない。
これは、現状の自分では難しい事かましれません。ですが、先に進もうという努力がないと困難ではないかと思います。
2、どんな不幸も長くは続かない。
今は、不幸に感じるが、不幸の先にはきっと明るい未来が待っていると思うことにします。
3、利用できるサービスはとことん使う。
以上です。ありがとうございます。