誰も理解してくれません
母との同居は想像以上に大変で、自分で決めた事とは言え、ストレスはすぐにやってきました。その事を姉にLINEしました。姉は普段からママ友の愚痴等を頻繁に電話してくるので、聞いてくれるはずでした。日常の大変さをかきました。既読になりましたが、送信から5日になりますが返事はきていません。妹が母の面倒を見ているのに、労いさえありません。信じられなく、笑えなくなってきました。助けて下さい。
いくら頑張っても私は認めてもらえない やっているのに、やっているように思われない 要領が悪い 私の愚痴は、認めてもらえない気がします
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分のなかの感謝のこころをそだてる。
おつらいこととお見舞い申し上げます。
仏教において、求めても得られないという苦しみは、
お釈迦さまの時代から存在しています。
求不得苦(ぐふとくく)といいます。
わたしの苦しみを誰かにわかってほしい。
こんなにわたしは務めているのに。
小生も数年ほど前、祖母の介護に自分の母と一緒に
向き合いました。
そのときあなたと同じような思いを抱いた事があります。
同じようにストレスがたまりました。
これではいけない!そう思いました。
全てを逆転させよう!と思いました。
すなわち「やってあげてる」という思いではなく、
「お世話をさせて頂き、有難い」
という思いであります。
祖母の生活にこちらを合わせ、感謝の思いで務めました。
祖母は認知症でしたが、最初は大変でした。
しかし、みなが笑顔で介助していたら、祖母自身の
表情も変わってきました。
そしていつも「おかおをふかせて頂いてありがとうね」とか
言っていたら、「ありがとうございます」と返ってきました。
うれしかった。
こころからうれしかったことを思い出します。
感謝に満たされたこころには、他になにも入ってきません。
すなわちあなた様の今の苦しみから抜け出るには、
「感謝のこころ」を育てることが大切だと感じます。
そうは言っても
「わかっちゃいるけど、とても無理」だと思われるはずです。
しかしそれしか苦しみを抜け出る道はないのだとしたら。。。
その道を歩むしかないのではないかと思います。
ですから少しづつ。自分の最小限度でいいと思います。
相手が「なにかをしたから」ではなく、
「わたしがさせて頂いてありがたい」と思えることを一つ。
生活のなかにつくってみてください。
お姉さまにも同じことです。
LINEで返事が返って来なくても「だまって見守ってくれてありがとう」
でいいのです。
あなたに任せたのです。あなただから大丈夫だと思ったのです。
いわば信頼です。
その信にまず感謝をしてみる。(本音と建て前では違うかもしれないけど)
なにかがすこしづつ変わっていくと思います。
求めても得られないなら、最初から求めない。
そして逆に、こちらから、見返りを求めない感謝を与えていく。
本当に苦しみから抜け出したいのならば、
その道しかないと思います。
あなたと、御家族皆様が、やすらかとなりますように。
さちあれ。さちあれ。合掌
ただ
認知症の親御さんのお世話をしていると時々、何故?何度も同じことをしているかのような気になるため、不条理さを感じます。
本当は同じことを言っているようでも、毎回声の温度も、接し方も、角度も違うのです。
「なぜ?なんのために?」という問いに対して難しい、カッコいい理屈なんていりません。
あなたの為にではなく、あなたと共にという答だってあれば、報恩という答もあれば、「ただ。(只管)ただ。」という答だってあるのです。
「イヤだなあ」という気持ちも時には起こってしまうかもしれませんが、チョット角度を変えれば、本当に人間はそういう暖かい気持、柔軟な脳内回路を働かせることが今日から、今からできます。
最初から認められたい、承認されたい、家族だったら理解して当然、手伝って当然、というより視点を変えてみましょう。
「やらなきゃいけないこと」「義務」ではなく「小さい頃からお世話になったお母さんとゆっくり過ごせるということをただ楽しもう」などと。
「何で何で何で私だけこんな苦しい思いをしなきゃいけないの!?」とイライラした気持ちでやるとお母さんへの報恩行にもなりません。心が他の理想的環境を求めている自分に目を向けましょう。
いずれにせよ誰か家族がみなきゃいけないこと。
結婚した相手の家族の面倒を相手の家族側が誰も観なかった人を数人、最後まで看取った女性は私の妻にこう言いました。
「絶対にやり切りなさい。必ず、顔をあげて生きられるわよ。そういうものなのよ。」
お姉さんにはそれなりの事情があるでしょうし、お姉さんとお母さんとの何らかの円滑でない関係もあるのかもしれません。あなたが今お母さんのそばにいて差し上げる事でお母さんは家族以外の誰かに身を任せる不安も無く、家族の間だからこそ言わずともとてもとても安心しています。
カタい心を柔らかくあたたかくして、只一緒にいて、ただ、お母さんが出来なくて困っている事に力を注いで差し上げてください。
質問者からのお礼
有難うございます。心から、有難うございます。
まず読んで頂けた事、そしてご丁寧なお返事を書いて頂けた事で心がすーと楽になるのを感じました。
聞いて頂き、本当に有難うございます。
おっしゃる通りだと思いました。
ストレスを感じていると心で思う度に、自己嫌悪を感じていました。
姉に愚痴を書いて、返信が無い事で、自分を否定されている気持ちになり、送信した事を後悔していました。
大切な母の面倒を、嫌々やっていると思われたのではないか、と、送信したLINEを削除したい気持ちでした。
姉がどう感じて何故返信してこないかはわかりません。
でも、おっしゃる通り、私に任せている事をプラスで考えてみようと思います。
そして母との日常を、楽しんでみようと思います。
少しずつ暖かくなってきたので、具合も良くなると信じて、母の笑顔を増やしてみようと思います。
一緒に過ごせる安心感に感謝していこうと思います。
有難うございました。
こんなに気持ちが楽になるとは思ってなかったです。
聞いて下さり、優しいお言葉を頂き、心から感謝致します。
本当に有難うございました。
さちあれと言う言葉を言って頂いたのは人生で初めてです。
嬉しい気持ちでいっぱいです。