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回答数回答 1
有り難し有り難し 14

苦しいです。

痛みのせいで起き上がれず、寝たきり状態。
手足もすっかりやせ細ってしまいました。

人に迷惑かけてまで生きる意味はあるのでしょうか?

何のために生かされているのかわかりません。

元気になりたい…


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分の手で押し開けなければならない扉

突然の病魔に襲われ、術後半年間の状況について綴られた投稿を読ませていただきました。
「人に迷惑を掛けて生きる意味」は、病に苦しむ大勢の患者さんを、医療事務の立場からサポートされてきた貴方が一番よく分かっているはずですよ。

過去の投稿の内容から察すると、お勤めの病院で手術、そしてその後の診察を受けていらっしゃるのでしょうか。一般の方なら病院探しから始めなければならないところを、身を委ねられる先があるということは、長年勤め上げられたからこその恩恵でもありますよね。私も30年近く病院勤め(リハ科)でしたので、そんな有難味が知らぬ間に当たり前のようになっていました。

1~2年の長いスパンで経過観察を要するケースもあるとのことですから、その覚悟を持って、貴方の職場(或いは、貴方と関係のない別の病院だったとしても)を信頼し、加療効果と身体の自然治癒能力を信じて、主治医の医師の所見に身を委ねることです。もちろん、セカンドオピニオンという選択肢は、貴方の権利として行使される可能性も念頭に置いて。

突然に降り注いだ厄難に、追い立てられるように人生の総括を強いられた患者さんを大勢見てきました。恐らく貴方も、事務の立場から同じような経験をされているでしょう。
でも、この罹患によって、貴方の人生が一気に押し潰されてしまう訳じゃない。この病気は貴方にとって、大好きな今の仕事を続けていくため、お嫁さんになって家庭をもって、そして我が子を抱くために、自分の手で押し開けなければならない扉なのだと思います。

リハビリの担当だったある難病患者さんは、「患難は忍耐を生み出し、忍耐は練達を生み出し、練達は希望を生み出す。」という新約聖書の一節を、私に紹介してくれました。
私達は、貴方をその痛みから解放してあげられないけれど、忍耐強く病と共に生きる貴方に寄り添うことは出来るでしょう。
生きる意味を見失わないで。

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有り難し
おきもち

初めまして。桑木茂光と申します。 大阪最北端に位置する能勢町にございます...
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質問者からのお礼

お礼、遅くなり申し訳ありません。
とても暖かく、心に響きました。
なかなか良くなれず、心が折れそうな毎日ですが、生きぬこうと思います。それでもたまにダメだ…と思ってしまう時がありますが。。。
自然治癒力を信じてもう一踏ん張り!

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