おみくじの言葉
今年の初詣におみくじを引きました。
そこには出産のところに『産後危うし』というような文が書いてありました。(お寺で結んできてしまったので少し違うかもしれません。)
今、妊娠10ヶ月で出産を控えています。
ずっとこのおみくじの言葉が気になっておりました。
生まれてくる赤ちゃんや私の命に関わる事なのでしょうか?
おみくじなので信じる信じないは自分次第なのかもしれないのですが正直なところ不安でいっぱいです。
今回の妊娠で子宮頸癌の検査にも引っかかっています。
危うしという言葉がすごく気になっております。
おみくじの危うしはどういう意味になりますでしょうか?
こんなご質問をしてしまいスイマセン。
よろしくお願いします!
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
占い、おみくじ、など一切信じないことです。
何十年も前は、妙に迷信深くて、ことあるごとに、
有名な神社仏閣に御祈願させていただいてました。
全国の津々浦々主要な神社仏閣は、
ほとんどまわらせていただき、その都度、
必ずおみくじを引いていましたよ。
必ずセットで、おみくじを引き、
これこそが、神仏のご託宣とばかり、一喜一憂したものです。
大吉だと大いに喜び、大凶が出ると落ち込む。
そんなことを40年くらい繰り返していると、
いい加減辟易としてしまうものです。
何故かって?当たらないからです。
ホントに当たりませんでした。
結論からいいますと、当たるも八卦、当たらぬも八卦。
じゃなんで、おみくじがあるのか?
昔、神社やお寺では、富くじを販売していましたよね。
そうしないと、維持できないのです。
経営上の理由だと思っています。
しかし、これだけは言えます。
絶対に神仏はまします。いらっしゃいます。
信じて、信じ切って生きていく。
常に感謝の気持ちをもって生きる。
そうすると、自然と災難は去って、いいことばかり、
幸せなんです。
大丈夫。あなたは、必ず健康なお子さんを生みます。
そして幸せにご家族で暮らしていくんです。
そう信じてください。
神仏にお礼参りを欠かさないことです。
占いは予言ではない
東洋の占いの本家は古代中国、周の文王が整理した易(エキ)です。この易には非常に面白い言葉があります。
>よく易を修める者は占わず
なんと占いを極めた人は占わないのだそうです。どういうことでしょう?
そもそも、「ぜんぶ私が不甲斐ないから…」とか「どーせあいつが本気でやらなかったからだろ」というように、人間の内側のことばかり考える国民に「イヤ、物事はそんな単純じゃないから。時期の問題とか環境の問題とか、人間の頭じゃ理解しきれないくらい複雑に絡みあって物事は起きるんだよ。」と教育しようというのが周の文王の目的でした。現代の心理学でも、人には「何かあったらとりあえず人間性のせいにする傾向がある。これを根本帰属エラーと呼ぶ」と言っています。
それを止めさせて客観的な考え方を身につけるキッカケとして、占いは生まれたのです。そして客観的な考え方が身に付き、株の達人が世界情勢や気象条件、会社の状態などなど、全方向から物事を分析するような感じで世界が見えてくると、もう占いという動作は必要なくなりますよー…ということです。
ですから、西洋のタロットとかは知りませんが、東洋の占いは『予言ではない』と心得てください。占いを予言的に受け取ってしまったら本末転倒なのです。周の文王も思わずため息をもらします。
では「危し」をどう読むか?「不幸がある」という予言で読んではいけません。「ご用心」と読みましょう。正しい情報を学び、正しい生活をすれば不安は無くなります。お坊さんも占いに対して正しい情報を学び、正しい信仰生活をエンジョイしていますので占いごときで右往左往しません。要するにこの機会に産後や子宮頸癌についてより一層学びましょうぞということです。
さぁ、パトカーじゃねぇんですからお坊さんトコでフアンフアン言ってないで、助産師さんのトコや本屋さんのコミックエッセイのトコにGO!
根拠のない情報に振り回されないで
ちょこぱさん
占いとかおみくじとか、自分にとって都合の悪いことが書いてあると気になりますよね^ ^
私はあまり気にする方ではなく、楽しみ娯楽の1つとして楽しみとしておみくじとか引きます。
内容的に言えることは、捉え方でどうとでもなります。出産自体誰もが命がけです。そして、生まれてくる赤ちゃんもはじめは体が弱いので気を使ってあげないと、風邪をひいたり熱を出したりします。危しといえば危ういのです。
気にしなければ素直に受け入れ過ぎていくことも変に意識することで、ネガティヴ思考で不安を作り上げます。
おみくじを気にすることより、あなたの今の体調をしっかり管理し万全で出産に臨めるようにすることが何より重要です。周りの根拠のない情報に振り回されないよう、地に足つけて、元気な赤ちゃんを産んでください。